報道資料:高級カーオーディオ「carrozzeriaχ(エックス)」シリーズに最新のテクノロジーを搭載した「新ピュアデジタルシステム」登場

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Pioneer
2004年 3月 24日
パイオニア株式会社

~さらなる高音質化と最適な音場空間の構築を実現~高級カーオーディオ「carrozzeriaχ(エックス)」シリーズに
最新のテクノロジーを搭載した「新ピュアデジタルシステム」登場

RS-A9χ

RS-A9χ

商品名型番希望小売
価格(税別)
発売
時期
月産
予定数
デジタルインテグレーテッドアンプRS-A9χ500,000円4月中旬50台
デジタルパワーアンプRS-A7χ300,000円4月中旬50台
システムコントロールチューナーCDRS-D7χII200,000円4月中旬100台
7.7cmミッドレンジTS-S1RS100,000円6月上旬100組

【企画意図】

 1993年よりパイオニアが市場導入している「carrozzeriaχ(エックス)」シリーズは、独自のODRコンセプトに基づいて研究開発してきた先進のデジタル技術や高音質技術を凝縮した、高級カーオーディオシステムです。
 この度、パイオニアは、Hi-Fiカーオーディオ愛好者が待ち望んでいた、最新のDSPテクノロジーと高音質技術を投入したデジタルインテグレーテッドアンプ「RS-A9χ」、デジタルパワーアンプ「RS-A7χ」、追加機能をコントロール可能なチューナーCD「RS-D7χII」、そして「カロッツェリア」シリーズのハイエンドスピーカー「RSシリーズ」のミッドレンジスピーカー「TS-S1RS」を新発売いたします。
 この導入によって、高音質を誇るピュアデジタルシステムの構築と、「RSシリーズ」で4wayシステムが実現し、ODR思想の真の体現と、Hi-Fiカーコンポーネントシステムの完成を実現いたしました。

※ Optical Digital Reference思想であり、オーディオ信号を光デジタル伝送しDSPによるデジタルチューニングで理想の車室内音場を作り上げ高音質再生を実現すること

【「RS-A9χ」の主な特長】

1 ) 高度な音場制御が可能な「FIR(有限インパルス応答)フィルター」を採用

各スピーカーユニットに最適な再生帯域を与える「クロスオーバーネットワーク」や車室内音響特性の乱れを補正する「イコライザー」などのデジタル信号処理に、位相制御が自由で演算誤差が少ない「FIRフィルター」を採用。位相の変化がなく振幅特性のうねりが発生しない「直線位相」、またはタイムディレイが発生しない「最小遅延位相」から選択可能。

2 ) 従来の数倍の演算能力をもつアナログ・デバイセズ社製、高性能32bit浮動小数点DSP「SHARC」を3基搭載

FIRフィルターは、膨大なDSP演算処理を必要とします。そのため、当社はホームハイエンドオーディオでも定評のある、高性能DSP「SHARC」をLch信号処理用・Rch信号処理用・演算係数生成用の3基搭載いたしました。32bit浮動小数点演算により、微小な係数の演算が可能で、最適な音場再生と高音質化を実現します。

【「RS-A9χ」、「RS-A7χ」の主な特長】

1 ) 「電流帰還型ディスクリートI/V変換回路」を採用し、ハイスピードで透明感のある音を再生

DAC部からボリューム回路に入力する際に、電流信号を電圧信号に変換する「I/V変換回路」は、オリジナル設計の電流帰還型を採用。高スルーレート化を実現し、極めて立ち上がりの鋭いサウンドを実現。

2 ) 「電流帰還型アンプ回路」を採用し、高解像度・高分解能の音楽再生を実現

高スルーレート・ワイドレンジ・低歪率を実現するため、ホームハイエンドオーディオで定評の「電流帰還型アンプ回路」を搭載。この回路設計にはコンピューターシュミレーションを用いた上で、試聴を繰り返し最適な定数を選定しました。

3 ) その他の特長

  • システム構成をブリッジモードで使用することで「フルバランスド・ピュアデジタルシステム」構成を実現
  • 高性能「SRC(サンプリングレートコンバーター)」による96kHzへのアップサンプリング
  • 高精度「サウンドマスタークロック回路」によるジッターの大幅低減
  • バー・ブラウンのサイン・マグニチュード方式「高性能24bitマルチビットD/Aコンバーター」
  • アナログ・デバイセズ社製の高耐入力・高ダイナミックレンジな「高性能12bitDACボリューム」
  • L/Rそれぞれのチャンネルに完全独立で左右対称レイアウトの電源・アンプ回路
  • 高音質のための構造、銅メッキシャーシ、非磁性体ボトムカバー、高放熱効果ヒートシンク、非磁性体電源端子、非磁性体スピーカー端子など、高音質パーツ採用

【「RS-D7χII」の主な特長】

1 ) 新ピュアデジタルシステム「RS-A9χ」、「RS-A7χ」の新機能のコントロールと表示が可能

2 ) 高級感あるヘアライン仕上げのアルミフェイスに、キーイルミネーションと統一性のある「白色有機ELディスプレイ」を採用。視認性の向上と、高級感の演出を実現

3 ) その他の特長

  • 振動・ノイズに強い高信頼性CDメカニズムを搭載したチューナー内蔵のCDトランスポート
  • ジッターを極限まで排除する高精度サウンドマスタークロック回路
  • 高精度「サウンドマスタークロック回路」によるジッターの大幅低減
  • DVDコントロール機能、高性能SRC(サンプリングレートコンバーター)回路でデジタルリンクを実現

【「TS-S1RS」の主な特長】

1 ) 新開発、高音質振動板を採用

振動板には厳選したパルプを使用。DLC(Diamond Like Carbon)コーティング処理を施したチタン製センターキャップとの組み合わせにより、優れた応答性と高い分解能を獲得。正確かつ豊かな表現力を実現しました。

2 ) 亜鉛ダイキャスト製バックチャンバーを装備

優れた制振性と高い剛性を誇る亜鉛ダイキャスト製バックチャンバーを装着することにより、設置条件による影響を排除するとともに、充実した中域再生を可能にし、トゥイーターやミッドバスとのスムーズなつながりを実現。またバックチャンバーを装着しなければ、ミッドバスユニット並みのワイドレンジ再生が可能になります。

3 ) 高比重素材や耐共振構造を採用、徹底的に不要共振を排除

アルミの約2.6倍の比重をもつ亜鉛ダイキャストフレームや、約7.1倍の比重をもつタングステンをベースとした“耐共振構造タングステンホルダー”を採用。双方に非面接触型ポイント支持構造を採用することにより、ダンパーやフレーム、磁気回路で発生する振動や相互の干渉を抑制し、艶やかで伸びのある中域を再生します。

【主な仕様】

■RS-A9χ/RS-A7χ
パワーアンプ部最大出力100W×4/300W×2(4Ω)
定格出力50W×4/150W×2(4Ω) 20~20kHz,0.02/0.02%、75W×4(2Ω) 20~20kHz,0.02%
周波数特性10Hz~100kHz(-1,+0dB)
高周波歪率0.002%(1kHz,20kHz LPF)
S/N105dB(IHF-Aネットワーク)
セパレーション80dB(100Hz~10kHz,20kHz LPF)
スルーレート100V/μsec
ダンピングファクター150
負荷インピーダンス4Ω(2~8Ω使用可能)
デジタル部
(RS-A9χのみ)
<パラメトリックトーンコントロール>
バス周波数63Hz~250Hz
トレブル周波数4kHz~16kHz
調整幅±12dB(1dBステップ)
<31バンドグラフィックイコライザー>左右独立
周波数20Hz~20kHz、1/3オクターブ
調整幅±12dB(0.5dBステップ)
<3バンドパラメトリックイコライザー>左右独立
周波数20Hz~20kHz、1/3オクターブ
調整幅±12dB(0.5dBステップ)
<クロスオーバーネットワーク>左右独立、4way
周波数20Hz~20kHz、1/3オクターブ
調整幅H/M/Lch 0dB~-24dB(0.5dBステップ)、SWch +10dB~-24dB(0.5dBステップ)
スロープPASS、-6、-12、-18、-24、-36、-48、-72dB/oct(PASS:HIGHのHPFには無し)
位相切換ノーマル/リバース
タイムアライメントH/M/Lch 0cm~192.5cm(0.77cmステップ)、SWch 0cm~385cm(1.54cmステップ)
<ポジションアジャストメント>
距離0cm~192.5cm(0.77cmステップ)
調整幅0dB~-30dB(0.5dBステップ)
<デジタルコンプレッション>
OFF,1,2
<サンプリング周波数>
44.1kHz
入出力端子光デジタル入力端子1系統(RS-A9χ)、2系統(RS-A7χ)
光デジタル出力端子3系統(SUBWOOFER、LOW、MID)(RS-A9χ)
共通部消費電流31A(4Ω定格出力時)/5A(無信号時)
平均消費電流12A(4ch,4Ω)/16.5A(2ch,4Ω)
ヒューズ25A×2
外形寸法330(W)×71(H)×585(D)mm
質量13kg
■RS-D7χII
オーディオ部光デジタル入力1系統(Fs=44.1kHz~96kHz)
光デジタル出力1系統(Fs=44.1kHz)
CDプレーヤー部周波数特性5-20kHz(±1dB)
FMチューナー部受信周波数帯域76.1-89.9MHz
実用感度9dBf(0.8μV/75Ω,mono,S/N30dB)
AMチューナー部受信周波数帯域522-1629kHz
実用感度18μV(S/N20dB)
共通部寸法(取付)(D):178(W)×50(H)×165(D)mm、
(DIN):178(W)×50(H)×160(D)mm
(ノーズ)(D)170(W)×45(H)×15(D)mm、
(DIN):188(W)×58(H)×20(D)mm
最大消費電流4A
重量1.7kg
■TS-S1RS
スピーカーユニット7.7cmコーンミッドレンジ
瞬間最大入力50W※1、60W※2 (fc=800Hz,-12dB/oct.以上)
定格入力15W
再生周波数帯域70~24,000Hz※1、160~24,000Hz※2
出力音圧レベル86dB/W(1m)
インピーダンス
質量(1個)0.44kg
外形寸法φ90×42.5(D)mm※1、φ90×67(D)mm※2
取付寸法φ72.5(開口径)×37.5(D)mm※1、
φ77(開口径)×60(D)mm※2
※1 ユニット単品
※2 バックチャンバー装着時

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