報道資料:パイオニアビデオ株式会社の事業転換について

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Pioneer
2002年 8月 20日
パイオニア株式会社

パイオニアビデオ株式会社の事業転換について~光ディスク量産事業からプラズマディスプレイ生産事業に転換~

 パイオニア株式会社はこの度、パイオニアビデオ株式会社(本社:山梨県中巨摩郡田富町、パイオニア(株)100%出資子会社)の田富事業所において現在行なっているDVDなどの光ディスク量産事業を2003年3月末を目処に取り止め、需要の一層の増大が見込まれる プラズマディスプレイの生産事業に転換し、新たにプラズマディスプレイ生産ラインを建設することに決定いたしました。この事業転換はパイオニアグループにおける「事業の選択と集中」という経営戦略に則り、競争力を高めてより効率的な経営を推進するためのものです。
 この事業転換に伴う人員削減の予定はありません。また、国母事業所で行なっている半導体事業はこれまで通り継続します。

 この事業転換に伴い、DVD−R/RWなどの記録ディスクの生産は2003年3月末を 目処に中止いたしますが、パイオニアブランドのDVD−R/RW記録ディスクの販売につきましては今後とも積極的に継続して、同フォーマットの一層の普及に努めてまいります。
 今後の記録ディスクの研究開発においては他のメディアメーカーの協力を得ながら取り 組んでまいりますが、すでにTDK株式会社と「Blu−ray Disc」と互換性の高い追記型ディスクの開発に成功しております。DVD−RWに関しましても、TDKと共同で 今後さらに研究開発を進めていくことで合意しております。

 新たに建設するプラズマディスプレイの生産ライン(第4生産ライン)の詳細は今後決定してまいりますが、2003年春の着工・2005年春の竣工を目指し、生産能力は年産25万台~30万台の規模を想定しております。パイオニアでは現在、静岡パイオニア株式会社の田富事業所(第1生産ライン)で年産5万台、同静岡事業所(第2生産ライン)で年産10万台の合計年産15万台規模の生産能力を有しております。また、過日(7月1日)発表いたしました通り、現在静岡事業所内に第3生産ライン(2003年9月稼動予定、年産10万台予定)を建設中で、この第4生産ラインを加えますと合計で年産50万台を超える生産規模を有することになります。投資額含め、事業計画の詳細は追って発表いたします。
 この事業転換に伴う費用(プラズマディスプレイ第4生産ライン建設にかかわる費用を除く)は、今期の連結損益の中で吸収し、これによる通期の業績見通しへの影響はございません。

 パイオニアグループでは「より多くの人と、感動を」を企業理念に、「エンターテインメント創造企業」を目指しております。今回の事業転換により、一層の競争力と効率的経営を実現してまいります。

以上

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