報道資料:進化した高級スピーカーシステム「EXシリーズ」に新色モデル登場チェリーブラウンの「S-3EX-T」を新発売

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Pioneer
2008年 2月 5日
パイオニア株式会社

進化した高級スピーカーシステム「EXシリーズ」に新色モデル登場
チェリーブラウンの「S-3EX-T」を新発売

S-3EX-T

S-3EX-T

商品名 型番 希望小売価格 発売時期
3ウェイスピーカーシステム
(トールボーイ型)
S-3EX-T 367,500円〈1本〉
(税抜価格 350,000円)
2月下旬

【企画意図】

 当社は2005年11月に高級スピーカーシステム「EXシリーズ」を市場導入し、以来世界各国で高い評価をいただいております。これまでに発売している同シリーズの商品は、ヨーロッパにおけるインテリアのトレンドであるダークブラウンを基調としたデザインを採用しておりますが、国内のスピーカー市場においては依然、明るい木目調のデザインに対しても根強いニーズがあります。
当社はこの度こうしたニーズにお応えし、2007年6月に発売した「S-3EX」の外観に明るいチェリーブラウンの天然木を採用し、木目模様を活かした高級感あふれるスピーカーシステム「S-3EX-T」を新発売いたします。
本商品は「セラミックグラファイト振動板」採用の「CST(Coherent Source Transducer)」ドライバーや、「LDMC(Linear Drive Magnetic Circuit)磁気回路」が優れたリニアリティを実現する16cmウーファーの搭載、「パーフェクト・タイムアラインメント・デザイン」等を継続採用した高級スピーカーシステムです。
当社は今後も、お客様の本物志向、オーディオ空間にマッチする商品へのこだわりにお応えするため、スピーカーをはじめ高性能アンプなどの商品ラインアップの強化を図ってまいります。

【「S-3EX-T」の主な特長】

1 ) 天然木ビーチウッドを使用した新色チェリーブラウンを採用

 エンクロージャーに天然木ビーチウッドの突き板を採用。高級感あふれる木目模様と気品漂う質感が上質な空間を演出します。好評を博しているダークブラウンの「S-3EX」に加え、明るい色調のチェリーブラウンの「S-3EX-T」をラインアップすることで、様々なオーディオルームやインテリアのテイストに合わせて選べるカラーバリエーションを実現しました。

2 ) 「EXシリーズ」の優れた設計思想を受け継ぐ「S-1EX」の直系モデル

 パイオニアが世界に誇る「TAD」の技術を投入し開発された「EXシリーズ」のスピーカーです。「S-3EX-T」は、そのハイエンドモデルである「S-1EX」と同一の設計思想から誕生しました。「EXシリーズ」としてのクオリティはそのままに、より親しみやすく音楽性豊かな開放感にあふれたサウンドをお楽しみ頂けます。

3 ) 「セラミックグラファイト振動板」採用の「CST(Coherent Source Transducer)」ドライバーを搭載

 「S-3EX-T」に搭載された「CSTドライバー」は「TAD-Reference One」をはじめ、「EXシリーズ」スピーカーのコアテクノロジーとして採用されている同軸スピーカーユニットです。
その構造は、マグネシウム振動板を採用したミッドレンジユニットの中央に、「セラミックグラファイト・トゥイーター」を装着。それぞれの音源の音響的な中心を時間軸でも揃え、点音源の理想を追求した「TAD」独自の技術を受け継ぐ画期的なドライバーです。周波数特性の乱れを一掃し、広帯域にわたり正確な音像と自然な音場の融合を実現させています。
また、振動板素材として最高クラスの強度と適度な内部損失を両立する「セラミックグラファイト」を採用することにより、共振周波数を可聴帯域外へ追いやるとともに、高域再生限界100kHzを達成しました。

4 ) 「LDMC(Linear Drive Magnetic Circuit)磁気回路」が優れたリニアリティを実現する16cmウーファー

 ウーファーには「EXシリーズ」で定評のあるアラミド織布とカーボン不織布を積層構造にした独自のコーンを採用。さらに、「LDMC磁気回路」により磁気ギャップ内の磁束分布を前後対称、かつ均一にすることで卓越したリニアリティを実現し、不均一な磁束による歪を大幅に低減しました。
また、特殊製法による「高強度チタンボビン」や「発泡ポリカーボネイト系ウレタン使用コルゲーションエッジ」など、素材や構造の細部までオリジナル技術を注ぎ込みました。

5 ) 音響的な必然が生んだフォルム「パーフェクト・タイムアラインメント・デザイン」

 従来のスピーカーシステムでは、一般的に複数のスピーカーユニットがフロントバッフル板にフラットに並べられています。しかし、この構造では各スピーカーユニットからリスナーの耳までの距離が微妙に異なり、各ユニットから発せられ合成された音には濁りやにじみが生じてしまいます。
「EXシリーズ」では、パーフェクトなタイムアラインメントを実現する精密な曲面のバッフル形状(プレシジョンカーブ)を採用することで、この悪影響を排除しています。スピーカーユニットは、聴き手を中心とする球形に沿って配置されており、すべてのスピーカーユニットからの音がリスナーの耳に届くまでの時間を同一にすることができます。
さらにキャビネットを後方に傾斜させた「スラントレイアウトエンクロージャー」を採用することで、タイムアライメントの精度を向上させています。

【その他の特長】

1 ) 定在波の発生を抑える「ABD(Acoustic Balance Drive)」&「AFAST(Acoustic Filter Assisted System Tuning)」テクノロジー

 「S-3EX-T」のエンクロージャーには、厳密なシミュレーションによりスピーカーユニットやポートの位置を最適化し定在波の発生を抑える、パイオニア独自の「ABDテクノロジー」を採用しました。さらに、音響管をエンクロージャー内部に配置することで、高次の定在波も抑える特許技術「AFASTテクノロジー」も併せて採用。
定在波を徹底して抑えることにより、全帯域にわたり自然でクリアな音楽再生を実現しています。

2 ) 安定した設置を可能にする3点支持脚

 トールボーイ型のエンクロージャーを確実に支え、また設置面からの影響も排除するよう60mm厚のMDF(Medium Density Fiberboard)材と亜鉛ダイキャストによる3点支持脚を採用しました。支持ポイントを3点にすることにより、設置面の状況に合った安定した設置が可能になります。
さらに転倒防止脚を後部に設けることで、安全面にも配慮したデザインに仕上げました。

3 ) 当社独自開発の「フェイズコントロール」技術を導入

 「フェイズコントロール」技術はスピーカー、アンプ、そしてソフトに至るまで、時間と位相を管理することにより、飛躍的な高音質化を実現する技術コンセプトです。「フェイズコントロール」技術を導入したスピーカーでは、ネットワークの位相特性をはじめ同一システム内で位相や音色のマッチングを図ることにより、チャンネル間で音がスムースにつながり、空間表現力の高いオーディオ再生が可能になります。

4 ) 「Air Studios」(エアスタジオ/UK)とのコラボレーションによる音質チューニング

 本機の音質チューニングは、世界最高峰の録音スタジオとして高い評価を受けている英国ロンドンにある「Air Studios」とのコラボレーションにより行われました。キャビネットに印された「Air Studios」の紋章は、世界トップクラスの録音エンジニアも認めるクオリティの証です。

【主な仕様】

■「S-3EX-T」
型式 位相反転式トールボーイフロア型、防磁設計(JEITA)
スピーカー構成 3ウェイ方式
   ウーファー 16 cm コーン型 × 2
   ミッド/トゥイーター 同軸14 cm コーン型 / 3 cm ドーム型
インピーダンス 6 Ω
再生周波数帯域 30 Hz ~ 100 kHz
出力音圧レベル 88.5 dB (2.83 V)
最大入力 160 W (JEITA)
クロスオーバー周波数 400 Hz、2 kHz
ユニット極性 低域(+)、中域(+)、高域(+)
外形寸法/質量 350 mm (W) × 1 224 mm (H) × 541 mm (D) / 48 kg (1本)
付属品 グリルネット、 スパイク受け × 3

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