マテリアリティと実績

マテリアリティの
特定プロセス

パイオニアグループは社会の持続可能(サステナブル)な発展に貢献するために、優先的に取り組むテーマとして、マテリアリティ(重要課題)を特定しています。

マテリアリティの特定

当社のこれまでの環境・社会への取り組みを事業戦略と結び付け、2021年3月期にマテリアリティを特定しました。

Step 1 抽出 当社の事業活動とその他の取り組みをSDGsと照合し、関連性のあるものをリストアップ。Step 2 分析 グループの動向やステークホルダーからの期待・要望(ISO26000、Society5.0、社外評価)とパイオニアグループの中期経営計画を踏まえて分析。Step 3 特定 分析結果をもとに、CSR委員会(委員長:代表取締役)において議論し、マテリアリティを特定。取締役会へ上申し、承認。

Step 1 抽出 当社の事業活動とその他の取り組みをSDGsと照合し、関連性のあるものをリストアップ。Step 2 分析 グループの動向やステークホルダーからの期待・要望(ISO26000、Society5.0、社外評価)とパイオニアグループの中期経営計画を踏まえて分析。Step 3 特定 分析結果をもとに、CSR委員会(委員長:代表取締役)において議論し、マテリアリティを特定。取締役会へ上申し、承認。

パイオニアグループの
マテリアリティ

特定したマテリアリティをCSV視点、ESG視点でまとめました。

CSV視点

事業を通じて社会課題解決への
貢献につながるテーマ

  • 事故リスク削減
  • 人手不足・ラストワンマイル問題解決
  • 移動時の情報過多・複雑化解決
  • 高齢化・グローバル社会における
    移動支援
ESG視点

経営の基盤となるテーマ

  • 持続可能な地球環境への貢献
  • お客様満足・製品安全
  • 人材育成
    (イノベーション人材・社会貢献意識)
  • 安全衛生・リスクマネジメントへの
    取り組み
  • 健全な企業風土・経営基盤の確立
  • 責任あるサプライチェーン

取り組み実績

マテリアリティに関する取り組み状況を定期的に監視し、改善につなげています。
各項目の取り組み実績は以下のとおりです。

マテリアリティ 取り組み 2023年3月期の実績 関連するSDGs
事故リスク削減 安全運転支援の推進となる通信ドライブレコーダーの契約者数の拡大 ほぼ達成 あるいは 継続取り組み 3 すべての人に健康と福祉を11 住み続けられるまちづくりを17 パートナーシップで目標を達成しよう
ナビゲーションモデルに搭載している安全機能を市場に積極的に提案 ほぼ達成 あるいは 継続取り組み 3 すべての人に健康と福祉を9 産業と技術革新の基盤をつくろう
人手不足・
ラストワンマイル問題解決
車両運行業務に関わる様々な課題解決を支援する物流・配送業界向けのソリューションの推進 ほぼ達成 あるいは 継続取り組み 3 すべての人に健康と福祉を7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに8 働きがいも経済成長も11 住み続けられるまちづくりを17 パートナーシップで目標を達成しよう
移動時の情報過多・
複雑化解決
目線移動・画面操作を必要としない運転状況に合わせた最適情報提供による、利便性向上と危険リスク低減により事故防止につながるデバイス・サービスの販売拡販 ほぼ達成 あるいは 継続取り組み 3 すべての人に健康と福祉を9 産業と技術革新の基盤をつくろう11 住み続けられるまちづくりを
ナビゲーションモデル、ディスプレイオーディオモデルに搭載している「運転中のドライバーに負担をかけない、カンタンで使いやすい操作性」を市場に積極的に提案 ほぼ達成 あるいは 継続取り組み 3 すべての人に健康と福祉を9 産業と技術革新の基盤をつくろう
高齢化・グローバル
社会における移動支援
多様化するドライバーニーズと様々なモビリティシーンにおいて、誰もが安全に快適に移動可能な車載HMI※1ソリューションを提供 目標達成 3 すべての人に健康と福祉を17 パートナーシップで目標を達成しよう
GUI※2領域においてユニバーサルデザイン対応の向上を目指す ほぼ達成 あるいは 継続取り組み 10 人や国の不平等をなくそう11 住み続けられるまちづくりを
音声ユーザーインターフェースのユニバーサルデザインを向上 ほぼ達成 あるいは 継続取り組み 10 人や国の不平等をなくそう11 住み続けられるまちづくりを
OEMとの先行開発活動を通じ、コアアセット技術を提供した実証実験を推進する中で、モビリティソリューションサービスの創出 目標達成 3 すべての人に健康と福祉を17 パートナーシップで目標を達成しよう
持続可能な
地球環境への貢献
2030年3月期の自社からのCO2排出量を2018年3月期比30%削減(国内・海外) 目標達成
CO2排出量の削減
12 つくる責任 つかう責任13 気候変動に具体的な対策を
製品・サービスのライフサイクルCO2排出量の削減 目標達成
LCA機種の選定および算出活動を継続
9 産業と技術革新の基盤をつくろう13 気候変動に具体的な対策を
製品・サービスによる貢献量を見える化 ほぼ達成 あるいは 継続取り組み
情報の開示
9 産業と技術革新の基盤をつくろう13 気候変動に具体的な対策を
お客様満足・製品安全 「モノxコト」の品質保証確立 目標達成
新プロセスの構築、運用開始
12 つくる責任 つかう責任
人材育成
(イノベーション人材・
社会貢献意識)
自律的成長機会の創出により、イノベーション人材を育成 目標達成
社員エンゲージメント調査の実施と
結果のフィードバック、改善活動の促進
3 すべての人に健康と福祉を4 質の高い教育をみんなに5 ジェンダー平等を実現しよう8 働きがいも経済成長も10 人や国の不平等をなくそう
目標達成
イノベーション推進のため、一部組織の
コラボレーションオフィスへの移転
社会貢献意識の高い人材の育成 ほぼ達成 あるいは 継続取り組み
キッズアイデアソンなどの
新規取り組みの実施
4 質の高い教育をみんなに
安全衛生・
リスクマネジメントへの取り組み
グローバル安全衛生の取り組み ほぼ達成 あるいは 継続取り組み
休業労災防止のための取り組み
3 すべての人に健康と福祉を8 働きがいも経済成長も13 気候変動に具体的な対策を
リスクマネジメントの取り組み ほぼ達成 あるいは 継続取り組み
継続的な活動検討
3 すべての人に健康と福祉を8 働きがいも経済成長も13 気候変動に具体的な対策を
責任ある
サプライチェーン
主要取引先とのCSR調達に関する覚書取り交わしの推進 ほぼ達成 あるいは 継続取り組み
新規取り組みの検討
5 ジェンダー平等を実現しよう12 つくる責任 つかう責任
健全な企業風土・
経営基盤の確立
パイオニアグループ行動規範や各種法令に対するコンプライアンス意識の向上を通じて、顧客の安心を最優先にする企業風土を醸成 目標達成
国内グループ会社でコンプライアンス
eラーニング実施
16 平和と公正をすべての人に
目標達成
海外グループ会社でコンプライアンス
eラーニング実施
プライバシー規制への対応方針の整備、周知徹底を通じて、顧客の安心を確実なものとする仕組みを構築 目標達成
国内グループ会社でプライバシー規制対応を含むコンプライアンス
eラーニング実施
16 平和と公正をすべての人に
目標達成
海外グループ会社でプライバシー規制対応を含むコンプライアンス
eラーニング実施

評価: 目標達成 目標達成  ほぼ達成 あるいは 継続取り組み ほぼ達成 あるいは 継続取り組み  実績なし 実績なし

HMI(Human Machine Interface):人間と機械が情報をやり取りするための手段や、そのための装置やソフトウェアなどの総称です。

GUI(Graphical User Interface):画面上に表示される情報や操作の総称です。この場合、カーナビゲーション製品などの「画面デザイン」全般を意味します。

*は、パイオニアの取り組みです。それ以外はパイオニアグループの取り組みです。