環境貢献

製品・サービスで
環境に貢献していきます

基本的な考え方

環境に貢献したモデル(製品やサービス)を多く創出するために、環境配慮製品の評価体系を定めています。 認定モデルの開発部門を表彰するとともに、社内外への情報展開、社内環境貢献賞への応募など、コミュニケーションを推進する目的としても活用しています。

消費電力削減や小型軽量化、材料・部品点数の削減、長寿命化、脱プラスチックの推進など製品における評価ポイントの他、 製造工程における電力・水の削減、輸送時の梱包容積削減などライフサイクルの各ステージにおける評価ポイントなども評価基準として、認定を行っています。

環境配慮製品の評価体系

  1. スーパーアドバンストエコモデル
  2. アドバンストエコモデル
  3. エコモデル
環境配慮度

スーパーアドバンストエコモデル

環境性能がきわめて高い製品

業界トップクラスの環境性能を実現し、または当社独自の環境技術を搭載した製品で、環境担当執行役員が認定しています。

対象モデル例: NP1

アドバンストエコモデル

環境性能に優れている製品

従来製品に比べ環境性能が向上しているなど一定水準の環境性能を備えた製品で、本社環境管理部門が適合判定を行っています。

対象モデル例: サイバーナビ(AVIC-CZ902)、楽ナビ(AVIC-RZ720)

エコモデル

当社の定める基本的な環境基準を満たしている製品

対象モデル: 全製品

活動紹介

環境貢献
(正のアウトプットを最大化)

Piomatix for GreenやPiomatix LBS

当社は独自の燃費・電力消費率推定技術やルート探索技術を組み合わせ、環境課題ソリューションを提供するプラットフォーム「Piomatix for Green」を提供しています。 また、膨大な走行履歴データや多数の特許技術をもつルーティング技術などを活用し、クラウド型ナビゲーションやEV向けフリートマネジメントなどさまざまなシステムに活用できるプラットフォーム「Piomatix LBS」も展開しています。 その時々のドライバーや交通状況などさまざまな条件をリアルタイムに考慮しながら、車の移動におけるCO2削減など環境負荷の低減に貢献します。

軽量スピーカー

当社は長年培ってきた車載機器の製造に関する豊富な知見と経験があります。それらを礎に車室内音響の品質を損なうことなく、環境に配慮した軽量スピーカーなどを開発しています。 構成部品を軽量にするだけでなく、車両の構造をスピーカーの構造の一部に利用するなどにより、小型軽量化とともに素材使用量の減少により、サプライチェーン上でのGHG排出削減に貢献しています。

環境配慮
(インプットを最小化)

プリント基板の有効使用率の改善

当社の製品には電気部品を実装するプリント基板(以下、基板)が使用されています。生産ラインでは基板を加工し製品に搭載しますが、余った部分はマテリアルリサイクルされます。このリサイクルにまわる部分の削減に着目し、有効使用率(使用面積/全面積)という指標を定義し目標を決め、開発時の管理を行っています。 また、基板メーカーの基材原版の形状に対して、当社の基板形状を最適化することも同時に行いました。結果、基板メーカーでは原材料が効率的に利用できるようになり、廃棄物の削減や基板の製造・輸送それぞれのCO2排出量削減など、社内ではリサイクルにまわる基板の削減とムダへの意識、原価低減が加速され、サプライチェーン上の環境負荷低減に好影響を与えています。

改善前:有効使用率 90.4%、改善後:有効使用率 97.7%

有効使用率の改善イメージ

部門をまたいだ製品の部品点数削減活動

スピーカーユニットの背面にある「マグネットカバー」(樹脂製のプロテクター)の部品点数削減に取り組みました。お客様の目にはほぼ触れない部分で、かつ性能に影響のない部品に着目し、実現しました。部品点数削減による省資源化といった環境貢献に繋がっています。 本件は製品の開発プロセスの中でデザイン部や設計部門で議論した結果、改善に繋がった事例です。