報道資料:PC上で、MP3ファイルを使用した本格的なDJプレイを実現DJソフトウェア “DJS” 「SVJ−DL01」を新発売

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Pioneer
2005年 10月 18日
パイオニア株式会社

PC上で、MP3ファイルを使用した本格的なDJプレイを実現
DJソフトウェア “DJS” 「SVJ−DL01」を新発売

SVJ-DL01 DJ_Play
SVJ-DL01 「DJ PLAY」画面
商品名 型番 希望小売価格 発売時期
DJソフトウェア SVJ−DL01 オープン 11月下旬

【企画意図】

 パイオニアは1994年、DJ※1向けCDプレーヤー「CDJ−50」を業界に先駆けて発売。以来、当社のDJ用製品は、デジタルのメリットを活かした様々な機能がプロDJはもちろん、アマチュアDJからも高い評価を頂いております。同時に、ディスコ、クラブ、イベント等での数多くの採用実績により、この市場におけるスタンダードとしての地位を確立しております。
 この度当社が発売する “DJS” (ディージェイエス)「SVJ−DL01」は、世界のディスコ/クラブで好評を博しているDJ向けCDプレーヤー「CDJシリーズ」と、DJ向けミキサー「DJMシリーズ」(以下、「CDJ/DJMシリーズ」)の基本機能や操作性をPC上で実現するDJソフトウェアです。
 “DJS”では、HDDに保存したMP3ファイルをソースとして使用するので、PC1台でDJシステムが構築できます。また、「CDJ/DJMシリーズ」の基本機能や操作をキーボードの任意のキーへ割り当てることが可能で、自分だけのDJプレイ※2を実現できます。
 さらに、1度のキー操作だけで自動的にミキシングができる画期的な「オートミックス機能」の搭載により、初心者の方でもスキルを要するDJプレイを簡単にお楽しみいただけます。
当社は、プロからアマチュアまで幅広いDJのニーズに応え、新しい音楽の楽しみ方を提案することで、DJ市場とオーディオ市場の活性化を図って参ります。

※1 DJ:ディスコ/クラブ等で、お客様を踊らせ楽しませるために音楽をかける職業。単なる機器の操作をするオペレーターではなく、エンターテイナーであり音楽を創作するクリエイターでもある。
※2 DJプレイ:ディスコ/クラブのDJが、複数のアナログターンテーブルプレーヤーやCDプレーヤーとミキサーを駆使して、次々と曲をつなぎ、複数の曲をミックスすることで様々な音の演出をすること。このDJプレイを実現するには、使用する曲のテンポ(スピード)を変えられ、素早く曲の頭出しができ、頭出しのポイントからタイムラグなくすぐに音が出せること等が必要不可欠です。

【主な特長】

1 ) DJプレイの簡単操作を実現する「オートミックス機能」

 DJプレイで曲をミックスするには、2つの曲のテンポとビートを合わせなければなりません。しかし、この操作を的確に行うためには、ある程度のスキルが必要です。
 “DJS”では、これらの操作を自動的に行う「オートミックス機能」の搭載により、初心者の方でも1度のキー操作だけで簡単にミキシングを行えます。もちろんスキルのレベルに合わせてマニュアル操作を行えば、ご自分のレベルに適したDJプレイを楽しめます。

2 ) 曲や曲順、ミキシング効果の設定により、オートDJプレイが可能な「プレイリスト」

 PCに保存されているライブラリーの中から、DJプレイに使用する曲を直接選べるのはもちろん、「プレイリスト」機能を使えば、曲と曲順を事前に設定することが可能です。この「プレイリスト」では、曲の開始/終了ポイント、ミキシング効果/時間等も設定することが可能で、これらのミキシング関連項目を設定しておけば、自動的に曲をミキシングして再生します。

3 ) キューポイントやループポイントを容易に設定できる「クリエイト」

 DJプレイ中のキュー※3ポイントやループ※3ポイントの設定は、慣れたユーザーでも注意が必要です。この設定を、波形を見ながら、また音を聞きながら正確かつ簡単に編集感覚で行えるのが「クリエイト」機能です。1曲について最大4ポイントまで設定することが可能で、自分だけのオリジナルDJプレイを容易に行えます。

※3 キュー:頭出しポイント、ループ:シームレス繰り返し再生

4 ) 業界標準「CDJ/DJMシリーズ」の基本機能や操作性をPC上で実現

 DJプレーヤー2台+DJミキサー1台を、PC上にシミュレート。これにより、業界のデファクトスタンダードである「CDJ/DJMシリーズ」ならではのスムーズかつ信頼性の高いDJプレイが可能です。

5 ) 8種類のビートエフェクトを搭載

 “DJS”のミキサーは、8種類のエフェクト(ディレイ、エコー、オートパン、オートトランス、オートフィルター、フランジャー、リバーブ、ピッチシフター)を搭載。DJプレイに多彩な効果を加え、パフォーマンスの幅を広げます。さらに、これらのエフェクトをBPM(Beat Per Minute)と連動さることができるので、より躍動感あるDJプレイが可能です。

6 ) MP3フォーマットの音楽ファイルを使用したDJプレイが可能

 MP3※4には、MPEG−1とMPEG−2の2つのフォーマットがあり、それぞれ固定ビットレート(CBR※5)と可変ビットレート(VBR※5)の圧縮方式があります。
 “DJS”は、これらMP3のフォーマットの音楽ファイルを使用した、DJプレイをお楽しみいただけます。また、お気に入りのCDやWAVEファイル、ライン入力からの信号を、「リッピング」機能により簡単にMP3ファイルに変換して保存することができます。

※4 MPEG−1 Audio Layer3、MPEG−2 Audio Layer3 LSF
※5 CBR=Constant Bit Rate、VBR=Variable Bit Rateの略

7 ) その他

  1. DJプレイに必要な基本機能や各操作を、キーボードの任意のキーへ割り当て可能。
  2. 従来からの再生ポイント、頭出しポイント、各種ホットキュー※6ポイントの表示に加え、曲の波形表示 (ズーム機能付)が可能。
  3. 曲情報のメンテナンスとジュークボックス再生を行える「ミュージックマネージメント」。
  4. MP3ファイルをSDカードへ出力※7する「トランスファー」。
  5. DJプレイに必要なミキサーは “DJS”のミキサー、またはPCに接続した外部ミキサーから選択可能。
  6. フェーダー操作に連動してDJ用CDプレーヤーがスタートする「フェーダー・スタート・プレイ」が可能。
  7. 楽器の音に強弱(−26dB~+6dB)をつけられる、チャンネルごとに独立したHIGH、MID、LOWの「3バンド・イコライザー」を装備。
  8. 各チャンネルに入力されているソースのレベルを瞬時に確認できる「ピークレベルメーター」を全2チャンネルに装備。
※6 頭出しポイントからシームレスに再生する機能です。”DJS”は、トラックホットキューとリストホットキューの2種があります。
※7 収録されたMP3ファイル(SD−Audioフォーマット準拠のビットレートのみ)は、一般のSD−Audioプレーヤーで再生可能です。

【主な仕様】

ファンクション DJ PLAY/CREATE/RIPPING/TRANSFER/MUSIC MANAGEMENT
DJシステム DJプレーヤー×2台、2chミキサー×1台(内蔵ミキサー・外付ミキサー選択式)
DJプレイ機能 プレーヤー部 テンポ調整最大 ± 16 % 、キュー、ループ、オートキュー、ホットキュー、スクラッチ、BPMシンクロ、ビートシンクロ、波形表示
ミキサー部 オートトリム、オートフェーダー、3バンドEQ、3バンドキル、オートミックス、4ミックスモード、3カーブクロスフェーダー、8エフェクト
システム条件 OS Windows XP/2000
CPU Pentium‐M  1.5 GHz 以上
メモリ 512 MB以上
HDD空き容量 250 MB 以上
ディスクドライブ CD‐ROM/CD‐DAが再生可能なドライブ
ディスプレイ 1 024 ピクセル × 768 ピクセル (XGA)以上、
かつHigh Color( 16 ビット)以上の表示が可能なもの
サウンドカード 2系統以上のサウンドカードあるいは外付けサウンドデバイス

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