Governance(ガバナンス)

実効的なコーポレート・ガバナンスの実現を通じて、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図ることを目指しています。

コーポレート・ガバナンス体制図

2023年4月1日現在

内部統制システムとリスクマネジメント

パイオニアグループは、「信頼される経営」を行うために、これを阻害するリスクの未然防止および危機発生への備えの仕組みとして、内部統制システムおよびリスクマネジメントの充実・強化を推進しています。 グループ全体での業務執行の適正化・効率化を図るために、「パイオニアグループ企業行動憲章」を頂点として、「パイオニアグループ行動規範」およびグループ各社の権限と責任の範囲やコンプライアンスルールなどに関する諸規程で構成される「パイオニアグループ規程」を定め、周知徹底を行っています。
内部監査については、内部監査部門が、グループ全体の業務運営の状況を監査し、グループ各社の内部監査担当者や監査等委員会等とも連携を取り、内部統制システムやリスクマネジメント等の監査をはじめ、企業倫理や品質管理、環境等に 関わる内部監査の充実を図っています。
さらに、監査等委員会は、内部監査部門、内部統制部門、経理部門および会計監査人からの定期的な説明および報告の機会を充実させることにより、監査の実効性を確保しています。

判断・行動のよりどころ

パイオニアグループでは、これからも商品とサービスを提供するなかで社会の変化を常に意識し、株主をはじめ、消費者・顧客、地域社会、取引先および従業員などさまざまな相互関係のなかで対話を通して社会の要請を把握し、その社会的責任を果たしていきます。
良き企業市民として社会から信用と尊敬を得ることを目指した「パイオニアグループ企業行動憲章」の下、さらに、パイオニアグループの役員および従業員が業務における判断・行動の基準として遵守すべき基本的な事項を「パイオニアグループ行動規範」として定めています。
グループ各社は、この行動規範を国や地域の法制度や社会慣習などを考慮しながら、すべての役員および従業員に徹底しています。

コンプライアンスの徹底と社内通報制度

パイオニアグループは、法令や規範を遵守し社会的責任の基盤となるコンプライアンスについて、従業員が安心して仕事ができる風土づくりでもあると考えています。グループの役員および従業員の法令遵守や、「パイオニアグループ行動規範」の徹底を図っています。
従業員が安心して仕事ができる風土を根底から腐らせかねない逸脱行為の撲滅のために、内部監査をグループ全体で充実させるとともに、「パイオニアグループ行動規範」に反する行為の早期発見や適切な対応のために、グループ全体の社内通報制度として「ビジネス・エシックス・ホットライン」を設けています。
このホットラインは、外部機関を通報の受付窓口としており、通報者の匿名性を確保しつつ、通報したことを理由として不利益な取り扱いを受けないよう適切な運営を図っています。 通報内容は社外取締役(監査等委員)にも同時に報告される仕組みとしており、誠実かつ確実な対応が可能となっています。
社内のイントラネットに設けた掲示板での掲示や日頃から携帯してもらうカードを配布するなど、従業員に対して「ビジネス・エシックス・ホットライン」の周知を行い、万が一、不正を見かけたときに通報しやすい環境づくりを図っています。
さらに、海外法人において独自のローカルホットラインを設けているほか、グループ外部からの通報も受け付ける社外取締役(監査等委員)への通報窓口の設置により、グループ全体のコンプライアンス体制の強化を図っています。

パイオニアグループ内部通報制度の概観