報道資料:「デスクトップDVDオーサリングシステム」を新発売

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Pioneer
1999年 5月 14日
パイオニア株式会社

~省スペース、低コストでDVDソフト制作を実現~「デスクトップDVDオーサリングシステム」を新発売

当社はこの度、デスクトップDVDオーサリングシステムを下記要領で新発売致します。

商品名 価格(税別) 発売時期 販売予定台数
デスクトップDVDオーサリングシステム
「DVD Conductor-CZ」
オープン価格 8月下旬 500システム/年

【企画意図】

DVDは新しいパッケージメディアとして注目を集め、ハードウェア、ソフトウェアともに急速に普及しています。それに伴い企業における販売促進や社内教育用の映像ソフトを自社でDVD化したいというニーズが高まっています。しかし、従来のDVDオーサリングシステムは多機能で高度な作業ができる反面、専門知識を持ったユーザーでなければ決して操作しやすいと言えるものではありませんでした。

今回発売する「デスクトップDVDオーサリングシステム・DVD Conductor-CZ」は、DVDソフトの制作に必要なハードとソフトをインストールしたWindows98パソコンとデータ書き込み用の外付けDVD−Rドライブで構成されています。ソフトにはプロ用オーサリングソフトウェアで定評のある米国スプルース・テクノロジーズ社(※)と共同開発した「DVD−Conductor(日本語版)」を採用したことにより簡単にDVDソフトを制作できます。また、従来のDVDオーサリングシステムに比べて大幅な小型化と低価格化を実現いたしました。

従来、DVDオーサリングシステムは高価であることから一部の映像ソフト制作会社にしか導入されていないためDVDの制作を外注せざるを得ない状況でしたが、当システムの導入により、一般の企業や小規模な映像ソフト制作会社、学校などの教育機関等でも省スペース、低コストでDVD制作システムを構築できるようになります。また、博物館や映像資料館の映像ライブラリーのコンテンツを簡単にDVD化することができます。

●1999年5/18~21に開催される「ビジネスショウ99TOKYO」に当システムを出品いたします。

(※)スプルース・テクノロジーズ社
(Spruce Technologies,Inc  所在地:米カリフォリニア州)
同社は高度なハリウッドのコンテンツ向けや、需要が拡大する企業向け市場に新世代のDVDオーサリングシステムを提供している。同社が開発した「DVDMaestro」は、その機能性と使い勝手の良さからオーサリングシステムのスタンダードとなっている。

【主な特長】

1 ) ノンリニア編集機器のような操作感覚。日本語GUIによる簡単操作。

  • スプルース社と共同開発したオーサリングソフトウェア「DVDConductor(日本語版)」の採用により、日本語グラフィックユーザーインターフェイス(GUI)環境下でノンリニア編集機器のような感覚での操作が可能です。
  • 「ドラッグ&ドロップ」での操作を基本としていますので操作が簡単です。
  • GOP単位でのMPEGデータの編集(カット&ペースト)が可能なのでエンコード後の画質の調整ができます。(GOP:GROUP OF PICTURE)
  • MPEG-2 VideoとAC-3 Audioのリアルタイムエンコード、リアルタイムプレビューができます。

2 ) 映像素材を簡単にDVD化。さまざまなDVD規格対応。

  • スプルース社が新開発したMPEG2エンコーダー「MPZ3000」を搭載。
  • DV入力対応。変換Boxを利用すればアナログ入力にも対応しますので、手軽にDVDソフトを制作できます。
  • 業務用にはSDI入力対応。
  • DVD−Rドライブを標準装備。現在販売されている3.95GBメディアをサポート。
    近々に規格化予定の4.7GBメディアへの対応も予定しています。
    書き込みフォーマットは、DVD-Video、DVD-ROMに加え、DVD-Video&DVD-ROMのハイブリッドでの書き込みもできます。

3 ) DVDソフト制作に必要なハード、ソフトをパソコンに内蔵し、小型化を実現。

「DVDオーサリングソフトウェア・DVD−Conductor(日本語版)」、「MPEG2エンコーダーボード」、「ハードディスクドライブ」等をWindows98パソコンに組込み、インストールした形態で販売いたします。パソコンベースですので、当社既発売DVDオーサリングシステム(DVD-Video規格フルサポート)と比べて約4分の1のサイズを実現し、デスクトップで手軽にDVDソフトを制作することができます。

4 ) その他

  • 必要な機能に限定することにより低コストを実現。DVDの市場を拡大します。
    • 大幅な価格の低減を実現。
    • 一般の企業や小規模映像制作会社、学校など教育機関においても購入できる価格帯を実現。
      DVDソフトが作りやすくなることで業務用分野におけるDVD市場が急速に拡大します。
  • コアソフトとのAPIにより顧客向けオーサリングに対応可能。(別途費用が必要です。)
    (API:Application Program Interface)

【VSA−D10TX、VSA−D8TXの主な仕様】

■「DVDオーサリングシステム・DVDConductor−CZ(本体)」
「DVDオーサリングソフトウェア・
DVDConductor」
日本語GUI
パーソナルコンピューター ・ Pentium II 350MHz 以上
・ Windows98
・ 128MB Memory
・ DVD-ROM Drive
・ Sound Card
・ 10/100Base-T Ethernet card
・ 6.5GB Hard disk
・ 9.2GB Hard disk
「リアルタイムMPEG2エンコーダー・
MPZ3000」
・ 形状/PCIボード
・ エンコード方式/
 Video:MPEG2(CBR、VBR)、MPEG1、
 Audio:AC-3 2ch、MPEG1 Audio、48KHz Linier PCM
・ 入力端子 /
 SDI(D1シリアル) 1系統
 DV 1系統
 AES/EBU1系統
 Composite Analog(OPTION)
 Component Analog(OPTION)
 S-Video (OPTION)
 Analog Audio(OPTION)
 リアルタイムプレビュー
17インチモニター  
■「SCSIケーブル・CC-18」
■「DVD-Rドライブ」
Sub-SYSTEMタイプ
SCSI-2 インターフェイス

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