報道資料:パイオニアビデオ(株)が片面2層DVDディスク用貼り合せ装置を発売

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Pioneer
1998年 8月 5日
パイオニア株式会社
パイオニアビデオ株式会社

パイオニアビデオ(株)が
片面2層DVDディスク用貼り合せ装置を発売

パイオニアビデオ株式会社(パイオニア100%出資/本社:山梨県中巨摩郡/社長:仲野義和)はこの度、これまでにない新技術を採用した片面2層DVD(DVD-9)用の貼り合せ装置を発売致します。

DVDは1996年末にプレーヤー、ディスクの販売が開始されて以来、着実に市場拡大しておりますが、最近ではより高画質、高機能が要求されており、これまで一般的であった片面1層DVD(DVD-5)に加え、片面2層DVD(DVD-9)に対する需要が高まってまいりました(注)。

ところが、片面2層DVDでは貼り合せた2枚のディスクの内側両表面に記録された信号を片側から接着層を通して読み取るために、厚みが均一で欠陥のない中間層を形成する必要があり、非常に高度な工程管理を必要としていました。

この度パイオニアビデオ(株)が開発した片面2層DVD用貼り合せ装置では、(1) 中間層として均一に成形した接着フィルムを使用するため、安定した厚みが容易に得ることができます。また、(2) 中間層内に発生して問題となる気泡は、真空中で貼り合せた後、硬化前に加圧することによって防止しています。

パイオニアビデオ(株)では、昨年10月から山梨県田富町の自社工場でこの新技術を使った装置での量産を開始して以来、既に50タイトル以上の生産実績があり、ディスク納入先より大変好評を得ております。

今月から片面2層DVD用貼り合せ装置の受注を開始することによって、これまで技術的な理由で片面2層DVDの生産に踏み切れなかった製造会社様も生産が可能となり、DVDの市場拡大に弾みがつくものと期待されます。

(注)DVD-5では1層にのみ信号を記録し容量が4.7GB(ギガバイト)であるのに対し、DVD-9では2層に記録するため容量が8.5GBとほぼ2倍の信号が記録出来ます。

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