報道資料：2.4GHzデジタル無線伝送コードレスヘッドホンシステム「SE-DRS3000C」※1を発売増設用デジタルコードレスヘッドホン「SE-DHP3000」も同時発売

【企画意図】

　近年DVDの普及やデジタル放送の拡大を背景に、プラズマや液晶をはじめとするディスプレイ市場はさらなる大画面・高画質化が加速し、ホームシアターを手軽に楽しむユーザーは確実に増えてきております。
　一方、高音質で臨場感溢れるサウンドを周囲に気兼ねすることなく楽しみたいというニーズも、同時に高まってきております。
　当社ではこうしたニーズにお応えするため、2002年7月に米国ドルビー社のサラウンド技術「ドルビーヘッドホン」を業界に先駆けて採用し、映画館の臨場感をそのままに再現するデジタルコードレスサラウンドヘッドホン「SE-DIR1000C」を発売。コードレスサラウンドヘッドホンの市場を形成し、多くのAVファンの方から高い支持を得てまいりました。
　当社はこの度、これまで培ってきた音響技術とノウハウを継承しつつ、音切れの低減など品質をより向上させる新たな伝送方式を採用した、デジタルコードレスサラウンドヘッドホンシステム「SE-DRS3000C」と増設用デジタルコードレスサラウンドヘッドホン「SE-DHP3000」を新発売いたします。これらの新商品は、高音質サラウンド技術「ドルビーヘッドホン」の搭載とともに、ヘッドホンの軽量化や快適な装着感をも実現しています。

【「SE-DRS3000C」の主な特長】

1 ) 受信範囲が広く高音質。音切れの少ない非圧縮2.4GHzデジタル無線伝送方式を採用

1. デジタル無線の到達距離は最長約30m※2
   壁やドアなどの遮蔽物があっても音声が途切れることがない※3ため、トランスミッターの設置場所を選ばず自由にレイアウトすることが可能です。また、視聴中にトランスミッターとヘッドホン間の通信経路を人が横切っても、音切れの心配がありません。
   
   ※2：到達距離は目安です。周囲の環境、建物の構造によって到達距離が変わる場合があります。
   ※3：鉄筋コンクリート製の壁や金属製のドアなどでは無線が遮られ、音声が途切れる場合があります。
2. 音切れを防ぐ「3×3送信システム」を採用
   周囲の電波状況を常時監視し、3つのチャンネルから干渉の少ない最適な周波数をセレクト。なおかつ、データを3回送信することで受信の確率を高め、電波干渉による音切れを少なく※4しています。
   ※4：「SE-DRS3000C」は2.4GHzの周波数帯域の電波を利用しています。電子レンジの周辺や無線LAN機器、デジタルコードレス電話機等の2.4GHz帯を利用する機器がある環境ではノイズ、音切れが発生することがあります。
   
3. 非圧縮デジタル伝送
   高音質のサラウンド再生をヘッドホンで楽しめる、非圧縮デジタル伝送方式を採用。コードレスで、ノイズの少ない広帯域再生を実現しました。

2 ) 映画館の臨場感を再現するサラウンド技術｢ドルビーヘッドホン」を搭載

1. 「ドルビーヘッドホン」を搭載
   　ドルビー社のヘッドホンサラウンド技術「ドルビーヘッドホン」は、通常のヘッドホン視聴において、耳元や頭の中で鳴っているように感じる「頭内定位」を排除し、あたかも通常のスピーカーで聞いているような音場空間を創出します。不自然さや違和感が無く、長時間の映画視聴などに適しています。
   　また、映画音響を知り尽くした同社のサラウンドアルゴリズムは、実際に映画館にいるような臨場感溢れる音場空間を再現します。
2. 大口径50mmドライバーユニットを搭載
   大口径ドライバーユニットを搭載することで、低域から高域まで原音に忠実な高音質再生を実現。
3. ドルビー社のサラウンド機能をはじめ、多様な音声フォーマットに対応
   ドルビーデジタル(サラウンドEX)、ドルビープロロジックII、DTSをはじめ、地上デジタル放送に採用されているMPEG-2　AACなど、多様な音声フォーマットに対応。
4. 48bitプロセッシングDSP(Digital Signal Processor)を搭載
   48bitデジタル信号処理回路を搭載。音の輪郭まで忠実に再現し、クリアで安定した高音質を楽しめます。また、入力から伝送までをフルデジタル化し、ノイズの発生や音の劣化を防ぎます。

3 ) 長時間の視聴をより快適にする、ヘッドホンの軽量化＆自然な装着感を実現

1. ヘッドホンの軽量化と装着の安定性を追求
   長時間の装着によるリスナーの負担を軽減するために、ヘッドホンの軽量化(当社比約20%低減)を実現。また、装着中のずれを防ぎ、安定感を高める低重心設計を採用しています。
2. 心地良いフィッティングのイヤーパッドを採用
   長時間の視聴を快適にお楽しみいただけるように、耳に直接触れる部分の素材にはバックスキンを採用しています。

4 ) より良い使い勝手を実現する、様々な機能を搭載

ヘッドホンスタンドに載せるだけで充電がスタート

• 内蔵充電池の残量に合わせて最適な充電時間に自動設定(最大約3時間、充電完了時は7時間使用可能)
• ヘッドホン部分に音量調整ボリュームと、バッテリーの消費を防ぐ「オートパワーON/OFF」機能搭載
• 光デジタルケーブル1本でAV機器と簡単に接続可能
• トランスミッター部にデジタル3系統、アナログ1系統の豊富な入力端子を装備
• 増設用デジタルコードレスサラウンドヘッドホン「SE-DHP3000」の使用により、何台でも同時に聴くことが可能

【「SE-DRS3000C」の主な仕様】