憧れの地、ブラジル…。
これまで私の旅行経験からすると最も危険度が高く、かつ非英語圏ときた。
高まる期待と不安を胸にいざラテン・ワールドへ!
気の遠くなるような長時間フライトに疲れた私を癒してくれたのは、意外や意外にもそこら中に溢れるポルトガル語だった。数字もろくにわからないほどのポル語音痴のまま突撃したのが吉と出たのか、空港に流れる搭乗案内、年越しライブに集まる群衆の歓声、朝市で繰り広げられる井戸端会議、教会に響く祈りと聖歌、すべてがすべて旋律のように耳に響いてくる…。
耳だけでなく、目もヤラレっぱなし…。サルバドールの朝焼けと青い海のコントラスト、白装束からのぞく褐色の肌、セントロの不揃いな石畳、リオの山を埋め尽くすレンガ色のファベーラ、パケタ島から真っ直ぐに走る高速船の軌跡、カポイエラ少年の碧の瞳。
ひたすら耳と目にエネルギーを送り込んでいるうちに、あっという間にブラジルでの幸福な7日間が過ぎ去っていった。ヴィニシウスが “A Felicidade” の中で詠っている、「悲しみは永遠に続く、でも幸せは続かない…」の如し。
再度ブラジルで迎える一瞬の快楽(やっぱりカルナバルが見たい!)のため、これからまた多くの苦しみを乗り越えなければ....。
最後に、白根さん、川崎さん、岡田さん、麻理子さん、参加者のみなさん、(おまけ:ロナウド似のガードマンさん、サンバショーで偶然遭遇したサッカーの神様ペレ様)、皆様のおかげでこんなにブラジルが大好きになっちゃいました。 オブリガーダ!!!!