パイオニアグループは、社会の持続可能(サステナブル)な発展貢献するために、優先的に取り組むべきテーマとして、マテリアリティ(重要課題)を特定しています。 当社のこれまでの環境・社会への取り組みを事業戦略と結び付け、2021年3月期にマテリアリティを特定しました。 その後、外部環境の変化などを踏まえ、複数のステップを経て新たに4つのマテリアリティに見直しました。 この見直しは2024年5月に取締役会へ上申し、正式に承認を得ました。

新たに特定したマテリアリティは以下です。
マテリアリティに関する取り組み状況を定期的に監視し、改善につなげています。
各項目の取り組み実績は以下のとおりです。
| マテリアリティ | 取り組み | 2025年3月期の実績 | 関連するSDGs |
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| 安心・安全で快適な移動の実現 | 安全運転支援の推進となる通信ドライブレコーダーの契約者数の拡大 | ||
| ナビゲーションモデルに搭載している安全機能を市場に積極的に提案 | |||
| 車両管理・ドライバー管理に従事する管理責任者及び経営者に対し、社有車利用の『仕組み化・定着化・効率化』を支援するフリートマネジメントサービスを提供 |
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| ナビゲーションモデル、ディスプレイオーディオモデルに搭載している「運転中のドライバーに負担をかけない、カンタンで使いやすい操作性」を市場に積極的に提案 | |||
| 産学連携プロジェクトを通じた次世代車載HMIソリューション※1を創出し積極的に提案 | |||
| OEMとの先行開発活動を通じ、コアアセット技術を提供した実証実験を推進する中で、モビリティソリューションを積極的に提案 | |||
| カーボンニュートラルへの貢献 | EV向け機能やエコ機能を搭載したクラウド型ナビゲーションアプリを次世代車載器向けに積極的に提案 | ||
| 音質と小型/軽量化を両立した次世代サウンドシステムを積極的に提案 |
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| 2031年3月期の自社からのCO2排出量を2021年3月期比42%削減(国内・海外) | 再エネ導入拡大など排出量削減施策を実施 第三者検証取得範囲を拡大※2 |
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| 製品・サービスのライフサイクルにおけるCO2排出量の目標設定および継続的な削減 | SBTi短期目標の認定受領 (2025年4月) |
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| 多様な人材育成 | 多様な人材を育成するための研修プログラムの実施 | マネジメント系プログラム開催、エンゲージメント調査での教育制度スコアの上昇 |
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| 多様な人材が活躍できるような環境整備 | 女性活躍を推進するためのWG活動等。 エンゲージメント調査の関連スコアの上昇 |
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| デザイナーの創作活動を通じた社会貢献活動 | 小学生を対象にしたUXデザインワークショップを実施 |
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| グローバル安全衛生の取り組み | 休業労災防止のための取り組み |
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| ガバナンス強化 | リスクマネジメントの取り組み* | 継続的に取り組み実施 |
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| CSR調達の充実 | CSR調達ガイドラインの周知、 CSR取り組み評価活動 |
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| パイオニアグループ行動規範や各種法令に対するコンプライアンス意識の向上を通じて、顧客の安心を最優先にする企業風土を醸成 | 国内グループ会社でコンプライアンス eラーニング実施 |
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海外グループ会社でコンプライアンス eラーニング実施 |
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| プライバシー規制への対応方針の整備、周知徹底を通じて、顧客の安心を確実なものとする仕組みを構築 | プライバシー規制対応をテーマに含む 従業員教育の実施 |
評価: 目標達成
ほぼ達成 あるいは 継続取り組み
実績なし
HMI(Human Machine Interface):人間と機械が情報をやり取りするための手段や、そのための装置やソフトウェアなどの総称です。
2024年3月期データのスコープ1・2において、生産工場中心に主要8拠点のGHGデータ第三者検証を取得済みです。
*は、パイオニアの取り組みです。それ以外はパイオニアグループの取り組みです。