報道資料:奥行き約5cmの薄型サテライトスピーカー 「S−MT5」スリムな小型パワードサブウーファー 「S−W3」 新発売

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Pioneer
1998年 8月 4日
パイオニア株式会社

省スペースで本格的なホームシアターの音場づくりを実現奥行き約5cmの薄型サテライトスピーカー 「S−MT5」
スリムな小型パワードサブウーファー 「S−W3」 新発売

当社は、ホームシアター用の薄型サテライトスピーカーシステムと小型パワードサブウーファーを下記要領にて新発売いたします。

商品名 型番 価格(税別) 発売時期 販売予定台数
スピーカーシステム (2本1組) S-MT5-LR-K
(ブラック)
30,000円 8月下旬 (2色合計)
2,000組/月
S-MT5-LR-W
(ホワイト)
スピーカーシステム(1本) S-MT5-C-K
(ブラック)
15,000円 8月下旬 (2色合計)
1,000本/月
S-MT5-C-W
(ホワイト)
パワードサブウーファー S-W3 39,800円 8月下旬 1,000本/月

【企画意図】

近年のAVサラウンドを取り巻く環境は、テレビの大型化やDVDの登場、さらには「ドルビーデジタル」に代表される高音質、高臨場感ソフトの増加などを背景に、家庭でも映画館のような臨場感で映画を楽しみたいというニーズが急速に高まり、需要も顕在化してきました。しかし、現実の家庭環境を考えると、スピーカーをセッティングするスペースは限られており、場所をとらずに設置可能な壁掛けスピーカーや小型のサブウーファーが強く求められています。

今回発売するスピーカーシステム「S−MT5」は、奥行き5.35cmという非常に薄いフォルムを実現し、壁掛けも容易にできます。また、パワードサブウーファー「S−W3」も横幅19cmとスリム化を図り、省スペースを実現するとともに置き場所選択の幅を格段に広げ、家庭における本格的なホームシアターシステムの構築を実現いたします。

【スピーカーシステム「S−MT5」の主な特長 】

1 ) ミッドシップドライブ方式ユニットにより、奥行き5.35cmを実現

薄型化を実現するためには、スピーカーユニットをいかに薄くできるかが重要なポイントです。「S−MT5」で採用したミッドシップドライブ方式は、ネオジウムマグネットを使用した小型強力磁気回路をコーン型振動板の凹側すなわち前面に配置。磁気回路がコーン型振動板の後ろにある従来のユニットに比べ、大幅な薄型化を可能にしました。さらに、駆動点、支持点、重心が近接化することにより、動き易く、しかも無駄な動きを誘発しにくい構造です。また、従来、ボイスコイルと振動板の間を保持していたダンパーを無くしたことで、振動板への駆動力伝達がダイレクトになり、初動感度が高くなるとともに、ダンパーに起因する歪みやノイズの発生もありません。

2 ) 高域60kHzまで対応のワイドレンジトゥイーター

強力なネオジウムマグネットを使用した高性能トゥイーターを搭載し、高域の再生は60kHzまで対応しています。今後の高品位デジタルソースにも十分に対応できます。

3 ) 高強度、軽量キャビネット

ウーファーユニットのフレームとキャビネット(バッフル)を一体化したシンプルな構造を採用。強度アップと同時に軽量化を達成しました。スピーカーシステム全体の質量は0.95kgと壁に掛けても安心です。キャビネット背面には、縦横どちらでも使用可能な壁掛け用の穴が用意されています。

4 ) その他の特長

  • センタースピーカー用として、1本での販売も致します。(S-MT5-C-K,-W)
  • 縦置き、横置きどちらも可能な専用スタンド付属
  • 部屋の色調に合わせて選べるブラックとホワイトの2色のカラーバリエーション
  • 迫力のあるサウンドを再現する最大入力120W
  • AV対応防磁設

【パワードサブウーファー「S−W3」の主な特長 】

1 ) 置き場所を選ばない横幅19cmのスリムで小型サイズ

AVサラウンドのスピーカーセッティングでは、サテライトスピーカーがいくら小さくても、サブウーファーが大きくてはスマートなセッティングは困難です。「S−W3」の外形寸法は横幅19cm×高さ43cm×奥行き43cmと、非常にスリムで小さなサイズを実現しました。AVアンプを縦にした程度の大きさで、狭いスペースでもセッティングが容易です。

2 ) ハイパワー100Wのアンプを内蔵

ドルビーデジタルなどの映画ソフトをリアルに再現するには重低音をいかにしっかり再生するかが重要なポイントになります。今回内蔵のアンプは定格出力100W(EIAJ)と十分なハイパワーを確保し、リアルで迫力のある低音再生を実現します。

3 ) 小型にもかかわらず迫力の重低音を生み出すパッシブラジエーター(*)方式

「S−W3」の構造は後部に強力な16cmウーファーを搭載し、本体前面にパッシブラジエーターを配置したパッシブラジエーター方式です。このパッシブラジエーターは、16cm×29cmの長円形で約20cm口径のウーファーの振動板面積に相当します。ウーファーで生み出された音圧を効果的に放出し、小型サイズでありながら迫力の重低音まで生み出します。

 * パッシブラジエーター
バスレフ型エンクロージャーのポート(孔)に相当する部分に、低音用スピーカーの振動系の部分だけが付いたユニットを取り付け、ポートと同じ作用をさせるスピーカー。

4 ) その他の特長

  • ボリュームコントロール
  • 連続可変のターンオーバー周波数コントロール(50~200Hz)
  • 位相切り替えスイッチ付き
  • 2系統の入力端子(スピーカー端子とRCAピンジャック)
  • AV対応防磁設計

【パワードサブウーファー「S−W3」の主な特長 】

形式 密閉型2WAYスピーカーシステム
使用ユニット ウーファー:ミッドシップドライブ方式12cmコーン型
トゥイーター:2.5cmドーム型
公称インピーダンス
再生周波数帯域 60~60,000Hz
出力音圧レベル 85dB/W・m
最大入力 120W(EIAJ)
クロスオーバー周波数 5,000Hz
外形寸法 150(W)×300(H)×53.5(D)mm
質量 0.95kg
その他 専用スタンド、スピーカーケーブル7m付属

【「S−W3」の主な仕様 】

形式 パッシブラジエーター方式フロア型
使用ユニット 16cmコーン型×1
16cm×29cm長円形パッシブラジエーター×1
再生周波数帯域 35~200Hz
定格出力 100W(EIAJ)
入力端子 2系統(スピーカー端子、RCAピンジャック)
外形寸法 190(W)×430(H)×430(D)mm
質量 10.0kg
その他 スピーカーケーブル、ピンプラグ付きコード3m付属

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