第69回 国内最大級の楽器展示会「楽器フェア」パイオニア吹奏楽団

コラム

2014年 11月 4日

以前にこの欄で世界最大級の楽器展示会「NAMM SHOW」について取り上げたことがあります。その際にも触れましたが、国内最大級の楽器展示会としては「楽器フェア」があります。今回はこの「楽器フェア」について取り上げたいと思います。

「楽器フェア」は東京近辺の展示場でおおよそ2年に一度の頻度で開催されています。楽器メーカーが一同に会し、ピアノやオルガンといった歴史ある楽器から最新の電子楽器まで展示されます。かつては「楽器フェア」と同様の展示会として「楽器フェスティバル」も開かれていましたが、現在は休止状態であり、したがってこの「楽器フェア」が国内を代表する楽器展示会となっています。

国内外の楽器メーカーが出展する「楽器フェア」の様子
前回はパシフィコ横浜で開かれた

「楽器フェア」の最大の魅力は何と言ってもあらゆる種類の楽器を見ることができることにあります。国内の楽器メーカーだけでなく海外の楽器メーカーも出展しますので、通常楽器店では見ることのできない楽器も多数見ることができます。中には企画展示として歴史ある古い楽器や特別仕様の楽器を出展するほか、ギターなどの楽器の製造工程を見せるブースもあります。このような光景は正に「楽器フェア」ならではと言えるでしょう。

このように「楽器フェア」は見ているだけでも楽しいものですが、それだけではありません。楽器によっては試奏することもできます。スタッフの許可さえあれば、自分のやっている楽器はもちろん、やったことのない楽器であっても触れることができます。慣れない楽器についてはすぐに音が鳴らせるとは限りませんが、こういった機会があるのは非常に興味を惹くところです。

出展メーカーによってはブースでプロによる演奏を行うこともあります。通常のコンサートであれば1つのジャンルのものしか聴くことができませんが、「楽器フェア」であれば様々な楽器による様々なジャンルの演奏を聴くことができます。「楽器フェア」の入場料さえ払えば聴き放題ですから、非常にお得な感じがします。中には楽器についての解説がされることもあり、演奏と合わせて聴くと勉強にもなります。

ブースの中にずらりと並ぶ楽器 試奏することも可能

加えて「楽器フェア」では技術の進歩も見ることができます。前回の「楽器フェア」においては、タブレットを使った楽譜や楽器のアプリケーションなどが分かりやすい進歩の例として挙げられるでしょうか。こうやって楽器の世界も時代に合わせて少しずつ進化していることを実感できるのも「楽器フェア」のいいところです。

今年の「楽器フェア」は11月21日から23日まで東京ビッグサイトで開催される予定です。もしお時間があれば、この「楽器フェア」に行かれてみては如何でしょうか。楽器を見たり演奏を聴いたりと楽しい時間を過ごせるだけでなく、楽器について新たな発見があることは間違いないことと思います。

文責:磨墨

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