


企業は、食料や水の提供を受けるなどの多様な生物に支えられた生態系サービスの恩恵を受けて事業活動を行っていますが、
同時に、生物種の減少など生態系への影響も与えています。環境影響評価結果から、パイオニアグループではエネルギーの使用や廃棄物などによる環境負荷が大きいことがわかります。そこで、地球温暖化防止や省資源と資源循環、及び化学物質の管理など、総合的な環境負荷の低減に努めることで、生物多様性の保全に寄与することができるとの考えに基づき、使用エネルギーや廃棄物の削減について継続的に取り組んでいます。
なお当社の生産工場・事業拠点は、生物多様性価値の高い地域、もしくはその隣接地には所在していません。
また、地域の生物多様性にマイナスの作用を及ぼす可能性があるインパクトはありませんが、自主的な取り組みとして“パイオニアの森”活動や動植物の活動域整備など、地域貢献活動と生物多様性の保全につながる活動を行っています。
パイオニアでは2005年に埼玉県農林公社と協定を結び、同県鎌北湖近くにある2.4ヘクタールの桧の森を「パイオニアの森」と名づけました。 当初は暗く陽の当たらなかった森も、社員とその家族の間伐や枝打ちなどの作業により、明るく緑あふれる立派な森へと成長してきました。 この活動は埼玉県の森林CO2吸収量認証制度において、2023年度CO2吸収量35.1トン-CO2/年と認証されました。また、2016年2月には埼玉県も加わり、3者で新たに「埼玉県森林(もり)づくり協定」を締結しました。 今後も子どもたちの自然体験教室など森を利用した活動を充実させていきます。
埼玉県森林CO2吸収量認証書
作業(枝打ち)の様子
作業(枝打ち)後の森の様子
で収録されたパイオニアの森の様子(音声と位置情報)をお楽しみいただけます。
※ Sound Lab.は、パイオニアの音へのこだわりをカタチにした、聴いて、感じて、表現する、サウンドエンタテインメントスペースです。
マップ上のカテゴリー別に色分けされたポイントをクリックするとその場の写真とリアルな音を楽しむことができます。
森の中や、木を切っている時の様子(音声と位置情報)を収録しています
「聴いて・感じて・表現する」サウンドエンタテインメントスペースのSound Lab.サイトでは、
「森」の”音”だけでなく、他にも多くの自然の”音”を掲載しています
PTM(タイの生産法人)では、サムットソンクラームでマングローブの植林活動を行っています。
国内の海岸線にはマングローブの森があり、海の動植物・森の動植物が活動しており、2つの生態系として重要な役割を持ち「生き物たちの楽園」「海の命のゆりかご」などと言われています。しかしながらこのマングローブ森が近年減少傾向にあります。
そこで、PTMでは環境を改善するために1996年より活動を実施しています。
パイオニア 川越事業所では、埼玉県川越市で開催される「川越まつり」に合わせて実施される、かわごえ環境ネット主催のクリーン活動に参加しています。
ユネスコ無形文化遺産にも登録されている「川越まつり」は、市民をはじめとする多くの人にとって、毎年秋の大きな楽しみとなっています。「来年に向けて街をきれいに」と、蔵造りを中心とした川越の旧市街の「秋のクリーン活動」が実施されました。
例年同様、川越事業所の社員とその家族が参加し、指定のルートでごみ拾いをしました。
パイオニア 川越事業所では 社員が小江戸川越蔵造りの清掃活動を行っています。
2023年の開催時には、実習生を含めた約30名が参加し、2時間の清掃活動の中で多くのゴミが集まりました。今後も地域貢献活動を行っていきます。
パイオニア 川越事業所では、県・市管理道路の清掃美化活動に取り組んでいます。
今後も事業所周辺道路の清掃、道路環境の維持などを継続し、地域住民の皆さまとの信頼関係を醸成しながら、社員の環境意識向上も図ってまいります。
パイオニアシステムテクノロジー仙台本社では、「仙台まち美化サポート・プログラム」に参加し、定期的に本社ビル周辺の清掃活動を行っています。
職場のある地域の快適なまちづくりに協力するため、2014年に認定を受けて以来、継続して活動に参加しています。2017年には活動が認められ、本社ビル近くに仙台市よりサインボードを設置して頂きました。