第25回 AKB48とパイオニアパイオニア吹奏楽団

コラム

2011年 12月 16日

前回までのこの欄では第22回定期演奏会の第1部にお送りする曲について述べてきました。今回は第2部に演奏する予定の「AKB48メドレー」にまつわる話を取り上げたいと思います。

「AKB48メドレー」は、今や文字通り国民的アイドルとなったAKB48のヒット曲のメドレーです。毎日必ずどこかで彼女たちの曲が鳴っている、といっていいほどのブームになっていますので、特に興味はなくても曲のサビだけは知っているという方も多いことでしょう。今年の9月には新しく「AKB48カフェ&ショップ」も開店し、その勢いはますます盛んです。

今年の9月に開店した「AKB48カフェ&ショップ」

その「AKB48カフェ&ショップ」や、AKB48が日々公演を行っている「AKB48劇場」のある秋葉原は、言わずと知れた世界有数の電気街でもあります。昨今は家電量販店の勢いが強く、電気街としての秋葉原はかつてほどの存在感はないかもしれませんが、電機メーカーの観点からは依然として重要なスポットです。パイオニアも秋葉原で開催されるイベントにはしばしば参画しており、この10月にも「オーディオ&ホームシアター展TOKYO」に出展しました。従来の電気製品を中心とした「電気街」というだけでなく、こういったオーディオ/ビジュアル系のイベントも含めた「文化や情報の発信地」として捉えると、今後も電機メーカーにとって秋葉原の重要性は当分の間変わらないものと思われます。

そんな秋葉原を本拠地とするAKB48ですが、彼女たちの歌う曲の中にスバリ「Pioneer(パイオニア)」という曲があるのをご存知でしょうか。正確にはAKB48の中の「チームA」の持ち歌で、2010年に発表されました。シングルカットされて発売されたわけではないので、熱心なファン以外にはあまり知られていない曲かもしれません。もちろんパイオニアがAKB48と提携してできた作品です・・・と言えればいいのですが、お察しの通り関係は全くないのが社員としてはちょっと残念(!)です。とはいえ、もしAKB48がパイオニアのCMキャラクターになったら真っ先にタイアップの候補になりそうなタイトルの曲ですね。

「オーディオ&ホームシアター展TOKYO」の
パイオニアブースの一角

そのような妄想(?)はさておき、AKB48がアイドルとして「Pioneer」=「開拓者」的な面を持っているのは多くの方が認めるところでしょう。自前の劇場を持った上での公演や、選抜メンバーを選ぶための総選挙など、従来のアイドルでは見られなかった企画を次々と行っています。このように他者にないスタイルを追求することはリスクも伴いますが、同じことを行ってばかりでは大勢の中に埋没しかねません。そういった点は、アイドルにも電機メーカーにも共通する、といえるでしょうか。

今回当団がお送りする予定の「AKB48メドレー」には残念ながらこの「Pioneer」は含まれていません。しかし、アイドルとして新たな境地を拓くべく走ってきた彼女たちの気持ちはこのメドレー中の曲にも込められていることでしょう。当団もこのメドレーの演奏を楽しむと共に、従来のスタイルに安住せず、常に新しい何かを求めて音楽活動を行っていきたいものだと思います。

文責:磨墨

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