報道資料：樹齢100年超、ウィスキー熟成に約50年使われた樽材で作るオーディオ“ ピュアモルトシリーズ ” ステレオレコードプレーヤー 新発売

当社はこの度、サントリー株式会社（本社：大阪府大阪市、社長：鳥井信一郎）、オークヴィレッジ（所在地：岐阜県大野郡、代表：稲本 正）とのコラボレーションによる“ピュアモルトシリーズ”の第3弾として、キャビネットに樽材を使用した「ステレオレコードプレーヤー」1機種を発売いたします。

PL-PM2000

【ピュアモルトシリーズとは】

　樹齢100年を超える楢の木（オーク）で作られ、かつ約50年という長い年月ウィスキーの熟成に使用されたサントリー(株)の“樽”。その使命を終えた樽材は、かつては製樽工程での炭作りの燃料とされる他は焼却されていましたが、「100年かけて育った木なら、100年は大切に使いたい」を合い言葉に再利用の道がさぐられ、数年前からオークヴィレッジなどの工房で樽材を使った家具・工芸品作りが始りました。“ピュアモルトシリーズ”は、この酒と木の職人たちの技に、当社の長年培ってきた音作りの技をコラボレートすることによって生まれたオーディオシリーズです。一昨年秋にはスピーカーシステムを、昨年春にはプリメインアンプとCDプレーヤーを発売し、大変好評を頂いております。

【ステレオレコードプレーヤー「PL−PM2000」の企画意図】

樽材をレコードプレーヤーのキャビネットに用いることで、天然木ならではの温かな風合いと、アナログレコードならではのやわらかな音色が相俟った独特の雰囲気を醸し出します。丹念に手作業で作られるため一台一台に微妙なニュアンスが生まれ、さらにウィスキーの染み込んだ跡や釘跡など、樽材のもつ個性をお楽しみいただけます。
高音質設計にもこだわり、貴重な名盤を聴くのにふさわしい、完成度の高い豊かな響きを実現いたしました。

【主な特長】

樽材を生かした趣あるデザイン

ウイスキー樽の醸し出す趣を生かした、自然で温かみがありかつ存在感のあるデザインです。フロント部分のナチュラルな曲線は樽をイメージしたものです。所々に見られるウイスキーの染み込んだ跡や釘の跡、そして柾目使いの特徴であり高級品の証である“虎斑（とらふ）模様”も、自然と偶然のデザインとしてお楽しみいただけます。
もちろんこれまでに発売されたピュアモルトシリーズと組み合わせてお使いいただくと一層深い趣を醸し出しますが、ナチュラルなデザインは他の様々なオーディオ機器との組み合わせにもマッチします。

こだわりの高音質設計

「PL−PM2000」はマニュアル操作の本格的レコードプレーヤーです。
アナログレコードプレーヤーの性能を決定する要素は主に、

1. 安定した回転が得られること（低回転ムラ、高トルク）
2. ハウリング(＊)マージンが高いこと
   ＊ハウリング：スピーカーから出た音が床や空中を伝わり再びプレーヤーの針先に帰還して増幅される、共振現象のこと。
3. トーンアームが高剛性で軽いこと

などが上げられます。
「PL−PM2000」は、キャビネット内部の音圧影響を最大限に抑える構造になっており、またボトムに音圧調整用のホールを設けることでハウリング特性の向上を実現しました。
さらに、強化リブ16本を配した直径331mmの“大型アルミダイキャストターンテーブル”を採用。剛性とハウリング特性を高めてワウ・フラッターを最小限に防ぎ（0．02％/WRMS）、安定した再生を可能にしました。
また、トーンアームは、重量級カートリッジ（17.0g～32.5g/シェル含む）にもサブウェイトなしで対応可能な、高剛性 の“スタティックバランス S字型トーンアーム”を採用しております。

オリジナルレコードプレゼント

製品に同梱されているアンケート葉書をご返送いただいたお客様全員にピュアモルトオリジナルレコード（非売品）をプレゼントいたします。（期間：2001年3月末日まで）

「緑の募金」へ寄付

この製品の売上の一部を、社団法人国土緑化推進機構の「緑の募金」へ寄付致します。
「森を守ることは人の未来を守ること」パイオニアは緑あふれる未来の森林作りに協賛します。

ホームページに製作風景を掲載

当社のホームページにピュアモルトシリーズのページを設け、全ラインアップの紹介や最新情報、お客様がご自由に意見交換できるBBS「PUREMALT　CLUB」を開設しております。今回は、製品の製作風景を定期的に掲載してまいります。

【主な仕様】