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通信モジュール内蔵型カーナビゲーションシステムの
実現に向け業務提携に合意
KDDI株式会社(本社:東京都新宿区、社長:小野寺 正)とパイオニア株式会社 (本社:東京都目黒区、社長:伊藤周男)は、第3世代携帯電話(CDMA2000 1x)の通信モジュールを内蔵したカーナビゲーションシステムの開発とそれに向けたサービスを実現するため業務提携することに合意し、本日、覚書を締結いたしました。
KDDIは、最大144kbpsの高速データ通信が可能な第3世代携帯電話(CDMA2000 1x)を2002年4月より提供し、”Mobile&IP”をキーワードにモバイルインターネットを中心とするソリューションビジネスを積極的に展開しております。
パイオニアは、優れた最先端技術と映像・音響分野のノウハウを活かして市販カーエレクトロニクス市場でトップシェアを獲得している、カーオーディオ、カーナビゲーションのリーディングカンパニーです。
両社は、KDDIネットワーク仕様の通信モジュールをパイオニアの車載機器に内蔵することにより、常に最新の情報を必要な時に取得できるクライアント/サーバー型のサービスを前提としたカーナビゲーションシステムを構築し、お客様がより一層便利で使い易く、快適なドライブシーンのコミュニケーション環境の実現を目指します。
2002年内の商品化を目標とし、パイオニアによる製造・販売およびご利用者向けのサービス提供を予定しております。
開発商品と提供サービスの詳細につきましては、9月中旬にパイオニアから発表予定です。
本システムの概要は次頁のとおりです。
これまでもカーナビゲーションに汎用の携帯電話機を接続することで、自動車内においてインターネットによる各種情報取得などが可能でしたが、第2世代の携帯電話(PDC方式、回線交換の場合)では通信速度が最大9.6kbpsと遅く、また、接続時間が長いほど通信料が嵩む、といった課題がありました。
KDDIとパイオニアが実現を目指す通信モジュール内蔵型カーナビゲーションシステムは、携帯電話のデータ通信機能をカーナビゲーション本体に内蔵するクライアント/サーバー型のシステムです。
地図情報等の各種コンテンツ情報を、従来のパッケージメディア(DVD、CD-ROM等)に収録するのではなくサーバーに蓄積し、KDDIの提供するCDMA2000 1xのネットワークに通信モジュールを介して接続することで、最新の情報を必要な時にダウンロードすることが可能となります。
内蔵されるCDMA2000 1x対応の通信モジュールは、既存のcdmaOne網との互換性があるため、全国のエリアをカバーできます。また、最大144kbpsの高速データ通信が可能なため、データ量の大きなコンテンツの提供も容易であり、加えて、パケット通信方式のため、従来の回線交換の方式と比べデータを受信するまでの時間が大幅に短縮されるため、レスポンス良くサービスが提供できます。
サービス提供にあたっては、パイオニアが市販カーナビゲーション市場で築いた経験・ノウハウを活かし、ドライブシーンにおいてより価値のある、通信モジュール内蔵型カーナビゲーションシステムならではのコンテンツをラインアップいたします。
また、KDDIは、本システムの通信インフラとして全国で利用可能なCDMA2000 1xのネットワークを提供し、優れた通信品質と高い信頼性でサービスをサポートしてまいります。
以上
KDDI株式会社 | ||
本社所在地 | : | 東京都新宿区西新宿2-3-2 |
代表者 | : | 代表取締役社長 小野寺 正 |
資本金 | : | 141,851百万円 |
事業内容 | : | 第一種電気通信事業 (携帯電話、インターネット、国内・国際電話サービス等) |
パイオニア株式会社 | ||
本社所在地 | : | 東京都目黒区目黒1-4-1 |
代表者 | : | 代表取締役社長 伊藤 周男 |
資本金 | : | 49,049百万円 |
事業内容 | : | 音響・映像機器等の製造販売 |
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