第3回 魅惑の会場!所沢市民文化センター「ミューズ」パイオニア吹奏楽団

コラム

2010年11月 1日

当団に限らず、音楽系の団体の活動のメインは何といっても演奏会でしょう。日頃の練習の成果を皆に見せる、正に晴れの舞台といったところです。そして演奏会を行うには当然その会場、つまりホールが必要です。今回は当団が長年定期演奏会で使用している所沢市民文化センター「ミューズ」(以下ミューズ)について触れたいと思います。

「ミューズ」の像

アークホールにある芸術の神「ミューズ」の像

ミューズは所沢市にある複合文化施設で、大・中・小の各ホールや展示室等から成り立っています。当団は第5回定期演奏会からミューズを定期演奏会の会場としており、第13回定期演奏会までは中ホールである「マーキーホール」を使用していました。現在使用している大ホールは「アークホール」と呼ばれ、埼玉では大宮ソニックシティ大ホールや川口総合文化センターメインホールらと共に県内有数のホールです。所沢市や川越市を含むいわゆる埼玉県南部・西部地域一帯の中では設備・規模共に随一と言ってよく、またコンサート専用ホールとして設計されている点も特徴です。

一般的にホールといえば音楽用途のみならず演劇や講演などにも利用できるような多目的ホールが多く、1970年代までに日本で建てられたホールは多目的ホールばかりです。しかしその後、多目的として設計されているゆえに音響や設備の不備が目立ち出し、音楽活動の向上のためにはコンサート向けの環境を整備するべきである、という声がだんだんと上がり始めました。そうした声を受け、1980年代に入って大阪のザ・シンフォニーホールが日本初のコンサート専用ホールとして建てられました。首都圏では東京のサントリーホールが初のコンサート専用ホールです。ミューズもそんな流れに乗ってアークホールをコンサート専用として1993年にオープンしています。

アークホール

客席後方から見たアークホール

このように続々と建てられるようになったコンサート専用ホールですが、ミューズのアークホールのような収容人数が2000人級のコンサート専用ホールとなると日本全国で見てもまだ限られます。運営する自治体や財団の方針や財政状況もあるので何ともいえませんが、ホールの規模の大小はともかく、音楽に携わるものとして今後も音楽関係の環境は整備されていって欲しいものです。

いずれにせよ、このようなホールが拠点の近場にあるというのは当団にとって非常に幸いなことです。良質な環境を最大限生かせるよう我々も日々精進したいと思います。もしまだミューズに、その中でも特にアークホールに足を運んだことのない方がいらっしゃいましたら、これを機会に入場無料(!)の当団の定期演奏会に来られては如何でしょうか。会場でお待ちしております。

文責:磨墨

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