報道資料：カーナビゲーション“Air Navi(エアーナビ)”「AVIC-T1」を新発売

• サーバーの持つ地図や店舗の最新情報を自動更新
• 製品と基本サービスを月々3,980円※2で提供する新ビジネスを導入

AVIC-T1

パイオニア株式会社はこの度、通信モジュール内蔵型カーナビゲーションセットと、専用のオプション製品を下記要領にて市場導入いたします。

【企画意図】

近年カーナビ市場は一層の拡大を続け、本年度の市販と純正を合わせた市場規模は、国内全体で245万台(前年比115％)に達するものと予測されます。(パイオニア推定)
当社は現在、さらなる市場の活性化を図るとともに、多様化するユーザーニーズにお応えするべく、最先端の機能を満載したHDD[サイバーナビ]と、初心者でも簡単に使えるDVD[楽ナビ]の2つのシリーズを展開しております。
一方、インターネットの普及に端を発したITの革新は、現在、「ブロードバンド」と「ユビキタス」をキーワードとする第2ステージへと移行しつつあります。こうした中、エレクトロニクス業界では、商品のネットワーク対応を急ぐと共に、それに伴うハードコストとランニングコストの回収で構成される新しいビジネスモデルを模索し始めています。
当社はこの度、このような市場変化に先駆け、市販市場で世界初となる通信モジュール内蔵型カーナビゲーションシステム“Air　Navi (エアーナビ)”「AVIC-T1」を新発売いたします。

「Air　Navi」は当社初の本格的なクライアント／サーバー型のシステムで、必要な時に必要な最新情報（サーバーの持つ周辺地図や、店舗情報など）を更新できる、新しいタイプのカーナビゲーションセットです。また、製品を購入した際のお支払いは、製品と基本サービス料金を組み合せた分割払いという、新しいビジネスモデルを導入いたします。

地図データは、iフォーマットフォーラム（2002年9月17日現在、業界25社)に参加している各社により採用が検討されている、ネットワーク配信に最適な地図フォーマット『iフォーマット』を採用。また、通信網にはKDDI株式会社の「CDMA2000　1x」を採用し、高速なデータ通信を可能にしています。

当社はお客様に常に最新の情報を提供するために、ネットワークを有効な手段として捉え、これらのインフラを利用することで、より豊かなカーライフを提案してまいります。

【主な特長】

「Air　Navi」は、生活スタイルの先端を行く、先進・高性能を伝える「Live」、「COM」という価値、無駄のないリーズナブルさを伝える「Choice」という価値、の3つの新しい価値をコンセプトにしています。

1 ) 「Live」～地図を初めとする様々なデータを更新し、新鮮な情報を提供

本体には、あらかじめ全国の地図データがプリインストールされており、サーバーの情報に更新があれば、本体起動時などに自動的に更新されます。従来のメディア(DVD、HDD)使用の場合とは異なり、最新の情報を反映したカーナビゲーションをご利用いただけます。
地図や検索、ルート探索、誘導といったカーナビの基本機能に加え、渋滞、天気情報やコンテンツプロバイダーの提供するタウン情報などを地図上に表示するので、常に新しい発見のあるドライブシーンを演出します。

1. 地図自動更新(基本サービス)
   自宅周辺40km四方と、目的地を設定した際のルート沿いの地図は、サーバーで更新された部分のみ自動で更新されます。
2. オンライン検索(基本サービス)
   サーバーで更新された最新の検索データ(住所・電話番号など)を使って、目的地の検索が可能です。
3. オンラインルート探索(基本サービス)
   ルート探索もサーバー側で行うため、サーバーで更新された道路情報を使ったルート探索が可能になります。
4. オンデマンドVICS(基本サービス)
   サーバーの「VICSレベル3」^※3情報を使い、「渋滞ボタン」を押すだけで、全国どこでも気になる場所の渋滞情報の確認ができます。さらに、渋滞を考慮したルート探索まで可能になります。
   ※3　「VICSレベル3」は、インクリメントP株式会社が情報提供を行います。道路交通情報データは、財団法人　日本道路交通情報センターより提供されております。また、データ作成には、財団法人　道路交通通信システムセンター(VICSセンター)の技術が用いられております。
5. 「マップライブ」(オプションサービス)
   コンビニやグルメショップなどの情報を地図上に表示し、音声での読上げも行います。
6. 「ライブマガジン」(オプションサービス)
   コンテンツプロバイダーや雑誌社などが提供する専用のコンテンツを、情報誌を読むような感覚で検索し、情報の閲覧やそのポイントまでのルート探索等が可能です。クーポンメールに対応したコンテンツもあり、お得な割引情報などを、お手持ちの携帯電話に転送して使用することができます。(コンテンツは週～月毎で更新されます)
7. 「ウェザーライブ」(オプションサービス)
   天気情報やアメダス情報の地図上への表示や、ルート探索時に目的地付近の天気情報も案内します。
8. 「小口旅行保険」(オプションサービス)
   ドライブ旅行保険やゴルファー保険など、小口で少額の保険商品を「Air　Navi」本体から購入可能です。

2 ) 「COM」～位置情報を利用した様々なコミュニケーションが可能

カーナビ本体には固有のメールアドレスが付与され、メール機能や地図データを利用した様々なコミュニケーション機能を可能にします。「Air　Navi」は、下記の多様なサービスで、ネットワークと位置情報を組み合わせた新しい価値を提案していきます。

1. 「ここです！メール」(オプションサービス)
   「Air　Navi」同士はもちろん、携帯電話・パソコンとのメールの送受信が可能です。加えて、地図付きメールを送信し、特定の場所を教えることができます。当初は「iモード」^※4に対応の携帯電話で、地図付きメールをご利用いただけます。
   ※4　「iモード」は株式会社NTTドコモの登録商標です。
2. 「ポイントパーティー」(オプションサービス)
   友人とのツーリング時など、複数の自動車間で相互の位置情報を一定の時間間隔で確認できます。
3. 「情報生活ドットコム」(オプションサービス)
   様々な情報をお客様同士で交換できるサイト「情報生活ドットコム」との連携により、お客様の場所に関する質問に対し、地図付の回答を提供します。

3 ) 「Choice」～機能、使い方、買い方が選択できるリーズナブルな商品形態

カーナビの基本機能を網羅した基本サービスの他に、前述のような多彩なオプションサービスをご用意しました。お客様は、好みに合わせて「Air　Navi」本体から契約することが可能です。
また、車のみならず、家でも使用できるホームキットを同梱。事前のルート設定や渋滞情報のチェックなど、使用シーンを選択できる新たな提案です。
さらに、購入方法にも様々なパターンを用意しました。『ハード、通信、サービスの一体化』を基本に、月々の支払金額を選べるリーズナブルな価格体系により、お客様に合わせた購入プランが選択できるのも「Air　Navi」の特長です。

4 ) 6.5型ワイドTV搭載のコンパクトな本体に、カーナビゲーションの基本機能を満載

本体は、新時代のカーナビゲーションにふさわしいスマート＆クールナチュラルな外観デザイン。コンパクトな本体に「CDMA2000　1x」サービス対応の高速データ通信モジュールを内蔵しました。
ハイダウェイユニットには、クリスタル3Dハイブリッドセンサーを搭載し、精度の高い自車位置表示を実現。4chダイバーシティTVチューナー内蔵により、高品位なTV受信が可能です。
また、音声認識機能も搭載しており、ドライブ中の快適操作を実現します。

【製品の販売について】

当社は、通信カーナビゲーション「Air Navi」を導入するにあたり、新会社「パイオニアモバイルネットワークス株式会社」(会社概要はこちらを参照)を、8月27日に設立いたしました。
この新会社は、「Air　Navi」のハード・通信・サービスのセット販売という新ビジネスを運営するとともに、各種情報サービスに関するお客様の対応窓口を担当してまいります。

【ご購入プラン】

ご購入プランには、本体および3年分の基本サービス料、消費税が含まれています。また、4年目以降は基本サービス料金について、クレジットカードによる毎月のお支払いが必要となります(月額1,980円、消費税込み)。
オプションサービスについては、購入当初より別途月額でのご契約となります。なお、契約月とその翌月は、お試し期間として無料でご利用いただけます。

上記料金は、日本信販株式会社のショッピングクレジットによるお支払いになります。
このほか、NICOS／VISA／MASTER／ダイナースのカードによるお支払い(1回、ボーナス一括、分割、リボ払い)も可能です。

【オプションサービス】

【新会社・パイオニアモバイルネットワークス株式会社概要】

【「AVIC-T1」の主な仕様】

【参考】

コンテンツ提供予定会社一覧　（2002年9月17日現在）