第16回 吹奏楽団のもう1つの顔!アンサンブルコンサートパイオニア吹奏楽団

コラム

2011年 6月 9日

第9回アンサンブルコンサートまで1ヶ月半ほどになりました。当団では毎年冬に定期演奏会を開催しており、これが年間の活動のメインですが、一方で毎年夏にもこのようなアンサンブルコンサートを開催しています。今回はその様子を少しご紹介しましょう。

「アンサンブル」という言葉は、本来は音楽用語で2人以上の重奏を指します。その意味では編成が何人であったとしても「アンサンブル」ということができます。したがって大編成のバンドを「ウインドアンサンブル」と称する場合もあり、当団も英語名は"Pioneer Wind Ensemble"です。ただ、一般には単に「アンサンブル」といえば数人から十数人での編成で行われるものを指すことが多いといえます。毎年行われている全日本アンサンブルコンテストを例にとってみると、「3~8人の編成で指揮者なし」という規定がされており、少なくとも日本ではこの形式が狭義の「アンサンブル」の共通理解といっていいでしょう。

金管アンサンブルの様子 大編成とは違うサウンドが魅力の1つ

当団のアンサンブルも基本的にはそのスタイルに近いです。「金管○重奏」や「サックス○重奏」といった具合ですね。しかし、当団の場合は一味違って非常にバラエティに富んでおり、編成でいえばソロからフルバンドまであり、またパートでいえばピアノやボーカルが入ることもあります。こうして見てみると「アンサンブル」と銘打ってはいても、我々はその枠をいい意味で超えているのかもしれません。正にパイオニアの面目躍如(?)といったところでしょうか。

曲のジャンルも多種多様です。やりたい曲に応じて各団員がそれぞれ自主的にバンドを組むスタイルを採っているため、吹奏楽のオリジナル曲はもちろん、クラシックやポップス、アニメソングなどいろいろなものが出てきます。統一性がないとも言われそうですが、逆に言えば自由度が高いということでもあります。聴いていても変化が多いので飽きが来にくいともいえるでしょう。

演奏する側から見れば、何も大編成だけが吹奏楽ではありませんし、別のものや新しいものにトライするいい機会でもあります。基本的に指揮がなく、1つ1つの楽器のウエートが相対的に増すアンサンブルをやることは独特の緊張感があり、大編成よりもごまかしが利かないのも特徴です。このような条件下で演奏すれば、技術的にも精神的にも鍛えられる・・・はずです。

中にはこんな演出も 演奏だけではなくこういった遊び心も大切

会場は第6回アンサンブルコンサートまで所沢市や狭山市のホールでしたが、第7回より川越市市民会館の中ホールであるやまぶき会館を舞台としています。まだ川越市での活動の日は浅いですが、所沢市での定期演奏会と同様にアンサンブルコンサートも発展させていきたいと考えています。

アンサンブルコンサートは定期演奏会に比べれば規模の小さいものですが、その分楽器や演奏をより身近に感じていただけることでしょう。大編成では聴くことのできない曲をいろいろと楽しめると思います。是非ご来場の上、定期演奏会とは違う当団の「もう1つの顔」をお楽しみ下さい。

文責:磨墨

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