定期コンサートレポート:2006年度身体で聴こう音楽会

3月17日155回定期コンサートレポート

今月は坂入姉妹とピアノによる童謡ふれあいコンサートでした。
一緒に手話や手拍子で歌うコーナー、お子様とピアノで競演、またボールをまわして遊んだりと、日本の心、童謡を通して暖かい気持ちにかえった、春にふさわしい雰囲気のコンサートとなりました。

出演:坂入姉妹

第一部

春の童謡メドレー
(どこかで春が~どじょっこふなっこ~春の小川~ちょうちょう~うぐいす~うれしいひなまつり~さくらさくら~花の街~春の唄~花のまわりで)
七つの子
夕焼け小焼け
「ディズニーソング」より 小さな世界 ~ 星に願いを
ラデッキー行進曲
「神々の詩」より 龍神

第二部

わらべうたメドレー
(かごめかごめ~あんたがたどこさ~ひらいたひらいた
~ずいずいずっころばし~通りゃんせ)
千の風になって
ガボット
ピアノで共演!!
涙そうそう

アンコール:翼をください

アンコール

アンコール:翼をください

ボランティアからひとこと

この音楽会のボランティアに参加するようになって1年半が経ちました。私自身高校時代から音楽をやっており、これまでに養護学校や知的障害者の方の前で演奏するようなボランティア活動に参加したことはありましたが、難聴者の方々に音楽をお聴かせするという経験はなく、このようなボディソニック(体感音響システム)というのはどんなものなのだろう、というのがこの音楽会のボランティアに参加するきっかけでした。
ボディソニック(体感音響システム)は振動ユニットから重低音振動が身体に伝わるものなので、実際には今回のヴォーカルの曲はあまり聴こえていないのかもしれません。しかし出演者の方々はそんな中でも様々な趣向を凝らして、演奏を聴きに来られている全ての方に楽しんでもらえるようにプログラムを組んでいます。今回はカメラマンとして出演者やお客様の写真を撮っていたのですが、そんな出演者の意向が伝わったのか難聴者の方も普段あまり体験することができない音楽を楽しんでいる姿を写真に収めることができました。
ボディソニック(体感音響システム)への興味から始めたこのボランティアですが、今ではこのお客様の笑顔と、ここで得られる人とのつながりを大事にしたいと思って参加しています。これからもどうぞよろしくお願いします。

2月25日154回定期コンサートレポート

今月は洗足学園音楽大学延原ゼミの皆さんによるコンサートでした。このゼミでは、声楽科・ピアノ科・器楽科・打楽器科・作曲科、音楽療法科の生徒さんが勉強されています。
お馴染みの曲がアレンジされており、その新鮮な美しい音色に皆さん聞き惚れているようでした。
歌あり、珍しい楽器紹介あり、一緒に歌うコーナーありのバラエティーに富んだ音楽会でした。

出演:洗足学園音楽大学 延原ゼミ

第一部

そりすべり/My Favorite Things/
美女と野獣/オペラ座の怪人メドレー/
ライオンキングより「愛を感じて」/
Memory/ハウルの動く城より「人生のメリーゴーランド」/
アメージンググレイス

第二部

"The Tides of Manaunaun"~マナウナウンの湖~/
Under the Sea/STUBANIC!/
AFRICAN BLUES/
皆さんご一緒に! 幸せなら手をたたこう/
ミスサイゴンより 「The Last Night of The World」

アンコール

早春賦/美女と野獣/みかんの花咲く丘

初めてボランティアからひとこと

私の生活の中で「音楽」はとても大切な存在なので、もしこの感動が奪われてしまったら…という事は想像を絶してしまいますが、現実に直面されている方々の存在を知ると堪らない気持ちになりました。そんな中、この「身体で聴こう音楽会」という活動を知った時は、技術の進歩とアイデアの素晴らしさに感銘し、何かお手伝いできないかと思って今回初めてボランティアとして参加させて頂きました。
当日は「暖冬」とは程遠い寒さでしたが、多くのお客様が集まって頂いて感謝の気持ちでいっぱいです。今回出演して頂いた洗足学園音楽大学の学生さん達の演奏や歌は素晴らしく、個人的にもとても楽しませてもらいました。特に最後の「Miss Saigon」では朗読など演出が凝っていて、最近すっかり弱ってきた涙腺が危うかったです。また、その時の学生さんから聞いた裏話では、歌い終わってステージに下がった直後、緊張感から解放された安堵の鼻息がマイクに「ボフーッ!」と入ってしまったそうで…(笑)。そんな学生さんならではの初々しさもしっかり振動に変換されて皆さんに伝わっていれば大成功ですね…!
これからも企業理念の「より多くの人と、感動を」に相応しいこの音楽会を継続していけるようにお手伝いできればと思いますので、よろしくお願いします。最後になりましたが、色々と親切に教えて下さったスタッフの皆さま、ありがとうございました!

1月27日153回定期コンサートレポート

今月は8回目の出演となります、フラワーメイツによる手話コーラスでした。
第二部は新しい企画「詩の世界」として、手話コーラスの曲にぴったりあったイメージの詩を披露して頂きました。詩を手話で表すことは、お客様もとても新鮮に感じられたようです。
お客さまと一緒に手話で歌うコーナーもあり、会場は大変盛り上がりました。

出演:フラワーメイツ

第一部

LOVE LOVE LOVE/SHAKE/年下の男の子/なごり雪/
昔の名前で出ています/傷だらけのローラ/
森のくまさん(皆さんご一緒に)
津軽海峡冬景色/百万本のバラ/君がいるだけで

第二部

私と小鳥と鈴と
「他ト我」北原白秋
愛の賛歌
「朝のリレー」谷川俊太郎
この広い野原いっぱい
「おかあさんはわたしを生んだの」
こんにちは赤ちゃん
「この世の中で一番」
未来へ
「秋風に母の声がある」サトウハチロー
秋桜
「雲の信号」宮澤 賢治
ふるさと

アンコール

柔/花

初めてボランティアからひとこと

今回、ボランティアとして初めて参加させていただきました。
恥ずかしながら、これまで活動の内容については詳しく知りませんでした。ですので、歌詞を伝える手話をそのままダンスにしたり、機器から発する重低音で体に直接リズムを送るというアイデアには驚きと面白さを感じました。(今更ですか?)特に後者(重低音)は、オーディオメーカーらしい社会貢献だ なあと、何だか楽しい気持ちになりました。
また、想像以上に多くの方々にお越しいただき、音楽の楽しさを求める気持ちの強さは誰しも同じであることを実感しました。そして、客席の方々がステージに向かって楽しげに手話で「合唱」している姿を見ると、音楽の楽しさが伝わっていることが感じられ、本当に良かった!と思うことが出来ました。
本当に素敵なイベントを手伝わせていただき、非常に嬉しく思っています。初参加で至らない点もあったかとは思いますが、是非また参加したいと考えています。その時はまたよろしくお願いします。ありがとうございました。

12月23日152回定期コンサートレポート

今月は、クリスマス恒例となりました、パイオニア社員、ハートフル・メッセンジャーズによる「第4回紅白対抗手話コーラス合戦」でした。皆さまに喜んでいただけるよう、今年はさらに趣向をこらしてがんばりました。今年はそんな演出が良かったのか?実力の差か?大差で赤組の圧勝となりました。
パイオニア合唱団の歌のクリスマスプレゼントの後は、会場の皆さんと一緒に「きよしこの夜」と「赤鼻のトナカイ」を手話で歌って、大いに盛り上がって今年最後の音楽会を締めくくりました。

出演:パイオニア手話コーラスグループ
ハートフル・メッセンジャーズ

第一部

世界中の誰よりきっと
お富さん
東京キッド
どんなときも。
負けないで
いとしのエリー
恋人がサンタクロース
与作
雨の慕情
星に願いを
小さな世界

第二部

~パイオニア合唱団~
もろびとこぞりて (Joy to the world )
神の御子は (Adeste Fideres)
日本唱歌メドレー
朧月夜~赤とんぼ~冬の夜
もみの木 (O Tannenbaum)

☆☆☆結果発表☆☆☆
♪みなさんで一緒に手話で歌いましょう♪
きよしこの夜
赤鼻のトナカイ

出演者からひとこと

身体で聴こう音楽会に出演させていただくのは今年で3回目となりました。
毎回手話や動きに不安を残して本番をむかえるのですが、不思議なことにステージに立った瞬間その不安を忘れて心から楽しむことができます。
それは、お客様の素敵な笑顔とボランティアの方々の暖かい眼差しに見守られているからだと思います。今年も皆さまのおかげで、無事終わることができました。
今年は昨年と比較すると選曲は早かったのですが、それでも最後は時間が足りなくてバタバタでした。1人1人の力を合わせてなんとか形にすることができたと思っています。忙しい合間に手伝って下さった方々、また影ながら支えて下さった石原先生、そしてスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
最後に、今回の音楽会に携わってくださった全ての方々に感謝の意を込めて、ありがとうございました☆
(赤組キャプテン)

11月18日151回定期コンサートレポート

今月の音楽会は、カメラータ神戸の方々による声楽アンサンブル・コンサーでした。みなさんは音楽とその素晴らしさを伝えるために、全国各地で活動をなさっています。
この日は、神戸からステキな歌声を届けに大勢の方がいらっしゃいました。みなさんの迫力のある、きれいな歌声は、お客様の心に響きました。一緒にちゃちゃつぼで遊んだり、暖かい雰囲気のコンサートになりました。

出演:カメラータ神戸

第一部

Missa Lux in Kobe Eric Colon 作曲 指揮
ミサ曲 鎮魂から希望へ 阪神淡路大震災を越えて
Kyrie キリエ、Gloria グローリア、Sanctus サンクトゥス
Requiem レクイエム、Agnus Dei アーニュス デイ
被爆のマリアに捧げるアヴェマリア
カメラータ神戸メンバー紹介
金子みすゞ詩集 中田喜直 作曲
つゆ こだまでしょうか みんなをすきに わたしとことりとすずと
さびしいとき たいりょう わらい ほしとたんぽぽ
みなさん、ご一緒に! ゆりかごのうた

第二部

ソロ と ドゥエット
マーガレットからの電話(テレフォン) G.C.メノッティ
唯一度だけ(会議は踊る) W.ヘイマン
魚崎四丁目 E.コロン
コロンえりか 永森まこと ピアノ:堀江礼子
うた あそび (ちゃちゃつぼ)
日本古謡 と 民謡
江戸の子守唄
さくらさくら ソロ:高原啓子
ずいずいずっころばし ソロ:瀬岡智子
竹田の子守唄 ソリ:福原郁江 西村雅子 小林佳志子
畑信子 堀江礼子
会津磐梯山 ピアノ伴奏:白井知子

秋を愛でつつ、もみじをご一緒に歌いましょう

ボランティアからひとこと

今回2回目の参加になります。
初めてボランティアとして参加したとき、音楽がすばらしかったことに加えて、お年寄りの方が一緒に歌っていらっしゃる姿に胸を打たれました。また、帰り際に私の手を握って歌の感動を訴えて下さる方もいらっしゃり、自然と涙がこぼれました。このとき、また参加したいなと強く思ったのです。
そして今回のステージ。「ずいずいずっころばし」の(会場参加型の)手遊びが印象的でした。会場が笑顔でいっぱいになりました。心が震えました。
私はこのようにして、本当に小さな存在かもしれませんが、みなさんと関わり合うことができる喜びを感じています。音楽を通して皆さんの笑顔に出会えることを本当に嬉しく思っています。
今度は手話を覚えたいなぁと思っています。
これからもよろしくお願い致します。ありがとうございました。

10月29日150回定期コンサートレポート

今月の音楽会は、「秋の風に歌をのせて」と題して、日本の歌や世界の歌をお届けいたしました。出演は2回目となります、鈴木絵麻さん、加藤亜理さんとお仲間の方々でした。皆さんも良くご存知の歌、そして全ての歌に手話がついて、お客様も大変喜んでいらっしゃいました。

出演:鈴木絵麻(ソプラノ) 麻生薫子(ソプラノ)
田中 剛(バス) 加藤亜理(ピアノ) カルテットM'ist

第一部

〈デュエット〉

~モーツァルトのオペラアリア~
歌劇「フィガロの結婚」より"そよ風に…"
歌劇「ドン・ジョバンニ」より"手を取り合って"
〈カルテット〉 Aura Lee、懐かしきケンタッキーの我が家
〈ソプラノ ソロ〉 流れは広く-The water is wide-

第二部

〈ソプラノ ソロ〉 浜辺の歌、あめふりくまのこ
〈デュエット〉 秋を呼ぶ歌
〈カルテット〉 上を向いて歩こう、見上げてごらん夜の星を
~手話で歌おう!~ 故郷
~アンコール~ 紅葉

事務局からひとこと

この音楽会は1992年に始まり、「より多くの人と感動を」という企業理念の基、聴覚障害者、健聴者、出演者、スタッフ、そこにいる全ての方が、音楽の持つ素晴らしさ、楽しさ、感動を共有できる場をお届けしたい、との想いで今日まで続けてまいりました。
そして今回、150回と言う大きな区切りの回を迎えることが出来、本当に嬉しく、また感謝の気持ちで一杯です。
ご来場くださるお客様、素晴らしい演奏をしてくださる出演者の方々、そしてこの音楽会を表から裏から支えてくれるスタッフの皆さんに心より感謝したいと思います。
今までこの音楽会を支え、応援してくださり本当にどうもありがとうございました。
今後も皆様に喜んで頂ける音楽会を目指し、この活動をいつまでも続けていきたいと思っております。引き続きこの音楽会を温かく見守っていただけますようどうぞよろしくお願い致します。

9月30日149回定期コンサートレポート

今月の音楽会は、FUTABAさんによるピアノの連弾を聞いていただきました。
FUTABAさんの手の動きや表情も後ろのスクリーンで映し出し、目でも楽しめる音楽会となりました。息が合ったお二人の迫力ある演奏にお客様も終始圧倒されていたようです。

出演:FUTABA

第一部

愛の挨拶 アメージング グレース ハンガリー舞曲
ハチ トッカータとフーガニ短調 モーツァルトメドレー
Happy Birthday
動物の謝肉祭
(1)ライオンの行進 (2)雌鳥と雄鶏 (3)象
(4)カンガルー (5)化石 (6)白鳥 (7)終曲

第二部

ミッション イン ポッシブル
剣の舞 ラ・カンパネラ クシコスポスト
さくら 冬の海
故郷(ふるさと) ♪♪みなさんもご一緒に♪♪
誰も寝てはならぬ リベルタンゴ 白鳥の湖
~アンコール~
赤とんぼ ラデツキー行進曲

ボランティアからひとこと

音楽会ボランティアに参加するようになって約1年、今まで機材セッティングなどをしてきましたが、今回は進行役を務めることになりました。ステージから見えるお客様は、私のつたない手話&司会役も温かい目で見守ってくださったり、FUTABAさんの素晴らしい演奏中は目を輝かせてご覧になっていたりと、新たなうれしい発見がありました。また、本番中もあわただしく動いていた他スタッフもステージから見え、この音楽会は皆で作り上げていくものなのだなあと改めて感じました。
お客様の中には毎回来てくださる方が多いですが、私もこの会のリピーターです。これからの素晴らしい出会いに期待しつつ、引き続きがんばりたいと思います。今日は楽しい一日でした。ありがとうございました。

8月27日148回定期コンサートレポート

今月の音楽会は、三回目の出演となります、堀欣美さんと、そのお仲間の方々によるマリンバコンサートでした。
ドレミの歌を手話で一緒に歌ったり、リズムBOX、リラックスタイムなど盛りだくさんの楽しいコンサートとなりました。
参加型も多く、お子様も一緒に楽しめたようです。

出演:堀 欣美 ほか

第一部

アートオブマリンバ
『音楽はどこからやってきたのでしょう~マリンババージョン~』
アフリカン・ブルース ズールウェルカム
剣の舞 八木節
トルコ行進曲(モーツァルト)
竹林/安倍圭子
リラックスタイム☆宮崎駿メドレー

第二部

リズムBOX
ドレミの歌
歌劇「カルメン」抜萃曲 ビゼー:作曲/朝吹英一:編曲

~アンコール~ 世界に一つだけの花

ボランティアからひとこと

堀さんによるプログラムは、"マリンバ演奏会"と一口では言えないような様々な工夫がなされていました。
高低・硬軟、様々な音色を奏でるマリンバの演奏に加え、所々にクイズを織り交ぜたり、また、プチプチ(気泡シート)を皆さんにお配りして、「プチプチ」と押すことで実際にリズムを体感してもらったりと、お客様と演奏者が一体となって作り上げられていったステージでした。
最後は、手話を交えた「世界にひとつだけの花」の全員合唱で締めくくられ、お客様、そして私自身も心から楽しむことの出来たステージとなりました。

今回初めてお手伝いに参加させていただき、お客様に楽しんでいただこうという、演奏者・ボランティアスタッフ皆さんの純粋な気持ちで、このような素晴らしいステージが作り上げられているんだな、と実感しました。お客様の笑顔にも触れることができ、この場に参加できたことは、本当にいい経験です。また参加します。

6月24日147回定期コンサートレポート

今月の音楽会は、三回目の出演となりますキャトル・リーフのミュージカルでした。
舞台は明治後期の東北地方。忘れていた大切な何かを思い出させてくれる心温まるお話でした。
また第二部では、キャトル・リーフのみなさんに手話を教えてもらい、みんなで一緒に「明日」を歌いました。

出演:キャトル・リーフ

第一部

オリジナルミュージカル 「風の大太鼓」

あらすじ
舞台は、明治後期。凶作に苦しみ、祭りの太鼓の音も途絶えて久しい農村。ガキ大将の二郎は、東京からやって来た山上の提唱する防風林の植林に励みます。大人たちが誰も取り合わない中、村を守るという希望を胸に努力する二郎。その姿に勇気付けられ、内気な少女ゆうは、父親の反対を受けながらも、画家になる夢を叶えようとします。やがて、村に馴染めなかった金持ちの少女セイも、二郎やゆうのよき仲間となって行くのでした。二郎の叩く祭りの太鼓が響く中、ゆうの絵画コンクールの締め切りが近づいてきます・・・

第二部

♪手話で一緒に歌いましょう♪
「明日」
手話歌詞指導:キャトル・リーフ

ボランティアからひとこと

「身体で聴こう音楽会」のボランティアを始めてから約1年が過ぎようとしていた6月…
これまで裏方専門だった私が、進行役を務めさせて頂く機会に恵まれました。
そこで、初めて大勢のお客様を目の前にして見えた光景は、これまでとはまったく違う感動を与えてくれました。まず、「皆さんが心からコンサートを楽しみにして来て下さっている」という気持ちが、真直ぐに伝わってきたことです。目をキラキラさせながら一生懸命に舞台をご覧になる姿を見た時、「これからも頑張らなきゃ!」という前向きな気持ちを与えてくれました。一方、仕事を持ちながら週末に練習を重ね、真摯な姿勢でステージに臨む出演者の方々の姿も、私には忘れられない記憶となっています。
これからも、この音楽会を通して「与えてもらったもの」を大切にしつつ、自分の出来ることを地道に続けていけたら嬉しいです。今後、1人でも多くのお客様と、会場でお会いできるのを楽しみにしています。

5月28日146回定期コンサートレポート

今月のコンサートは、コルネット、アルトホルン、ユーフォニアム、トロンボーン、テューバなど10本の金管楽器にパーカッション2名を加えた贅沢なアンサンブルでした。
迫力のあるサウンドに圧倒、そして魅了されてしまいました。
また、楽器体験コーナーでは多くの人が様々な楽器を手にし、難しいと言われてる音を出すのに成功。
金管楽器のキラキラは人を元気にしてくれるそうです。みなさん元気になって笑顔で帰られました。

出演:トレイルブレイザーズ・テンピース・ブラス

第一部

トレイルブレイズ/ゴフ・リチャーズ、
トレス・メンデス/ラファエル・メンデス
交響曲第9番「新世界より」"ラルゴ"/ドヴォルザーク
さくら/森山直太朗、ベートーヴェンズ・ビーノ/ハワード・スネル
【ホースらっぱ 実演コーナー】
茶色の小バス/グレンミラー
道化師のギャロップ/カバレフスキー

第二部

【楽器を体験してみよう!】
トランペット、トロンボーン、ユーフォニアム、打楽器、セットドラム
グループサウンズ・メドレー
(ブルー・シャトー~花の首飾り~シーサイドバウンド
~青い鳥~夕陽が泣いている)
となりのトトロ・メドレー(メイン・テーマ~まいご~ねこバス)
ブリージィン・ダウン・ブロードウェイ!/ゴフ・リチャーズ

ボランティアからひとこと

ボランティアとしての参加は、今回で3回目となりました。
難聴の私は前にお客様の立場で視聴した時、ボディソニック(体感音響システム)に座って面白いと感じました。
身体全体に響いて包み込まれる様な安定感があったのです。
あれから約1年半経った今、ボランティアの立場でもリハーサルの時に座って体験できます。
私は学生時代に吹奏楽部に所属していたので、今回の演奏はとても親近感を持ちました。
これからも、参加できる時はお手伝いし、そして少しでも音楽と触れ合えたら良いなと思います。

4月29日145回定期コンサートレポート

今月の音楽会は2年ぶりに、日本フィル室内合奏団"うずしおカルテット"の 皆さんに出演して頂きました。サブタイトルは『見世物音楽会』!?果たしてどんな音楽会と思いましたが・・・。
それぞれの楽器の説明があったり、お客様も一緒に手拍子で演奏するなど、今年も私達をひきつけ、とても楽しい音楽会になりました。

出演:日本フィル室内合奏団 "うずしおカルテット"

第一部

J.S.バッハ/インヴェンション1番
作者不詳/ツァッパイ!
楽器のお話し
Vl (ヴァイオリン)
Tb (トロンボーン)
Pf (ピアノ)
Perc (打楽器)

第二部

作者不詳/「猫ふんじゃった」の主題による変「相」曲とフーガ…?
M.ラヴェル/亡き王女のためのパヴァーヌ
モーツァルト、ベートーヴェン他/トルコの行列
J.ビゼー/カルメン・ヒット・メドレー
アンコール
大きな古時計 リベルタンゴ

ボランティアからひとこと

今回から新しいボディソニック(体感音響システム)を導入するということで、準備の時からドキドキしていました。
ザブトンクッションはどこにどの向きで置いたら振動が一番よく伝わるか、座り心地がいいか、ポーチクッションはどう置いたら好きな位置に持っていきやすいか...
しばらくは試行錯誤が続きそうですが、お客様からご意見や感想を伺いながら、一番いい置き方をお客様と一緒に探していけたらと思っております。
ボディソニック(体感音響システム)の数が増え、今までよりも多くのお客様にボディソニック(体感音響システム)を使っていただけるようになり、ボランティアメンバーも張り切っておりますので、ぜひみなさまお誘いあわせのうえ音楽会にいらしてください!
出演されたうずしおカルテットの皆様、普段なかなか聴くことのできない楽器の説明や、楽しい音楽・美しい音楽をありがとうございました。
たくさんのお客様と一緒に音楽を楽しめる、というのは本当に幸せな時間です。これからもボランティアに参加したいと思いました。