第77回 小江戸川越ハーフマラソン応援演奏パイオニア吹奏楽団

コラム

2015年 11月 2日

11月になり、秋も一段と深まってきました。「芸術の秋」でもあり「スポーツの秋」でもあるこの季節は各種のイベントで盛り上がりますね。

さて、そんな「スポーツの秋」にふさわしく、当団が練習拠点としている川越市では毎年11月下旬に「小江戸川越ハーフマラソン」が開催されています。「小江戸川越ハーフマラソン」ではコースがハーフマラソンから約4kmのものまで設定されており、約1万人のランナーが参加します。2010年から始まったまだ歴史の浅い市民マラソンではありますが、折からのマラソンブームもあり、今では川越市の一大イベントになっています。

「小江戸川越ハーフマラソン」が始まる前のリハーサルの様子

当団では昨年、川越市から会社を通じて「小江戸川越ハーフマラソン」の応援演奏の依頼が初めて舞い込みました。当団の練習拠点でもあるパイオニア川越事業所の近くがコースになっていることも依頼の背景にあります。検討の結果、当団としても日頃の練習の成果を披露できる場が1つ増えるだけでなく、会社としても地域貢献できる機会であるため、快く受諾しました。もちろん演奏はランナーたちにとって励みにもなることでしょう。正に「芸術の秋」と「スポーツの秋」の融合の場といえます。

選曲は「アフリカン・シンフォニー」や「おどるポンポコリン」など、スポーツの応援ではよく使われる曲を中心に行いました。誰でも聞き馴染みがあり、かつノリのよい曲というのが選ぶ際のポイントです。全部で5曲用意し、それをマラソンの最中にリピートするという形で当日に臨みました。

当日は朝早くから楽器の運搬や場所の設営などから始まりました。パイオニアのロゴが入ったノボリもしっかりと立て、アピールにも余念はありません。当然のことながらマラソンが始まる前にリハーサルも行います。ランナーたちにどのように聞こえるかも確認しますが、屋外のため気温や風などが演奏に影響するのもホールなどでの演奏とかなり異なるところであり、そういった点では屋外の演奏の方が気を使うことが多いといえます。

一生懸命走るランナーたちに向かって演奏

マラソンが始まると、前を次々と駆け抜けていくランナーたちに向かって演奏します。一生懸命に走るランナーたちの姿を見ると、演奏する方も自然と気合が入ってきます。演奏の場所は給水所の近くだったのですが、ランナーたちにとって給水所が文字通り給水を得られる場だとすると、当団の演奏はさしずめ「心の給水」を得られる場といったところでしょうか。ちょっと大げさな表現だったかもしれませんが、ともあれ初めての応援演奏は滞りなく終えることができました。

当団では今年も11月29日開催予定の「小江戸川越ハーフマラソン」の応援演奏を行います。もし近くにお住まいの方がいらっしゃったら、当団と共に沿道で応援をしてみては如何でしょうか。当団もゴールへ向かって必死に走るランナーたちに「心の給水」が届けられるよう、しっかりと練習して当日の演奏に臨みたいものだと思います。

文責:磨墨

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