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DVD−R/DVD-RWは物理的にDVD−ROM(ビデオ)と極めて親和性が高く、再生互換性を取りやすいフォーマットですが、物理規格(DVD-R:Ver2.0/DVD-RW:Ver1.1)、アプリケーション規格(ビデオモードによる記録)はともに、DVDフォーラムで2000年に承認された新しい規格であるために、以下の事由等でDVD-R/DVD-RWディスクの再生をしない(サポートしない)プレーヤが存在します。
(DVD-Rは再生するものと、DVD-R/DVD-RWとも再生しない機種があります)
* DVD-ROM以外のコードが認識された時点で、未知のメディアとして再生しない。
* DVD-R/DVD-RWを認識するが、動作検証等がされていないことを理由に再生しない。
* DVD-RWの反射率はDVD-ROMの2層ディスクと同一の為、2層ディスクと判断して再生しようとするが、実際は1層のディスクであり、論理矛盾等が生じ再生しない。
* 上記とは逆に1層の設定(回路利得等)で再生を行おうとするが、反射率が低く再生が不安定になってしまう。
このようにDVD-R/DVD-RWにビデオモードで記録したディスク(ファイナライズ後)の再生が可能か否かは、個々のプレーヤーの製品設計時点の考え方に左右されています。過去の機種であっても、反射率等によって回路利得等が最適化され、アプリケーション(ビデオ規格)にしたがって再生モードに移行するものは、結果として再生可能となっています。
弊社と致しましては、互換性の取りやすさから今後再生対応は加速されるものと考えます。 (下表参照)
RWPPI等を通じて、これまで以上に互換性を高める為の活動を推進してまいります。
(DVD-R/DVD-RWとDVD-ROMの物理特性比較)
Parameters | DVD-R/DVD-RW | DVD-ROM |
User data capacity | 4.7 Gbytes / 12cm disc | |
Wavelength of laser | 650 nm | |
Minimum pit length | 0.400 μm | |
Track pitch | 0.74 μm | |
Reflectivity | 45 - 85%(DVD-R) 18 - 30%(DVD-RW) |
45 - 85%* 18 - 30%** |
Modulated amplitude | more than 0.6 | |
Playback jitter | less than 8.0 % | |
DPD tracking error | 0.5 to 1.1 | |
User data per sector | 2048 bytes | |
Modulation | 8/16, RLL (2,10) |
* Single Layer Disc ** Dual Layer Disc