DVD-R/DVD-RWディスクのDVDプレーヤーでの再生互換について
DVDレコーダーの録画モードには、「ビデオモード」と「VRモード」の2種類があります。
再生互換性に優れる「ビデオモード」は、DVD-R/DVD-RWディスクを使って、映像をそのまま録画するときに使います。このモードで録画したDVD-R/DVD-RWディスクは、多彩な再生環境に対応し、DVDプレーヤーやカーDVDプレーヤー、DVDビデオ対応のパソコン、DVD-ROMドライブ、DVD再生機能付きゲーム機など非常に多くの機器で再生が可能です。当社調べでは、2001年以降に発売されたほとんどのDVDプレーヤーで、「ビデオモード」で録画したDVD-R/DVD-RWディスクの再生が可能となっております。しかし、この「ビデオモード」規格は2000年にDVDフォーラムで承認された規格であり、 また、この規格への対応はDVDプレーヤー等を製造するメーカー各社の任意であるため、 2000年以前に発売されたDVDプレーヤー等、 一部にDVD-R/DVD-RWディスクを再生しないモデルが存在します。
「VRモード」は、DVD-R/DVD-RWディスクを使って、プログラム編集や録画時間可変のマニュアルモード録画など、 DVDレコーダーならではの多彩な機能を楽しむための録画モードです。
「VRモード」で録画したDVD-RWディスクは「VRモード」対応のパソコンやプレーヤー(例えば「RW COMPATIBLE」の表記のあるDVDプレーヤー)で再生が可能です。 2003年以降に発売した当社の家庭用DVDプレーヤーは、 全てDVD-RWディスクでの「VRモード」対応となっております。
DVD-RへのVRモード記録の規格は、DVDフォーラムで2000年に制定されておりましたが、市場からの要求も無く、採用するハードメーカーは有りませんでした。しかし、2004年4月からデジタル放送番組が一回だけ録画可能となったことで、多くのお客様からDVD-Rに記録したいというご要望をいただきました。 このような背景のもと、当社は2004年秋以降の新商品に順次「DVD-RへのVRモード記録」機能を搭載いたします。 CPRM対応DVD-Rディスクを使えば、デジタル放送の「1回だけ録画可能な番組」を保存ができます(通常放送画質)。 また、このVRモードで記録されたDVD-Rディスクについては、部分消去などの編集や、二カ国語放送の録画も可能になります。 ただし、他のDVDプレーヤーやこの機能を搭載しないDVDレコーダーでの再生互換性はありませんので、ご注意ください。
「ビデオモード」で録画したDVD-R/DVD-RWディスクに関する技術説明、および当社のレコーダーで記録したDVD-R/DVD-RWディスクを再生できるDVDプレーヤーなどのリストは、以下をご覧下さい。
再生互換機種リスト(RWPPIのホームページへ)