私たちは、一人ひとりがいきいきと働くために、以下の視点で活動しています。
パイオニアグループは、企業ビジョンに掲げた、“街でも家でも車でも、笑顔と夢中が響き合う”の実現に向け、「会社・社員・風土」の関わりの中で「夢中で楽しく仕事をしている」、「自分の楽しみ、成長が会社の成長に繋がっている」、「迅速に勇気を持って決断し、失敗を恐れず高い目標にチャレンジしている」、「世界中の多様な社員が自由な発想を持ち、本音で話し合っている」、そのような姿を目指しています。
パイオニア株式会社「社員行動指針」から
パイオニアグループは、「パイオニアグループ企業行動憲章」のなかで、「人間尊重にもとづいた企業活動をめざす」ことを謳っています。社員一人ひとりがいきいきと働くことができるよう、快適で安全な職場環境の実現を目指すとともに、雇用と労働において人権を尊重し相互に敬愛しながら、公平・公正に配慮した、透明性の高い仕組みづくりに取り組んでいます。
パイオニアグループ規程「人事管理基本規程」から
パイオニアは、企業ビジョンの実現に向け、年齢・性別・国籍に関わらず、プロ意識を持った多様性に富んだ社員がイキイキと働き、新しい価値を創造できる風土づくりに取り組んでいきます。その実現のために、「女性の活躍」「ミドルシニアの活躍」を企業戦略における重要な課題のひとつと位置づけています。「女性の活躍」については、2021年3月末までに女性管理職比率を3.8%にすることを目標にしており、2020年4月末の女性管理職比率は3.8%でした。
女性管理職数および基幹職数推移(出向者を含むパイオニア籍社員)
パイオニアグループ社員数推移
パイオニアは、社員の仕事と育児・介護の両立支援のための取り組みを積極的に推進しています。
育児との両立においては、厚生労働省より付与される次世代認定マーク(愛称「くるみん」)を2007年から継続して取得。介護との両立においては、介護離職を避けることを目的に、介護セミナーの実施を行っています。
また、両立支援制度の理解と、制度を利用しようとする人に対するハラスメントの防止を目的にeラーニングや社員アンケートを実施し、両立に向けての環境整備をしています。
各種制度の利用者数(出向者を除くパイオニア社員)
(人)
2016年 3月期 |
2017年 3月期 |
2018年 3月期 |
2019年 3月期 |
2020年 3月期 |
|
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育児休職制度 | 47(7) | 42(2) | 19(0) | 36(1) | 33(4) |
介護休職制度 | 1(1) | 0(0) | 0(0) | 0(0) | 0(0) |
育児・介護のための短時間勤務制度 | 77(5) | 74(5) | 82(4) | 90(4) | 68(3) |
( )内は男性利用者数(内数)、休職者は期中人員、短時間勤務は期末人員
統合第1期行動計画(2018年4月~2021年3月)
(育児・介護共通)
パイオニアは、豊かな価値ある人間関係を組織の中に積極的に作り出し、社員のキャリア設計や成長にプラスの影響を与える活動として、2007年9月からメンター制度を導入しました。女性管理職21人を対象にスタートしたこの制度は、現在では対象を幹部候補者および女性新人社員としています。
女性活躍支援 活動の三本柱
意識改革(相互理解)
階層別/性別/職種別
支援プログラム
管理職支援/社員活躍支援/両立支援/役員からの支援
女性配置増員計画(活躍指数)
採用/管理職数/幹部育成/離職率低減/職域拡大
パイオニアは、企業の社会的責任を果たすとともに、多様な人材の活用を図っていくために、障がい者雇用の取り組みをこれまで積極的に行ってきました。今後も積極的に障がい者雇用を推進し、グループ全体で職域の拡大に努めていきます。
障がい者雇用の推移(パイオニア株式会社)
パイオニアは、社員の健康管理について、安全衛生面での配慮のみならず、人と企業を伸ばす視点において経営の重要な課題として取り組んでいます。とりわけメンタルヘルスケアは予防中心型の取り組みを推進し、従業員を対象としたセミナーの開催、啓発を目的としたリーフレットの配布、健康管理室の充実、さらに「メンタルヘルス職場復帰プログラム」などさまざまな施策を展開しています。
基本方針
メンタルヘルス不調をつくらない、放置しない
パイオニアは、社員が安心して働くことができる、安全で衛生的な職場の確保に取り組んでいます。
パイオニアでは、「安全と健康を守ることはすべてに優先する」を安全衛生に対する基本的な考え方として、パイオニアグループ全体を統括管理するグローバル安全衛生委員会を中心として、社員のみならずパイオニアに関わるすべてのステークホルダーの方々を対象に安全衛生活動に取り組んでいます。
安全衛生に関しては、各社、各事業所ごとに取り組んでいましたが、グループ全体でより高い活動を行うために、2018年6月に社長直轄のグローバル安全衛生委員会を立ち上げました。グローバル安全衛生委員会は「快適で安全な職場環境の実現」と「危険または健康障害を防止」することを目指して、グループ規程の整備、グループ各社・各拠点での安全衛生に関する取り組み状況の確認、教育コンテンツの提供支援などを行います。また、年2回(春・秋)開催される委員会では、安全衛生の重要性をより深く意識付け、共有するとともに、情報交換を通してお互いに取り組みレベルの向上に努めます。