報道資料：リファレンスグレードケーブル4種類を発売

【企画意図】

　パイオニアは、ダンスミュージックの高音質再生を実現し、高い耐久性を持つリファレンスケーブル4種類を発売します。
　近年、楽曲制作の場、クラブ、DJ市場などでは、より良い音質と高い耐久性を求めて、高い品質のケーブルを選ぶお客様が増えています。今回発売する4種類のケーブルは、ノイズを抑えたクリアな音質を実現するとともに、ダンスミュージックの再生に適したスピード感のある低音の再生を可能にします。また、ケーブルネットや編組シールドを施したり、プラグ・端子部にメッキ処理を施すことで、音質を向上させるとともに、クラブなどでの激しい使用環境にも耐え得る高い耐久性を実現しています。

【RCAアナログケーブル、RCAデジタル（同軸）ケーブル、XLRケーブルの主な特長】

１）　クリアな音質と力強い音場を実現するノイズレスケーブル構造

ノイズの発生を抑制するケーブル構造を採用することで、高いS/N比（信号雑音比: signal-noise ratio）を実現しました。微細信号までもノイズの影響を受けずに伝送することができ、ハイスピード・ハイレスポンスで低域から中高域までクリアに再生するとともに、臨場感のある力強い音場を表現します。

• 導体に6N-Cu（99.9999%）を使用することで、音声信号の伝達における抵抗を排除し、クリアな音質を実現します。（RCAアナログ）
• 外部絶縁体（外部シース）にネオプレーンゴムを採用することで、振動によるケーブル内部の帯電とノイズの発生を抑制します。（RCAアナログ）
• 平衡伝送で長い距離を引き伸ばしてもノイズの影響を受けにくい4芯ツイスト構造を採用しています。(XLR)
• シールド材に、遮蔽率の高い編組シールドを採用し、帯電や静電気によるノイズを抑制します。（RCAアナログ、RCAデジタル、XLR）
• ケーブルネットを施すことで、外部絶縁体が傷つくことを防ぐとともに、隣接する他のケーブルに対する誘導ノイズを低減します。（RCAアナログ、RCAデジタル、XLR）
• 高い柔軟性を実現した、扱いやすく、機器の端子部に負担をかけないケーブル構造です。（RCAアナログ、RCAデジタル、XLR）

RCAアナログケーブル構造断面図	XLRケーブル構造断面図

２）　耐久性と使い勝手に優れたプラグ構造

• 端子を締め付けてロックするコレットチャック方式のRCAプラグを採用しています（RCAアナログケーブル・RCAデジタルケーブル）。締め付けて固定することで、端子との接触面を大きくできるとともに振動を抑制するので、音声信号伝送のロスがなく、音質を向上させます。また、不意にケーブルが抜けることを防止します。
• 耐久性に定評のあるノイトリック社製のXLRプラグを使用しています(XLRケーブル)。
• 全てのプラグ外周部に、剛性が高く傷がつきにくい黒ニッケルメッキを施しました。

【電源ケーブルの主な特長】

１）　大容量電源の供給と高音質再生を実現するケーブル構造

• 断面積5.5平方ミリメートルの高純度銅（OFC）導体を採用することで、伝送時の抵抗を大幅に下げることができ、大容量（AC600V）の電源供給を可能にするとともに、音声信号の出力ロスを抑えます。
• 導体にスズメッキ処理を施すことで、耐久性を高めるとともに、導体間のストレスを低減させています。原音の音色を変えることなく、透明感の高いリアリティに富んだ音場を再現します。
• ケーブルネットを施すことで、周囲への誘導ノイズを低減させ、システム全体の音質を向上させます。

２）　迫力のある低音をクリアに再生するプラグ構造

銅ブレードに高純度ロジウムメッキ処理を施したことで、高いS/N比とスピード感のある力強い低音再生を実現しました。また、メッキを施すことで電源との接触面を大きくし、電源の供給ロスを低減するとともにノイズを除去し、音質を向上させます。

【主な特長】

■RCAアナログケーブル

■RCAデジタル（同軸）ケーブル 

■XLRケーブル

■電源ケーブル

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