報道資料:DJ※2/VJ※3用4chサウンド&ビジョンミキサー「SVM−1000」 新発売

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Pioneer
2007年 10月 4日
パイオニア株式会社

世界初※1、音楽と映像のシンクロミキシング&シンクロエフェクトを実現
新しいクラブカルチャーを創造する
DJ※2/VJ※3用4chサウンド&ビジョンミキサー「SVM−1000」 新発売

SVM-1000

SVM-1000

商品名 型番 希望小売価格 発売時期
サウンド&ビジョンミキサー SVM−1000 オープン 1月下旬

【企画意図】

 近年、リミックス/DJプレイ※4を行うプロDJが活躍するディスコ/クラブにおいては、CDやアナログレコードなどを使った音楽のDJパフォーマンスに加え、ビデオやCGなどの映像を自在に操るVJパフォーマンス※5が広く行なわれております。
 現在、音楽をDJ(ディスクジョッキー)が、映像をVJ(ビデオジョッキー)がそれぞれ担当し、お互いに連携をとりながらパフォーマンスを繰り広げるというスタイルが主流ですが、音楽と映像とのシンクロが困難であることが課題とされてきました。こうした状況下、音楽のDJプレイはもとより、クオリティの高い映像を使用したVJプレイを同時に1台で実現できる機器を求めるニーズが高まっております。
 この度当社が発売いたします「SVM-1000」は、ディスコ/クラブにおいてすでにスタンダードモデルとしての地位を確立している当社のDJ用ミキサー「DJM-1000」「DJM-800」の様々なリミックス/DJプレイ機能を、音楽のみならず映像に対しても4ch同時に行える世界初※1のサウンド&ビジョンミキサーです。
 当社のDJ/VJ用DVDプレーヤー「DVJ-1000」と組み合わせて使用することで、従来音楽だけを操っていたDJが映像も同時に、また、映像だけを操っていたVJが音楽も同時に、多彩な演出で表現することができる新しいスタイルのDJ/VJパフォーマンスの世界を実現します。
 当社は、新しい音楽と映像との楽しみ方を提案することで、DJ/VJ市場やオーディオ/ビジュアル市場の活性化を図って参ります。

【主な特長】

1 ) 世界初※1、4chの音楽と映像のシンクロミックスが可能

 従来の映像ミキシングは2つの映像に対してしか行なえませんでしたが、当社が独自に開発した映像ブレンド技術により、同時に4チャンネルの音楽と映像をミキシングすることが可能です。各チャンネルで、フェーダーやイコライザーなどを使った音楽と映像のシンクロコントロールができるので、従来のDJ用ミキサーを使用する感覚で多彩なパフォーマンスが可能です。また、音楽と映像それぞれ個別のコントロールもできるので、DJ/VJのスタイルに合わせて様々なパフォーマンスが創造できます。
 また、クロスフェーダーでは映像を切り替える際には「フェード」や「ワイプ」、「クロマキー」等のエフェクト効果を選択でき、様々な映像演出が可能です。

2 ) 世界初※1、音楽と映像をシンクロさせて多彩なパフォーマンスが可能な「AVエフェクト」

 11インチの大型LCDタッチパネルを採用し、音楽のエフェクト効果と映像のエフェクト効果をシンクロさせた「AVエフェクト」機能を搭載。様々な楽曲や映像に対して30種類のエフェクトをかけることができます。さらに音楽と映像それぞれに個別にエフェクトをかけることもできるので、用途にあわせて様々な演出が可能です。
 また、映像入力がない状態でも、一部のエフェクトはその映像を出力できるので、CDなど音楽だけのプレイでも、様々な映像パフォーマンスを表現できます。
 さらに操作部には、映像のエフェクト効果が直感的に分かるアニメーションアイコンボタンを採用しているので、エフェクトの選択やパフォーマンスが容易に行なえます。

  1. AVビートエフェクト:再生している曲のテンポを自動検出し、それにシンクロして音楽と映像にエフェクトをかけることが可能です。「DELAY」・「ECHO」・「CHORUS」など12種類のエフェクトを搭載。それぞれのエフェクトには「INVERSE」・「EDGE」・「HUE」等の効果が付加できるので、様々な組み合わせにより多彩な映像演出が可能です。
  2. AVタッチエフェクト:大型LCDタッチパネルに映し出された映像に直接タッチして、より感覚的に音楽と映像にエフェクトをかけることが可能です。「RIPPLE」・「LENS」・「SPOT」など12種類のエフェクトを搭載。
  3. テキストエフェクト:再生している曲のテンポを自動検出し、それにシンクロして作成したテキストメッセージを表示することが可能です。「RANDOM」・「ZOOM」など6種類のエフェクトを搭載。テキストメッセージは内蔵ソフトキーボードだけでなく、一般的なUSBキーボードによる入力も可能です。

3 ) 外部メモリーに保存した画像などを使ってライブパフォーマンスに活用できる「JPEG VIEWER」

 SDカードやUSBメモリーに保存されたJPEGファイルを8枚まで呼び出すことができ、静止画サンプラーとして使用することができます。DJやイベントの名前、ロゴなどの静止画や写真等を、他の動画や静止画とミックスしたりエフェクトをかけたりすることで、パフォーマンスの幅が広がります。また呼び出したJPEGファイルをループさせて、スライドショーのように表示することも可能です。

4 ) 高音質、高画質を実現するデジタルサウンド/ビデオシステム

  1. 96kHz/24bitサンプリングのデジタルシステムによる高音質化を実現
     DJ用プレーヤーから入力されるアナログ信号は、最短の伝送回路を通り、96kHz/24bitサンプリングの高音質A/Dコンバーターによってデジタル化され、最良の状態でデジタルミキシングされます。ミキシングは32bitDSPによって音質を劣化させることなく実行され、同時に理想的なフィルターによりDJプレイに最適な音を生成します。また、その特性を最大限に引き出すため、音質に悪影響を及ぼす不要振動を抑える高剛性筐体や二重シールド構造、強力な電源部など、様々な高音質技術を投入し、クリアでパワフルなクラブサウンドを実現しました。
  2. 高性能映像ICを採用したデジタルシステムによる高画質化を実現
     高性能ADCを通して入力される映像信号は、600MHz/32bit/4800 MIPS(Million Instructions Per Second)の高性能ビデオDSPで画像処理され、映像のダイナミックレンジを確保するとともに、不要なノイズを極小化し、忠実かつ高画質な映像を演出します。また画質劣化が起こりがちな映像エフェクト等での高画質も実現しました。

5 ) 新しいクラブカルチャーをイメージしたデザインと操作性の向上を実現

 「人に魅せるデザイン」をコンセプトに、従来のDJミキサーの箱型デザインから、より先進的でソリッドなデザインに一新しました。ダンスフロア側から見えるリア部には「イルミネーション表示」の採用をはじめ、素材から設計の細部までにこだわりました。
 また操作面でも、音楽と映像を同時に操作する上での操作性をも重視し、センターの11インチLCDタッチパネルを中心とした「チャンネルシンメトリーレイアウト」を採用。LCDタッチパネルではエフェクト等のパフォーマンスがダイナミックにできるように、各チャンネル部を対称に配置することにより、音楽と映像がミキシングしやすいよう、操作性のより一層の向上を図りました。

6 ) デジタルテクノロジーを駆使したその他のDJ/VJパフォーマンス機能

  1. 各チャンネルで入力映像の輝度を調整可能な「VIDEO TRIM」
  2. イコライザーに「RGB」、「CONTRAST」、「HUE」、「SATURATION」などの映像パラメーターをアサインして、音楽のイコライジングと映像のコントロールがシンクロしてできる「VIDEOイコライザー」
  3. 音楽と映像のコントロールを同時にするか別々にするかの切り替えができる「AV SYNC」
  4. コントロールケーブルとの接続により、フェーダー操作に連動して当社DJ用DVDプレーヤー「「DVJ-1000」がスタートする「フェーダー・スタート」
  5. DJエフェクターやDJ/VJ用アプリケーションソフトなどの外部機器のコントロールをも可能とする「フルアサイナブルMIDI」
  6. モニター映像出力に「マスターのみ」、「全チャンネル」、「マスターと全チャンネル」、「マスターのミラー反転」などを選択できる「ビデオモニターセレクト」
※1:2007年10月4日現在、パイオニア調べ。
※2:DJ:ディスコ/クラブ等で、お客様を踊らせ楽しませるために音楽を次々とかけていく職業で、単なる機器の操作をするオペレーターではなく、エンターテイナーであり音楽を創作するクリエイターである。
※3:VJ:ディスコ/クラブ等で、映像機器を駆使して映像のパフォーマンスを行う職業。
※4:リミックス/DJプレイ:ディスコ/クラブのDJが、複数のアナログターンテーブルプレーヤーやCDプレーヤーとミキサーを駆使して、次々と曲をつないだり、複数の曲をミックスしたりすることで様々な音の演出をすること。このリミックス/DJプレイを実現するには、使用する曲のテンポ(スピード)が変えられること、素早く曲の頭出しができること、頭出しのポイントからタイムラグなくすぐに音が出せる機能等がDJ用機器としては必要不可欠である。
※5:VJパフォーマンス:VJが様々な映像機器を駆使して、映像素材やライブ映像をミックスしたりする映像演出のこと。

【主な仕様】

チャンネル数 4チャンネル
音声 入力端子 DVD/LINE×6 (RCA)、
PHONO×2 (RCA)、
DIGITAL IN×2 (COAXIAL)、
MIC×2 (XLR&1/4 inch PHONE兼用×1、1/4 inch PHONE×1)
出力端子 MASTER OUT×2 (RCA×1、XLR×1)、
BOOTH OUT×1 (1/4 inch PHONE)、
HEADPHONE MONITOR OUT×1 (天面1/4 inch PHONE×1)、
REC OUT×1 (RCA)、
DIGITAL OUT×1 (COAXIAL)
その他の端子 MIDI OUT×2(5P DIN、USB 各1)、
CONTROL(φ3.5MINI JACK)×4
サンプリングレート 96 kHz
A/D、D/Aコンバーター 24 bit
周波数特性 20 Hz ~20 kHz
全高調波歪率 0.005 % 以下
S/N比 105 dB (LINE)
ヘッドルーム 19 dB
映像 入力端子 DVD/VIDEO×10 (CONPOSIT RCA)
S-VIDEO×4 (S1/S2)
出力端子 MASTER OUT×4 
(CONPOSIT RCA、CONPOSIT BNC、CONPORNENT BNC、S1/S2 各1)
MONITOR OUT×2 (CONPOSIT RCA、S1/S2 各1)
その他の端子 VIDEO SYNC OUT×4 (BNC)
その他の端子 USB、SD
使用電源 AC 100 V (50/60 Hz )
消費電力 54 W
最大外形寸法 500 mm (W)×412 mm (D) ×202 mm (H)
本体質量 12.8 kg

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