報道資料:ハイクオリティーユニバーサルDVDプレーヤーとAVマルチチャンネルアンプを新発売

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Pioneer
2002年 9月 30日
パイオニア株式会社

~ケーブル1本で、DVDオーディオやSACDのデジタル音声の接続が可能~
世界初*1、i.LINK接続によるマルチチャンネルオーディオ伝送に対応した
ハイクオリティーユニバーサルDVDプレーヤーとAVマルチチャンネルアンプを新発売

DV-S858Ai

DV-S858Ai

VSA-AX10i-N

VSA-AX10i-N

商品名 型番 希望小売価格
(税別)
発売予定日 月産予定台数
DVD オーディオ/ビデオプレーヤー DV-S858Ai オープン 11月下旬 1,000台
AVマルチチャンネルアンプ VSA-AX10i-N 460,000円 11月上旬 400台
※1 2002年9月30日現在、パイオニア調べ。

【企画意図】

 従来、最も高音質とされるDVDオーディオやSACDのマルチチャンネル音声を再生するには、DVDプレーヤーで5.1chのデジタル信号を一度アナログ信号に変換し、各チャンネルをそれぞれオーディオ(ピン)ケーブルで接続し、マルチチャンルアンプへ伝送しておりました。この接続では、6本のケーブルが必要であり、アンプ側の音質調整機能にも一部制限がありました。
 この度当社は、「i.LINK」*2によるデジタル伝送「アドバンスド・レゾリューション・デジタル・オーディオ・インターフェイス」を新たに開発*3。この新技術を搭載した、DVDオーディオ/ビデオプレーヤー「DV-S858Ai」と、AVマルチチャンネルアンプ「VSA-AX10i-N」を新発売いたします。
 「DV-S858Ai」と「VSA-AX10i-N」は、「i.LINK」接続により、ケーブル1本でDVDオーディオやSACDのマルチチャンネルのデジタル接続が可能です。これにより、より一層の高音質でマルチチャンネルオーディオをお手軽にお楽しみいただけます。
 当社が新開発した伝送方式は、DVDオーディオやSACDで規定されている業界標準の著作権保護技術DTCP(Digital Transmission Content Protection)*4に対応しているので、この技術を搭載したDVDプレーヤーとマルチチャンネルアンプ間で、DVDオーディオやSACDを始めとする高音質のデジタル音声信号を、デジタルのまま伝送することが可能*5です。
 なお、当社は12月中旬より、現行製品の「VSA-AX10」を対象に、i.LINK等の機能を「VSA-AX10i-N」と同等にする、有償バージョンアップサービスを実施する予定です。(「VSA-AX10」有償バージョンアップサービス実施のご案内参照)

※2 i.LINK端子を持つ機器間で、デジタルの映像や音声などマルチメディアの双方向通信や、接続した機器の操作が、i.LINKケーブル1本で行える、シリアル転送方式のインターフェイスです。i.LINKはIEEE1394の呼称です。IEEE1394は、IEEE(米国電子電気技術者協会)によって標準化された国際規格です。現在、100Mbps、200Mbps、400Mbpsの転送速度があり、それぞれS100、S200、S400と表示されます。本製品は共にS400まで対応しております。i.LINKはソニー株式会社の登録商標です。
※3 i.LINK「アドバンスド・レゾリューション・デジタル・オーディオ・インターフェイス」を実現するにあたり、当社はテキサス・インスツルメンツ社と共同で専用チップを開発しました。
※4 DTCP(Digital Transmission Content Protection):この技術は、デジタル伝送における著作権保護技術の管理運用団体「DTLA」(The Digital Transmission Licensing Administrator)から認可を受けております。DTCP搭載機器とDTCPを搭載していない機器との間では、映像、音声、データのやり取りが出来ない場合があります。また、本DVDプレーヤーと、同コピープロテクション技術を搭載している機器間の接続では、コピーが制限されている映像・音声・データにおいてi.LINKでのデジタルコピーが出来ない場合があります。
※5 本製品は「IEEE1394」上で音楽用デジタルデータを伝送するために「1394TA(Trade Association)」にて規格化されたA&Mプロトコル(Audio & Music Data Transmission Protocol 2.0)おけるAM824 sequence adaptation layerで規定されている、IEC60958 bitstream、DVDオーディオ、SACDにも対応しています。

「DV-S858Ai」と「VSA-AX10i-N」の主な特長

● ケーブル1本で、DVDオーディオやSACDのマルチチャンネル・デジタル音声の接続が可能
i.LINKによるデジタル伝送方式「アドバンスド・レゾリューション・デジタル・オーディオ・インターフェイス」

 当社が新開発した伝送方式は、DVDオーディオやSACDで規定されている業界標準の著作権保護技術DTCP(Digital Transmission Content Protection)に対応しています。この技術を搭載したDVDオーディオ/ビデオプレーヤー「DV-S858Ai」と、AVマルチチャンネルアンプ「VSA-AX10i-N」は、i.LINKケーブル1本の接続で、DVDオーディオやSACDを始めとする高音質のデジタル信号を、デジタルのまま伝送することが可能です。接続が簡単なうえ、i.LINKを通しDVDプレーヤーを再生すると自動的にアンプのファンクションがDVDに変わる等の連動再生が可能です。
 さらに、新開発のジッター低減技術PQLS(プレシジョン・クォーツ・ロック・システム)*6を搭載することにより、原音に忠実なハイクオリティーなデジタル伝送を可能にしています。

※6 PQLSはi.LINKの特徴である相互コントロール機能を利用して、アンプ側のクロックでDVDからの送りだし信号を制御。それにより音質に悪影響を与えるジッター成分を極限まで低減する技術です。

DVDオーディオ/ビデオプレーヤー「DV-S858Ai」の主な特長

1 ) 業界最高水準の14bit/108MHz高速・高精度ビデオDACを搭載

 ビデオノイズ成分(量子化誤差ノイズ)をビデオ信号の帯域内から除去するNSV(Noise Shaped Video)*7技術と、DVD映像信号のサンプリング周波数を8倍に高めるオーバーサンプリング(14bit/108MHz)処理により、高いリニアリティーと低ノイズを実現しています。また、14bitDACの採用により、従来、デジタル フィルター等の演算時には省かれていた8bitを超えるデータを、そのままD/Aコンバーター部まで処理するので、より滑らかで高精細な画像が得られます。

2 ) バスマネージメント機能に対応したDVDオーディオ/SACDマルチチャンネル再生

 DVDオーディオ再生時でも、スピーカーの大小の設定や低域成分の5.1chへの振り分けを設定するバスマネージメント機能の搭載や、スピーカーのゲインおよび距離設定*8(10cmステップ)ができるので、お好みの音場を設定することが可能です。

3 ) リファレンスモデルに匹敵する高音質・高画質を実現

○高音質再生技術

  1. 全6チャンネルに、高性能192kHz/24bitに対応するD/Aコンバーターを搭載
    なかでもフロントの2チャンネルには、バーブラウン社製D/Aコンバーター(PCM1738EG)を採用し、S/N:118dB、歪率:0.0009%、ダイナミックレンジ:108dBの高音質を実現しました。
  2. CDも、より高音質で再生する「レガート・リンク・コンバージョンPRO」搭載
  3. フロント2チャンネルに当社独自のアルゴリズムに基づくハイビット機能を搭載

○高画質再生技術

  1. より原画に近い鮮明映像を再現するピュアシネマ・プログレッシブスキャン回路を搭載
     高性能ビデオクオリティエンハンサー「VQE7」を搭載。これにより、ソフトの映像情報に欠落がある場合などでも、素材(フィルム、ビデオ)を問わず2-3プルダウン方式処理(1)と、3次元動き適応処理(2)のいずれかの方法で自動処理を行い、オリジナル映像に迫る鮮明なプログレッシブ映像を再現することができます。また、今後普及が期待される30p(プログレッシブ)記録ソフトにも対応しています。
    1. 2-3プルダウン方式ピュアシネマ・プログレッシブスキャン回路
      フィルム素材から制作された映画などのDVDソフト(24p)をテレシネ変換した、2-3プルダウン処理情報をもとに、オリジナルソースに忠実な高精細映像を再現。細部の粒立ちや奥行きなどナチュラルでフィルムライクな映像を楽しむことができます。*9
    2. 動き適応型補間プロセッシング回路
      当社独自の高解像度処理アルゴリズムを採用することにより、滑らかで自然なプログレッシブ映像を実現しました。*10
  2. 高性能スーパー・ファインフォーカス・デジタルフィルターを搭載
    高性能デジタルフィルターにより、水平解像度540本の高精細映像を実現。プログレッシブ映像を一層高品位に仕上げます。
  3. プロフェッショナルなクオリティーを実現する多彩な画質調整機能(VQE7)
    • 高精度なノイズ検出を実現。コンポーネントフレームDNR・PRO搭載
    • モスキート/ブロック ノイズリダクション搭載
    • 明るい部分はそのままに暗い部分だけを補正する「ガンマ補正」

4 ) DVD-R/RWやCD-R/RWなど、多彩なディスクの再生が可能*11

 「ビデオモード」*12で録画したDVD-R/RWディスクはもちろん、「VRモード」(ビデオレコーディングフォーマット)*13で録画・編集したDVD-RWディスクの再生が可能です。
また、一世代のみコピーが可能な映像素材を録画したDVD-RWディスク(VRモード)の再生(CPRM対応)や、MP3フォーマット*14で記録したCD-R/RWディスクの再生も可能です*11

5 ) その他

  • オーディオ回路への不要な信号の影響を排除する「VIDEO OFF」機能
  • CD再生時に不要な回路を通さず、最短経路で伝送・処理を行う「CDデジタルダイレクト」機能
  • 筐体の共振を排除し、安定した信号を供給するトリプルレイヤードシャーシ搭載
  • 駆動メカ部分に、安定したディスクの回転、信号読み取りを実現するステンレス・スタビライジングプレートを採用
  • 2本のスピーカーでも本格的なサラウンドが楽しめる「バーチャルドルビーデジタル」*15搭載。DTSソフトのバーチャル化も可能です。
  • 使いやすさを向上させた、自照式ジョグ&ジョイスティックリモコン搭載
  • 分かり易い高解像度GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)で快適操作を実現
  • 小音量でも存分にDVDを楽しめる「オーディオDRC(Dynamic Range Compression)」搭載
  • 再生を中断しても、そのポイントからの再生が可能な「リジューム」機能*16
  • 正逆15ステップの「トリックプレイ」を実現する「スムーズスキャン プロセッサー」搭載
  • MP3はマルチセッション対応しています。*17
※7 "NSV"、"Noise Shaped Video" はANALOG DEVICES, INC.の登録商標です。
※8 SACDでは距離の設定は出来ません。
※9※10 プログレッシブスキャン対応TV使用時。
※11 ディスクの特性、傷、汚れ、プレーヤーのピックアップレンズの汚れ、結露などにより再生できない場合があります。パソコンで記録したディスクは、正しいフォーマットで記録されたものであっても、アプリケーションソフトの設定や環境などによって再生できない場合があります。
※12 「ビデオモード」はDVDフォーラムで定められた"DVDビデオフォーマット"で録画するモードです。
※13 「VRモード」はDVDフォーラムで定められた"ビデオレコーディングフォーマット"で録画するモードです。
※14 MPEG1 Audio Layer3 44.1kHz、48kHzのファイルのみ再生可能です。
※15 多くの映画で使用されているドルビーデジタルの臨場感豊かな音響を、2本のスピーカーで再現する技術です。最 高水準のバーチャライザーであるSRS社のTruSurround技術により、立体的な効果が得られます。
※16 DVDビデオ、DVD-R(ビデオモード)、DVD-RW(VR・ビデオモード)、ビデオCDのみ可能です。
※17 セッションはクローズしていなくてはなりません。

AVマルチチャンネルアンプ「VSA-AX10i-N」の主な特長

 「VSA-AX10i-N」は、昨年の発売以来、高い評価をいただいておりますハイエンドAVマルチチャンネルアンプ「VSA-AX10」に、i.LINKを搭載し、機能、性能、音質をさらに向上させたリファレンスモデルです。
 「VSA-AX10」で確立した「アドバンスド・マルチチャンネル・ステレオフォニック思想」*18をベースに、部品やレイアウトの見直し等による一層の高音質化や、当社独自の音場補正システム「MCACC」(マルチチャンネル・アコースティック・キャリブレーション・システム)*19をさらに精度を向上して搭載。これにより、ご家庭内において録音スタジオのハイクオリティーサウンドを忠実に再現します。
さらに、ダイナミックレンジ伸張と周波数帯域を拡大するオーディオスケーラー「ハイビット・ハイサンプリング」機能や、デジタル方式ディスプレイ等を使用する際の、音声に対する映像の時間遅れを補正する「サウンド・ディレイ(リップシンク機能)」等の新機能を搭載いたしました。

※18 「アドバンスド・マルチチャンネル・ステレオフォニック思想」
「2chのピュア・オーディオ・アンプとしても通用する質の高いアンプ回路を複数使用し、ソースそのものの情報量をありのままに再生することにより、理想とする音楽/音場を再現する」という考え方が「マルチチャンネル・ステレオフォニック」思想です。この思想を制作現場の原点から見直し、実際の録音スタジオにおけるモニタリング手法を忠実にご家庭内で再現するアプローチが「アドバンスド・マルチチャンネル・ステレオフォニック」思想です。
  1. 音場補正システム「MCACC」(マルチチャンネル・アコースティック・キャリブレーション・システム)をさらに精度を向上して搭載。新たに、以下の機能を追加しました。
    (1) DVDオーディオやSACD再生のスタンダードである「ITU-R基準」*20でのスピーカー位置調整を厳密に行うことの出来る「リファレンス・キャリブレーションディスク」を付属

    (2) MCACCで調整した内容を記憶させるユーザーメモリー数を増加(従来の2から4へ)
    (3) 距離補正の精度アップ(従来の10cm単位から5cm単位へ)
  2. 「アドバンスド ダイレクト エナジー MOS FET」パワー素子を全7チャンネルに採用
  3. ルーカスフィルム社が定めるTHX「Ultra2」規格*21認定と世界屈指の録音スタジオ「エアースタジオ」での音質チューニングを実施
  4. 「DTS96/24」、「ドルビーデジタルEX」、「DTS-ESディスクリート6.1」等、現存するあらゆるサラウンドフォーマットに対応*22
    ※22 2002年9月30日現在。パイオニア調べ。
  5. オリジナルソースの持つ臨場感を再現するために、ダイナミックレンジの伸張(24ビット化)と、周波数帯域を拡大する新機能オーディオ・スケーラー「ハイビット・ハイサンプリング」(新)
  6. バーブラウン社製192kHz/24bit DAコンバーター、PGM(プレシジョン・ゲイン・マネージメント)ボリウム、シンメトリカルパワートレインデザイン等、ハイエンドアンプに見合った高音質設計
  7. 映像と音声の時間的なズレを補正する「サウンド・ディレイ(リップシンク機能)」(新)
  8. 広帯域ビデオコンバーター搭載により高画質と簡単接続を実現
  9. 3次元スペースフレーム構造、トランススタビライザー、ダブルレイヤードシャーシによる強靭な筐体。
  10. 「前面光入力端子」搭載
  11. 「D4/コンポーネント映像入出力端子」搭載
  12. 液晶タッチパネルリモコン付属

「VSA-AX10」有償バージョンアップサービス実施のご案内

 当社は既発売(2001年11月)のマルチチャンネルAVアンプ「VSA-AX10」をお持ちのお客様を対象に、i.LINK等の仕様を向上する有償バージョンアップサービスを下記の要領で実施いたします。

機能アップ内容: 「VSA-AX10」はこのバージョンアップサービスにより、以下のような基本機能が「VSA-AX10i-N」と同等になります。
・i.LINKによるデジタル伝送、およびPQLS機能
・ユーザーメモリー数増加(2から4へ)
・距離補正の精度アップ(10cmから5cm単位)
・オーディオ・スケーラー「ハイビット・ハイサンプリング」
・「サウンド・ディレイ(リップシンク機能)」
・「リファレンス・キャリブレーションディスク」付属
受け付け/実施時期: 2002年12月15日より6ヶ月間。
対応料金: 50,000円(税別)
受け付け/実施方法: 当社取り扱い販売店、及び、弊社サービス拠点での受付・持ち込みサービス。
バージョンアップに掛かる日数は状況によって異なります。
お客様の問い合わせ窓口: 弊社カスタマーサポートセンター
フリーコール 0120−944−222
(注)この番号は、PHS、携帯電話などからは使用できません。

【DV-S858Aiの主な仕様】




再生可能メディア
DVDオーディオ、スーパーオーディオCD、DVDビデオ、DVD-RW(VRモード)、
DVD-R/DVD-RW(ビデオモード)、CD-R/CD-RW、ビデオCD、
音楽CD、DTS-CD、MP3フォーマットで記録されたCD-R/RW
映像特性(水平解像度DVD) 540本(インターレース)







周波数特性 CD 4Hz~20kHz
DVD 48kHz16bit,20bit,24bit:4Hz~22kHz
96kHz16bit,20bit,24bit:4Hz~44kHz
192kHz16bit、20bit,24bit:4Hz~88kHz
S/N 118dB
ダイナミックレンジ 108dB
全高調波歪み率 0.0009%



コンポーネント映像出力端子(Y、CB/PB、CR/PR) 1系統(金メッキ)
D1/D2端子 1系統
S1/S2映像出力端子 2系統(金メッキ)
映像出力端子 2系統(金メッキ)
光デジタル(ドルビーデジタル/PCM/DTS) 1系統
同軸デジタル(ドルビーデジタル/PCM/DTS) 1系統(金メッキ)
2chアナログ音声出力端子 1系統(金メッキ)
5.1chアナログ音声出力端子 1系統(金メッキ)
i.LINK入出力端子 2系統


外形寸法(mm) 420(W)×103(H)×278(D)
製品質量 5.1 kg
消費電力 14 W
待機時消費電力 0.25 W

【VSA-AX10i-N の主な仕様】







実用最大出力
(JEITA、1kHz、
10%、6Ωサラ
ウンド時)
フロント 200W+200W
センター 200W
サラウンド 200W+200W
サラウンドバック 200W+200W
定格出力
(20Hz~20kHz、
0.09%、6Ωサラ
ウンド時)
フロント 150W+150W
センター 150W
サラウンド 150W+150W
サラウンドバック 150W+150W
周波数特性 5Hz~100kHz(+0dB、-3dB)
全高調波歪率(2ch) 0.09%(20Hz~20kHz、150W、6Ω)
ライン入力SN比(IHF-A) 105dB
DA出力SN比 115dB



デジタルAUDIO i. LINK I/O2系統
(マルチチャンネルPCM/Dolby Digital/DTS/SACD)
同軸3系統、光5系統
(PCM/Dolby Digital/DTS/MPEG-2AAC兼用:
入力設定変更可能)
Dolby Digital RF 1系統
アナログAUDIO 5系統(CD, TUNER, CD-R/ TAPE1/MD,TAPE2 MONITOR)
Phono1系統
アナログマルチチャンネル入力 1系統(8ch、全chADコンバーター搭載)
AV入力
Composite、S2-VIDEO、AUDIO
7系統(DVD/LD,TV/DVD,SAT,VCR1/DVR,
VCR2,VIDEO,VCR3)
COMPONENT VIDEO 3系統(入力設定変更可能)
D4 VIDEO 2系統(入力設定変更可能)



フロント スピーカー出力L/R1系統(+プリアウトL/R1系統)
センター スピーカー出力C1系統(+プリアウトC1系統)
サラウンド スピーカー出力L/R1系統(+プリアウトL/R1系統)
サラウンドバック スピーカー出力L/R1系統(+プリアウトL/R1系統)
サブウーファー プリアウト2系統
デジタル 光2系統
ユニバーサルスピーカーB 1系統(使用用途設定変更可能)
アナログAUDIO 2系統(CD-R/ TAPE1/MD,TAPE2 MONITOR)
AV出力
Composite、S2-VIDEO、AUDIO
Comp.:4系統 S2:5系統(VCR1/DVR,VCR2,VCR3,
MONITOR OUT:Comp.;1 S2;2)
COMPONENT VIDEO 1系統 (MONITOR OUT)
D4 VIDEO 1系統 (MONITOR OUT)


コントロール(SR)入出力 各1系統
ACアウトレット 連動1
外形寸法 440(W)×203(H)×476(D)
製品質量 31.0Kg
消費電力 615W
待機時消費電力 0.65W

◆参考・技術解説◆

【自動音場補正システム(MCACC=マルチチャンネル・アコースティック・キャリブレーション・システム)】

 正確なマルチチャンネル再生には、各スピーカーの特性が同一であることが不可欠です。しかし、従来のマルチチャンネル・アンプでは、ユーザーの聴感による調整方法が主流でした。
 当社が開発した「マルチチャンネル・アコースティック・キャリブレーション・システム」は、録音スタジオにおけるモニタリング手法と同一レベルの音場調整を自動で行うことが出来る画期的な音場補正技術です。これにより、録音スタジオでしか体験できなかったリアルで均一な音場をご家庭内で再現することができます。
 調整内容は、スピーカーの1.接続有無判定2.サイズ判定(大・小)3.相互距離補正4.音圧レベル補正5.音色補正です。

【ITU-R基準】

DVDオーディオ再生においては、ITU-R(国際電気通信連合の無線通信部門)が推奨するスピーカー配置があり、これがDVDオーディオ再生での標準的なスピーカー配置とされています。具体的には各々のスピーカーはリスニングポイントから等距離に置かれ、フロントLRが60度、フロントセンターとリアLRがそれぞれ120度づつ開いた配置となっており、従来の2chをベースに発展させた配置となっているのが特徴です。

【THX Ultra2の特長】

「THX Ultra2」はルーカスフィルム社が提唱するホームTHXシステムの最高規格である「THX Ultra」を最新のデジタルソースに対応すべく改定された最新バージョンの規格です。

主な特長は、従来のTHX Cinemaモードに加え、

  1. サラウンドバックchの音声処理にASA(Advanced Speaker Array)技術を採用し、7.1chスピーカー配置に対応したサラウンドモード「THX Ultra2 Cinema」や、「THX MusicMode」の搭載。
  2. 瞬間的な低負荷への電源供給能力の向上、パワーアンプのダイナミックレンジ拡大。
  3. 超低域まで再生するサブウーファーを使用する際に問題となる壁面干渉を抑える「バウンダリー・ゲイン・コンペンセイション機能」の追加。
  4. HDTVやプログレッシブDVDなどの高画質な映像に対応するビデオスイッチング機能など様々な面で従来の「THX Ultra」を超えた設計となっています。

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