報道資料:REMIX STATION(リミックスステーション)「RMX-1000」を新発売

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Pioneer
2012年 3月 16日
パイオニア株式会社

直感的な操作で楽曲をアレンジし、オリジナリティのあるDJパフォーマンスを実現REMIX STATION(リミックスステーション)「RMX-1000」を新発売

RMX-1000
【RMX-1000】

商品名型番希望小売価格発売時期
REMIX STATIONRMX-1000オープン価格5月下旬

【企画意図】

 近年、DJ/クラブ市場では、2つの楽曲をミックスするだけでなく、エフェクターやサンプラーなどさまざまな機器を使って、楽曲をミックスしながら即興でアレンジするDJスタイルが増えています。パイオニアは、オリジナリティのあるDJプレイを行いたいお客様に向けて、直感的な操作で簡単に楽曲をアレンジできる、REMIX STATION(リミックスステーション)「RMX-1000」を発売します。

 本機は、操作部をエフェクト機能ごとに4つにグルーピングし、楽曲を今まで以上に、直感的にかつ多彩にアレンジすることが可能です。また、エディティングソフトウェア「remixbox™」を使用することで、各種エフェクトを自分好みに設定でき、より個性的なエフェクトサウンドを楽しめます。さらに、コンピューターに接続し、VST※1/AU※2プラグインソフトウェア「RMX-1000 Plug-in」を起動すると、本機をコントローラーとしてDJプレイ時と同じ感覚で楽曲制作に使うことができます。持ち運びに便利なコンパクトサイズなので、自宅やクラブ、スタジオなどのDJ機器に接続してオリジナリティのあるDJプレイを楽しめます。

 

【主な特長】

1) 直感的な操作で楽曲の展開を自在にコントロール可能

エフェクト機能ごとにグルーピングされた4つのセクション(操作部)には、操作しやすいツマミやボタンを配置しています。また、それぞれのセクションのエフェクトを組み合わせて、より個性的なアレンジを直感的に行うことができます。

(1) 「SCENE FX」

各エフェクトは「BUILD UP(音追加系)」と「BREAK DOWN(音カット系)」の2つに分類され、中心の大きなツマミを回すだけで、楽曲の盛り上がりをさらに強調したり、楽曲にブレイク※3をはさむなど、新たな楽曲展開を作り出すことができます。また、各エフェクトには多彩な変化をつけることができる2つのサブパラメーターがあり、オリジナリティのあるDJプレイが可能です。

【エフェクト】

BUILD UPBPF ECHO再生音にバンドパスフィルターを通した音を重ねて反響音を加える
ECHO設定拍に合わせて反響音を加える
NOISE本機内部で生成したノイズを再生音に重ねる
SPIRAL UPエコーの反響時間を変えながら音程を上げる
REVERB UP残響効果を加え、残響時間の変化とともに残響音の音程を上げる
BREAK DOWNHPF ECHOハイパスフィルターを通した音に反響音を加える
LPF ECHOローパスフィルターを通した音に反響音を加える
CRUSH ECHO再生音を壊したような音にして反響音を加える
SPIRAL DOWNエコーの反響時間を変えながら音程を下げる
REVERB DOWN残響効果を加え、残響時間の変化とともに残響音の音程を下げる

(2) 「ISOLATE FX」

DJミキサーのISOLATORのように、楽器ごと(周波数帯域ごと)に音を加工することができます。このセクションにはISOLATOR に加え3種類のエフェクトを搭載し、リズムパターンや音色などをHI/MID/LOWの周波数帯域別に自在に変化させることができるので、ISOLATORを使う感覚で個性あふれるDJパフォーマンスを行えます。

【エフェクト】

ISOLATOR低音域、中音域、高音域それぞれの音量調整
CUT/ADD<左回し>LOWツマミ:再生音のバスドラムの音のみをミュート
 MIDツマミ:ハイパスフィルターによる音量調整
 HIツマミ: :ローパスフィルターによる音量調整
<右回し>周波数帯域別のマルチタップディレイを加える
TRANS/ROLL<左回し>周波数帯域別に設定拍に合わせて再生音をカットする
<右回し>周波数帯域別に設定拍に合わせて再生音をループ再生する
GATE/DRIVE<左回し>周波数帯域別に設定値よりも低い音量の再生音をカットする
<右回し>周波数帯域別に再生音を歪ませる

(3) 「X-PAD FX」

タッチパッド操作により、原曲にはない新たな音を楽曲のリズムに合わせて追加し、楽曲展開を多彩に演出できます。内蔵されている4種類の音(KICK/SNARE/CLAP/HI HAT)に加え、「remixbox™」で編集した音をSDカード※4から読み込むことで、好みのサウンドによるDJプレイも可能です。

(4) 「RELEASE FX」

「RELEASE FX」のレバーを倒すことで、楽曲の音を消してエフェクト音のみを出し、楽曲に新たなアクセントを追加したり、ミックス時の効果音として使うことができます。また、レバーを戻す際にすべてのセクションのエフェクトをOFFする機能を兼ねているので、エフェクトのかかった状態の楽曲から原曲に戻すパフォーマンスも可能です。

【エフェクト】

VINYL BRAKE再生音の再生速度を徐々に遅くし、最終的に停止する
ECHO再生音を停止し、設定拍に応じた反響音を出力する
BACK SPIN再生音を高速で逆再生させたような音を出力し、最終的に停止する

2) さまざまなニーズに柔軟に対応できる、ユーザーカスタマイズ機能

同梱の専用エディティングソフトウェア「remixbox™」を使用することで、本機の各種パラメーターの数値や種類を変更することができます。エフェクトをカスタマイズすることで、より個性的なDJプレイを楽しめます。

3) DJプレイと同じエフェクトを楽曲制作でも使用できる、VST※1/AU※2プラグイン機構

VST/AUプラグインソフトウェア「RMX-1000 Plug-in」により、楽曲制作用アプリケーション上でDJプレイと同じエフェクトを使用できます。これにより本機をコンピューターに接続し、コントローラーとして使用することができ、各種機能をDJプレイ時と同じ感覚で、直感的に楽曲制作に使えます。

4) クリアでパワフルなDJサウンドを実現する高音質設計

オーディオ回路設計の部品レイアウトや基板パターンの最適化などによるノイズ低減により、高音質を実現しています。

5) その他の特長

  • 楽曲解析をリアルタイムで行い、エフェクトを楽曲の拍位置に同期させる「QUANTIZE」機能を搭載
  • 楽曲テンポを自動で測定して追従する、新しい「AUTO BPM」機能を搭載
  • 持ち運びに便利なコンパクト設計
  • MIDIコントローラーとしても使用が可能な「USB-MIDI規格」に対応
※1 Steinberg‘s Virtual Studio Technologyの略称で、楽曲制作用アプリケーションに、エフェクトや楽器を新たに追加す ることができるフォーマット。VST はSteinberg Media Technologies GmbH の商標です。

※2 Audio Unitsの略称で、楽曲制作用アプリケーションに、エフェクトや楽器を新たに追加することができるフォーマット。Audio Units ロゴは Apple Inc. の商標です。

※3 ダンスミュージックにおけるブレイクとは、バスドラムがならない状態、もくしはほとんど無音の状態を意味します。この状態があることで、次のバスドラム音で高揚感が引き立ち、新しい展開が生まれます。
※4 SDカードは同梱されておりません。また、本機で使用する際はSDカードまたはSDHCカードをお使い下さい。
* remixbox™は、パイオニア株式会社の商標です。
* この資料に記載されているその他の商品名、およびシステム名は各社の商標、または登録商標です。

【主な仕様】

入力端子RCAピンジャック × 1
フォーンジャック(Φ6.3 mm) × 1
出力端子RCAピンジャック × 1
フォーンジャック(Φ6.3 mm) × 1
その他の端子USB B端子 × 1
サンプリングレート48 kHz
A/D,D/Aコンバーター24 bits
周波数帯域20 Hz ~ 20 kHz
全高調波歪率0.005 %以下
S/N比102 dB
ヘッドルーム20 dB
ソフトウェアremixbox™、RMX-1000 Plug-in
外形寸法334 mm (W) × 157 mm (D) × 57 mm (H)
質量1.3 kg


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