報道資料:世界初※1の4.7GB(For Authoring)に対応する業務用DVD−Rドライブ「DVR−S201」を発売

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Pioneer
2000年 6月 22日
パイオニア株式会社
パイオニアビデオ株式会社

世界初※1の4.7GB(For Authoring)に対応する
業務用DVD−Rドライブ「DVR−S201」を発売

DVR-S201

DVR-S201

DVS-R4700SP

DVS-R4700SP

商品名 型番 価格(税抜) 発売予定日 国内販売
予定数
DVD-Rドライブ DVR−S201
(SCSI外付けモデル)
オープン 7月3日 1000台/年
DVD-Rディスク※2 DVS−R4700SP オープン 7月3日 2種類合計
60万枚/年
DVD-Rディスク※2 DVS−RP4700SP
(ラベル印刷タイプ)※3
オープン 8月上旬
※1 平成12年6月22日現在、当社調べ
※2 製造:パイオニアビデオ株式会社、販売:パイオニア株式会社、パイオニアビデオ株式会社
※3 ラベル面に特殊なコーティングがしてあり、専用プリンターでオリジナルのラベル印刷が可能

【企画意図】

 パイオニア株式会社はこの度、1回の記録が可能な4.7GBのDVD−Rディスクに対応した業務用DVD−Rドライブ「DVR−S201」を発売いたします。
 DVD−Rの規格は、DVDの規格を策定するDVDフォーラムにより、97年夏にVer.1.0(3.95GB)が制定されました。当社はこれを受け、同年10月、世界初の業務用DVD−Rドライブを発売し、続く99年7月には小型・低価格を実現した第2世代機を市場導入しております。
 DVD−Rドライブは、各種DVDタイトルの作成におけるチェックや少量配布等のオーサリング用途で必要不可欠なアイテムとして、DVDビデオをはじめとするDVDタイトルの増加に貢献してきましたが、コンテンツクリエーターからはDVD−ROM、DVDビデオと同容量である4.7GBでのフルオーサリングの実現が待望されておりました。
 こうした状況下、DVDフォーラムは5月下旬、業務用途として4.7GBをサポートした「DVD−R For Authoring」Ver.2.0を正式に承認いたしました。
 当社は、今回の規格制定を踏まえ、オーサリング用途に最適なこの「4.7GB DVD−R For Authoring」フォーマットに対応した、業務用DVD−Rドライブ「DVR−S201」ならびにDVD−Rディスク2種類を発売いたします。

【DVR−S201の主な特長】

1 ) 世界初の4.7GB(For Authoring)に対応したDVD−Rドライブ

世界で初めて4.7GBのDVD−Rに対応。DVD−ROM、DVDビデオなどと同容量である4.7GBの記録が可能です。

2 ) 3.95GBディスクにも対応*1

「DVR−S201」は現行の3.95GBディスクへの記録も可能です。

3 ) 業務用ならではの高品位記録を実現

 635nm(ナノメートル)の短波長レーザーの採用により、高品質記録を実現。記録済みのDVD−Rディスクは、DVD−ROMドライブ、DVDビデオプレーヤー※4で読み取り・再生が可能なため、オーサリングのチェックや少量配布などの用途に最適です。

※4 一部の機種で読み取り・再生ができない場合があります。

【DVR−S201の主な仕様】

対応ディスク 書き込み:3.95GB DVD-R、4.7GB(For Authoring)DVD-R
読み取り:3.95GB DVD-R、4.7GB(For Authoring)DVD-R
DVD-ROMディスク(シングル、デュアルレイヤー)
ローディング方式 トレイローディング
連続データ転送速度 DVD-R  記録時   1430Kbyte/sec(等速)
再生時   2860Kbyte/sec(2倍速)
DVD-ROM 再生時   2860Kbyte/sec(2倍速)
デ−タバッファー容量 記録時 6.75MByte
再生時 448KByte
インターフェイス SCSI-2(Fast SCSI)フルピッチ50ピン
外形寸法 198(W)×65(H)×254(D) mm
本体質量 2.8kg
動作温度 +5℃~+30℃
動作湿度 10%~80%

【DVS−R4700SP、DVS−RP4700SP主な仕様】

構造 基板 ポリカーボネート
記録膜 有機色素
反射膜
保護膜 UVコーティング
記録容量 4.7GB

※参考資料※

 DVDフォーラムでは、4.7GBのDVD−Rの規格として、用途や著作権保護技術の異なる2種類のフォーマットを制定する事をアナウンスしています。
 1つは、業務用としてDVDタイトルの作成に主眼を置いた「DVD−R For Authoring」(Ver.2.0)です。このフォーマットは、5月下旬にDVDフォーラムにおいて承認されております。もう一つは、著作権保護技術を強化するなど一般民生用途に主眼を置いた「DVD−R For General」(Ver.2.0)です。DVDフォーラムでは2000年末までにこのフォーマットを制定する事をアナウンスしています。
 「DVR−S201」は、この2つのフォーマットのうち「DVD−R For Authoring」に対応する製品です。
 また、「DVR−S201」は、実際にオーサリングチェックを行ったDVD−Rディスクを、そのままプレスマスターとして利用できる※5「DVD−Rカッティングマスターフォーマット(CMF)」※6に対応していく予定です。このフォーマットが決定すれば、現在利用されているデジタル・テープ・メディアに比べ、オーサリング環境における大幅な作業の効率化が実現できます。

※5 利用に際しては、専用のDVDオーサリングシステムとCMFに対応するシステムの導入などプレス工場での対応が必要です。
※6 CMFはオーサリングメーカー、エンコーダーメーカー、ドライブメーカーなど十数社が参加するオープンな任意団体「Golden Gate Group」で推奨規格の提案が進められています。

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