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ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。 ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
~ オーディオ回帰による新たな市場を牽引 ~さらなる技術開発で進化した高級スピーカーシステムの新シリーズEXシリーズ 「S−1EX」「S−2EX」 新発売
パイオニアのオーディオの歴史における原点は、今から約70年前、創業者である松本望が高音質ダイナミックスピーカー「A−8」を開発した1937年に遡ります(創業前年)。以来、今日までより良い音を求めて研究開発を重ね、「TAD(Technical Audio Devices)」に代表されるプロユースモデルから、家庭用の高音質スピーカーまで、様々な製品を世界に送り出してまいりました。 この20年程の間、デジタル化の加速やライフスタイルの変化により、簡単・手軽なものがもてはやされ一大市場が形成されてまいりましたが、その一方で近年はゆったりとした時間や空間を大切にしたいと考える方々が増えてまいりました。それに伴い本格的なオーディオ回帰の機運が高まっており、当社は現在、そのようなお客様の本物志向やこだわりにお応えするため、高級スピーカーや高性能アンプなどの製品ラインアップの強化をはかっております。 この度発売するスピーカーシステム「EXシリーズ」は、パイオニアグループの日本・米国・欧州のエンジニアによるインターナショナルなプロジェクトチームによって新たに開発した、フラッグシップモデルです。2003年の発売以来、高い評価を頂いている「TAD−M1」(3,150,000円/1本)の技術を踏襲した他、当社独自開発のフェイズコントロール技術にも対応するなど、長年培った技術とノウハウを惜しまず投入いたしました。さらに、エアスタジオ(UK)でプロの録音エンジニアとのコラボレーションによるサウンドチューニングを実施し、「Air Studios」の紋章も印されています。 より多くの方々に、より良い本物の音をお届けするスピーカーシステムとして、また、新たなオーディオ市場を牽引する製品として、市場導入いたします。
1 ) 「TAD−M1」の最先端テクノロジーを継承
「TAD−M1」の設計思想はもちろん、TADのユニット設計や精度、素材、チューニングに至るまで、テクノロジーとクオリティを継承しました。スピーカーシステムはパイオニアブランド、スピーカーユニットはTADを称号しています。
2 ) ベリリウムトゥイーターを搭載したCST(Coherent Source Transducer)スピーカー採用
音像と音場を高次元で融合させた「TAD−M1」のCST技術を踏襲。CSTは、広帯域にわたって駆動ユニットの位相と指向性をコントロールする同軸スピーカー方式です。トゥイーターには、軽量かつ高剛性という振動板材料として最も適した「TAD−M1」と同一のベリリウム振動板を採用し、高域再生周波数を100kHzまで高めています。ミッドレンジには実用金属中、最も軽く、内部損失が大きいという特徴があるマグネシウム振動板を採用しています。磁気回路にはフェライトマグネットの約10倍ものエネルギーを持つネオジウムマグネットを採用。非常に強力な磁気回路で、軽量な振動板を強靭にドライブします。鉄材には、スチールのブロックからの削りだしの流線型ヨークを採用。磁気回路内の磁気の流れを最適化すると共に、振動板裏側のエアフローを充分に確保し、不要反射を排除します。
3 ) アラミドカーボン複合シェル振動板採用18cmウーファー
ウーファー用振動板としての理想的な物性を得るためにアラミド織布とカーボン不織布を3層にラミネートした振動板を新開発。さらにセンターキャップとコーンを一体化した1ピースのシェル状(殻形状)振動板とし、形状の最適化をはかり、軽量と高剛性を両立することで、豊かでクリアな低音を再生すると同時にカラレーションのない素直な中低域の再生を実現します。65mmの大口径ボイスコイル、大型ネオジウムマグネットの採用にもかかわらず、振動板背面の抵抗を極力小さくするコンパクトな磁気回路を構成。更に振動板の背面側の形状を徹底的にこだわったエアロデザインをフレーム・磁気回路に採用し、ノイズの発生源となる空気流の乱れを抑え、圧倒的にS/Nの高い低音再生を実現しています。
4 ) パーフェクト・タイムアラインメント・デザイン
従来のスピーカーシステムでは、複数のスピーカーユニットが、フロントバッフルにフラットに並べられています。各スピーカーユニットからの様々な周波数の音は異なった距離でリスナーに届きます。このことが合成された音に濁りやにじみを生じさせてしまいます。パイオニアの新しいEXシリーズでは、パーフェクトなタイムアラインメントを実現する精密なバッフル形状(プレシジョンカーブと呼ぶ)を採用することで、この悪影響を排除しています。スピーカーユニットは、聴き手を中心とする球(R3m)に沿って配置されて、すべてのスピーカーユニットの向きが聴き手に合わされ、スピーカーからリスナーの耳に届くまでを正確に同じ時間にすることができます。「S−1EX」では、さらにスラントレイアウトエンクロージャーを採用することでタイムアライメントをより完全なものにしています。
1 ) スラントレイアウトエンクロージャー
キャビネットを8度傾斜させました。これにより、フロントバッフルのプレシジョンカーブと合わせてパーフェクトなタイムアラインメントを実現します。さらに、重心位置をキャビネットの中心に持って行き全体の安定性をはかることができます。従来のように直立の状態ではスピーカーユニットの重さのために重心はかなり前の位置になってしまいますが、この構造ではスピーカーユニットの振動を中心でしっかりと支え、安定させます。
2 ) サウンドを曇らす定在波を効果的に除去するABD(Acoustic Balance Drive)テクノロジー採用
スピーカーシステムのエンクロージャー内での不要な定在波の発生を抑える技術です。定在波をキャンセルするために厳密なシミュレーション解析によりウーファーとポートの配置を最適化、この配置でウーファーを駆動するとエンクロージャー内の音響的なバランスを取ることが可能となりクリアな低域を再生します。
3 ) 亜鉛ダイキャスト脚を採用の台座
スピーカー本体を支える台座は、厚さ60mmのMDF(中質繊維板)に亜鉛ダイキャスト製の脚が強固に固定されています。その4本脚によって、しっかりとした設置を可能にします。
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