従業員とともに

社員と組織のあるべき姿

従業員と会社のエンゲージメントを重視し、多様な社員が自律的に活躍できる環境をつくります。

パイオニアグループは社員と組織のあるべき姿として「従業員と会社のエンゲージメントを重視し、自律的な成長を促す環境づくり」の実現に向け取り組んでいます。
世界中の多様な社員たちが、公正な競争の中で自律的にチャレンジし人的資産価値を向上できるよう、動機付けと成長の機会、環境の提供を行うことで企業価値の向上を図っていきます。そのため、2020年より定期的に従業員エンゲージメントサーベイを実施し経営および人事施策のレビューに活用しています。

人権の尊重

パイオニアグループは、「パイオニアグループ企業行動憲章」のなかで、「人間尊重にもとづいた企業活動をめざす」ことを謳っています。社員一人ひとりがいきいきと働くことができるよう、快適で安全な職場環境の実現を目指すとともに、雇用と労働において人権を尊重し相互に敬愛しながら、公平・公正に配慮した、透明性の高い仕組みづくりに取り組んでいます。

  • 差別の禁止
  • ハラスメント行為の禁止
  • 労働災害の防止
  • 児童労働・強制労働の禁止
  • プライバシーの保護
  • 法令遵守の徹底

パイオニアグループ規程「人事管理基本規程」から

多様性の重視

パイオニアは、企業ビジョンの実現に向け、年齢・性別・国籍に関わらず、プロ意識を持った多様性に富んだ社員がイキイキと働き、新しい価値を創造できる風土づくりに取り組んでいきます。

女性の活躍推進

2024年3月末の女性管理職比率は5.2%です。2033年3月末までに女性管理職比率を10.0%にすることを掲げています。引き続き以下の取り組みを通じて、女性の社員の一層の活躍やキャリア自律を推進していきます。

  • ①女性社員のキャリア形成への意識醸成プログラム実施
  • ②ダイバーシティに関する研修プログラム実施

女性管理職比率の推移(パイオニア株式会社)

障がい者の雇用促進

パイオニアグループは、企業の社会的責任を果たすとともに、多様な人材の活用を図っていくために、障がい者雇用の取り組みをこれまで積極的に行ってきました。今後も積極的に障がい者雇用を推進し、グループ全体で職域の拡大に努めていきます。

障がい者雇用率の推移(パイオニア株式会社)

育児・介護と仕事の両立支援

パイオニアは、社員の育児・介護と仕事の両立支援のための取り組みを積極的に推進しています。
育児との両立においては、育児休職に入る社員やその上司に対する研修や休職中の情報共有、職場復帰に向けたプログラムの整備など、積極的な支援を行っています。
また育児・介護の制度を解説するリーフレットの配布やセミナー実施を通じて、社員の育児・介護に対する理解を促進し、育児・介護による離職を避ける取り組みを行っています。

各種制度の利用者数(出向者を除くパイオニア社員)

(人)

  2020年
3月期
2021年
3月期
2022年
3月期
2023年
3月期
2024年
3月期
育児休職制度 33(4) 21(7) 22(4) 19(11) 24(20)
介護休職制度 0(0) 0(0) 1(1) 1(0) 0(0)
育児・介護のための短時間勤務制度 68(3) 72(2) 63(3) 59(1) 54(1)

( )内は男性利用者数(内数)、休職者は期中人員、短時間勤務は期末人員

人材育成

パイオニアでは、社員を雇用し、マネジメントする上で基準となる考え方・方針であり、人事制度や人事施策を企画・運用する際の判断基準となるものとして「人財マネジメントポリシー」を定めています。

人財マネジメントポリシー

「安定/平等から、チャレンジ/競争へ」

~成長したい人財が成長しやすい環境を整備~

これまでの従業員満足度を重視した平等で安定した環境づくりから、
より従業員と会社のエンゲージメントを重視し、
公正な競争からうまれる自律的なチャレンジを促す環境づくりへ

自分自身(現状維持バイアス)との競争 = Self Management

パイオニアでは多様な人材の活躍を支援する教育プログラムを豊富に用意しています。
業務に必要なスキルの習得はもちろん、ライフステージに合わせたキャリア教育や自己啓発プログラムで、社員が自律的に成長する機会を提供し、キャリア形成を支援します。

主な取り組みや制度

理解促進

  • 企業倫理研修
  • コンプライアンス研修
  • ハラスメント研修
  • 育児/介護リーフレット

キャリア支援

  • メンター制度
  • キャリアアセスメント制度
  • キャリアデザイン研修
  • ジュニアリーダー制度

自律的な学びの場

  • チャレンジ研修
  • どこでもチャレンジ研修
    (社外講座)

  • 語学研修

働き方に柔軟性を持たせる制度施策&Well-beingの推進

社員が働きやすく、活躍しやすい職場を実現するため、パイオニアでは柔軟な働き方や、休暇の取得しやすさを実現するための制度を導入しています。
2020年以降は、それまで育児・介護事由のある社員のみに適用していた在宅勤務制度を全社員へ拡大、在宅勤務手当の支給、在宅勤務に関するeラーニングの実施など、積極的な制度活用を推進しています。
上記に加え、2023年8月よりWell-being(仕事もプライベートも充実した幸福な暮らし)を推進するために、5つの施策を実施しています。

  1. 1. 休憩時間の活用(エクササイズの推奨)
  2. 2. 勤務間インターバル時間の見える化
  3. 3. 遠距離出社の許可による単身赴任解消
  4. 4. 男性社員の育休取得の推進
  5. 5. 確定拠出年金教育の実施(正社員向け)

パイオニアの働き方・休み方の選択肢

  • フレックスタイム制
  • フレックスバケーション(5稼働日連続の有休)
  • 有休・半休
  • 短時間勤務制度(育児・介護)
  • 時間単位有休
  • リフレッシュ休暇(35歳・45歳・55歳での長期有休)
  • 在宅勤務制度

社員の心と健康のサポート

パイオニアは、社員の健康管理を、安全衛生面のみならず、人と企業を成長させるための経営の重要な課題として捉え、各種の施策に取り組んでいます。とりわけメンタルヘルスケアは予防中心型の取り組みを推進し、社員を対象としたセミナーの開催、啓発を目的としたリーフレットの配付、健康管理室の充実、さらに「メンタルヘルス職場復帰プログラム」など、様々な施策を展開しています。また、治療と仕事の両立支援も大切なテーマであると考えています。

パイオニアの健康管理に関する施策

  • メンタルヘルス研修の開催
  • メンタルヘルス職場復帰プログラム
  • 産業医による各種健康セミナーの開催
  • 産業医による面談・相談
  • 有休取得の促進

安全衛生への取り組み

パイオニアは、社員が安心して働くことができる、安全で衛生的な職場の確保に取り組んでいます。

安全衛生に対する基本的な考え方

パイオニアでは、「安全と健康を守ることはすべてに優先する」を安全衛生に対する基本的な考え方として、パイオニアグループ全体を統括管理するグローバル安全衛生委員会を中心として、社員のみならずパイオニアに関わるすべてのステークホルダーの方々を対象に安全衛生活動に取り組んでいます。

グローバル安全衛生委員会

安全衛生に関しては、各社、各事業所ごとに取り組んでいましたが、グループ全体でより高い活動を行うために、2018年6月に社長直轄のグローバル安全衛生委員会を立ち上げました。グローバル安全衛生委員会は「快適で安全な職場環境の実現」と「危険または健康障害を防止」することを目指して、グループ規程の整備、グループ各社・各拠点での安全衛生に関する取り組み状況の確認、教育コンテンツの提供支援などを行います。また、年2回(春・秋)開催される委員会では、安全衛生の重要性をより深く意識付け、共有するとともに、情報交換を通してお互いに取り組みレベルの向上に努めます。