定期コンサートレポート:2004年度身体で聴こう音楽会

3月26日133回定期コンサートレポート

今月は、春休みスペシャルと題して、お子様向けのプログラムでした。 第一部は石原弘恵さんによる優しい手話歌詞指導付き手話コーラス。最後はみんなに前に出てきてもらい、上手に歌っていただきました。
そして第二部は、もりもと純さんによるポケットシアター。30年前から、いろんな場所で話や歌の世界をくりひろげていらっしゃったそうです。大人も子供も、もりもと純さんの世界にいつのまにか惹きこまれてしまったようです。
お父様、お母様、お子様、みなさんにとって思い出深い日となれば良かったと思っています。

第一部

♪手話で歌おう♪ 手話歌詞指導付き
森のくまさん 世界に一つだけの花

第二部

出演:もりもと純 ☆ポケットシアター☆

・ふしぎなポケット ・だれでしょう ・飛んでいったバナナ
・だいこんと ごぼうと ・にんじんのはなし ・なみちゃん

ボランティアからひとこと

【開演前】
スタッフA『今日は、2回/年恒例のたのしい春の子供大会ですね。』
スタッフB『一部は手話で歌ったり、二部のポケットシアターとか、とーっても楽しそう。』
スタッフA『おもちゃのお土産セットもたくさん用意されましたね。』
スタッフB『とても喜んでいただけそうな素敵なプレゼントですね。』

【第一部終了後】
スタッフA『石原先生の情感豊かな手話は、心に響きますね。』
スタッフB『ご出身の広島原爆のお話は、子どもにも解り易くて感動的でした。』
スタッフA『次の世代に引き継ぐことが大切ですね。』
スタッフB『感受性豊かなこどもの表情に癒しを感じますね。』

【第二部終了後】
スタッフA『ご出演の森本さんは、最初少し緊張気味でしたね。』
スタッフB『ポケットの数ゲームでお客さんと共に大ブレークしました。』
スタッフA『こどもたちもポケットシアターにどんどん引き込まれていきましたね。』
スタッフB『ブラボー森本ワールド!!!!!』

2月26日132回定期コンサートレポート

今月は、期待の若手ピアニスト、シンノスケさんによるピアノクラシックコンサートでした。優しい雰囲気のシンノスケさんからは想像もできない力強い演奏で、クラシックの名曲の数々を聞かせていただきました。
第二部ではリクエストコーナーや即興コーナーもあり、お客様も大満足のコンサートとなりました。

出演:犬飼 新之介

第一部

バッハ
平均律クラヴィーア曲集第一巻より第12番へ短調「前奏曲」
モーツァルト
ピアノソナタ第16番ハ長調 K.V.545より第1楽章
ベートーヴェン
ピアノソナタ第23番へ短調 作品57「熱情」より第1楽章
ショパン
ワルツ第1番変ホ長調 作品18 「華麗なる大円舞曲」
ポロネーズ第6番 変イ長調 作品53「英雄」
ドビュッシ-
ベルガマスク組曲より 「月の光」

第二部

リクエストコーナー
(メドレーにて…ドラえもん、月光、エリーゼのために、冬のソナタ、いつも何度でも、ノクターン、別れの曲、世界に一つだけの花、革命)
即興コーナー
リスト
愛の夢 第3番
パガニーニによる大練習曲より第3番 嬰ト短調 「ラ・カンパネラ」

ボランティアからひとこと

本番直前の舞台裏。シンノスケさんは会場の寒さと緊張とで震える手をヒーターにかざしながら、客席の後方からステージを見つめていました。その瞳が映すものは…?
いよいよ音楽会の始まりです。一曲演奏した後の手話での自己紹介。ピアノを奏でる指先の滑らかな動きとは一転、緊張あらわな口調と少しぎこちなさの残る指文字を織り交ぜての手話でしたが、一文字一文字確かめながら指を動かす一生懸命な仕草が、シンノスケさんの人柄を垣間見せている気がします。二曲三曲と演目が進むうち、シンノスケさんの表情に笑顔が増えてきました。観ている(聴いている)こちらまでウキウキと胸が弾んでくるような、心から楽しんで演奏している様子が客席まで伝わってきます。
第二部で披露されたのは、お客様からリクエストされた曲で綴るメドレーと即興曲です。代表のお客様のお子さんがいつも口ずさんでいるという音階を元に、その場で素敵な曲を作ってくださいました。今までの出演者の中でもダントツに若い今回の出演者がお客様のハートをしっかりと掴み、ファンを増やしたのは言うまでもありません。
すがすがしくて爽やかな、それでいて暖かい…そんな空気で会場を満たし、音楽会は幕を閉じるのでした。

1月22日131回定期コンサートレポート

今月は、ピアノの連弾をお聴きいただきました。出演はフォレストIIのお二人。ご夫婦でいらっしゃると言うことで息もぴったり。お客様もピアノの演奏に合わせて歌ったり、身体を動かしたり、とても楽しんでいらっしゃる様子でした。
また「地震のこと はなそう」の絵本の朗読と演奏もありました。「愛する人を守るために生き抜いてください」このメッセージに、地震について改めて考えた人も多いようです。

出演:フォレストII(林 知行&林 美澄)

第一部

  1. 冬のソナタ 作曲:呉碩俊 他
  2. 青い山脈 作曲:服部 良一
  3. 喜びも悲しみも幾歳月 作曲:木下 忠司
  4. フランス映画メドレー 編曲:林 知行
  5. 海辺の唄 編曲:林 知行
  6. 大きな古時計幻想曲 編曲:林 知行
  7. 呼び合うメロディ 作曲:林 知行
  8. 慕情 作曲:SAMMY FAIN

第二部

  1. 夜明けのうた 作詞:岩谷 時子、作曲:いずみ たく
  2. マック・ザ・ナイフ 作曲:KURT WEILL
  3. チョップスティックス 作曲:不詳
  4. 男はつらいよ 作曲:山本 直純
  5. レット・イット・ビー 作曲:LENNON & McCARTNEY
  6. 可愛いアイシャ 作曲:STIVIE WONDER
  7. 地震のこと はなそう
    文:せおまさし 絵:藤田 夏代子 作曲:林 知行
  8. ザ・フォレスト 作曲:林 知行

ボランティアからひとこと

今回の「身体で聴こう音楽会」の会場は社員クラブ"レスポワ-ル"で"ピアノ連弾"と私にとって初めてのことばかりでした。

いつもは昼食の場としてしか行っていないので、体感音響席が並ぶとちょっと狭いかなと思っていましたが、グランドピアノを移動し客席をつくり終えた時には、天窓から陽もさしこみ"ピアノコンサート"にふさわしい空間になっていました。

演奏は林さんご夫妻。お2人が1つのピアノで仲良く弾いていらっしゃる姿はとてもほほえましく、会場は終始お2人の世界に惹きこまれていました。

ボランティアの方々も異なる事業所の人達ですが、黙々と働きスムーズに事が運ばれていくのにはいつも驚かされます。そしてお客様の笑顔に接し、音楽の効果もあって、体が軽くなったような快感があります。

12月23日130回定期コンサートレポート

今月は、クリスマス恒例となりました、パイオニア手話コーラスグループ ハートフル・メッセンジャーズによる、「第二回 紅白対抗手話コーラス合戦」をお届けしました。
今年はパイオニア合唱団の方にも「赤鼻のトナカイ」を手話で披露していただきました。昨年は同点でしたが今年は白組が僅差で優勝。白組のおじさま達のけなげな演出に同情票?が入ったようです。
最後は紅白仲良くお客様と一緒に「ヤングマン」を歌い、今年最後の音楽会を締め括りました。

出演:ハートフル・メッセンジャーズ

第一部

涙そうそう 島唄 亜麻色の髪の乙女
サボテンの花 渚のシンドバッド 君だけに

第二部 クリスマスソングメドレー

特別出演:パイオニア合唱団

アヴェ・マリア 主よ、人の望みの喜びを
ジングルベル もろびとこぞりて
サンタが町にやってくる きよしこの夜
クリスマス・イヴ
赤鼻のトナカイ(手話で一緒に歌いましょう♪)

第三部

少年時代 学園天国 赤いハンカチ 港町十三番地
チャンピオン ひょっこりひょうたん島 ヤングマン

出演者からひとこと

"クリスマスに手話コンサートを開く"よし、出よう。勉強した成果を発揮しよう。そして、多くの人に喜んで頂けたなら、どんなに素晴らしい事だろう・・・。そう決めてから、長い道のりが始まった。
まず、曲目が決まる。誰がどの曲に出るか決まる。それぞれの曲に付ける手話が決まる。演出が決まる。それから、練習&練習。参加者全員が集まった合宿では早朝まで皆で練習した。練習を繰り返す中、最大の問題が発生。そう、歌詞が覚えられないのだ。私が演奏する曲は聴いた事はあるが、歌詞までは正確に覚えていない。手話コンサートの場合、歌詞は全て正確に覚えなければならない。歌詞の意味から覚えようとしても、歌謡曲なので主語述語、文脈などない。最後は手話の流れから覚える・・・身体で覚えるのだ。それでも数日前の最終リハーサルでも横の人の動きについ目が行ってしまい、注意される始末。でも、今回手話コンサートに出ようと思ったキッカケである、より多くの人に聴いて喜んでほしいという気持ちだけは強く持って残り少ない時間も練習した。
当日、会場の幕が開いた。お客様は満員。ステージに立つ前は緊張していたが、演奏が始まると何故か落ち着いてやさしい気持ちに変わっていった。会場の皆さんの多くの方々が、私たちの手話に合わせて一緒に手話をしてくれるのだ。会場の雰囲気が暖かい。段々慣れてきて、お客様の顔が見えてきた。見える人、見える人が皆笑顔だった。それから先は、すっかりその気になって、コンサートはあっと言う間に終わった。
終演後、お客様をお見送りしている時、皆さんから『ありがとう』とか『楽しかった』という言葉と笑顔をいっぱい頂いた。でも、皆さん、私の方こそ『ありがとう』ですよ。私の想いが達成できたんですから。長い道のりだったけど、とても素晴らしいエンディング。今年のクリスマスは本当に暖かかったなぁ。 (白組 和田 浩)

11月28日129回定期コンサートレポート

今月は洗足学園音楽大学の皆さんによる、打楽器アンサンブルコンサートでした。
見たこともないような珍しい民族楽器の演奏に、皆さん大変興味を持たれていたようです。また、かわいいタップダンスがあったり、お客様も手作り楽器を持って一緒に演奏したりと、とても楽しい二時間でした。

第一部

出演: 洗足学園音楽大学の皆さん

  1. トムトム・フーリー
  2. ズル・ウエルカム
  3. ファンファーレ・フォー・タンバリン
  4. フェステホ
  5. 野菜の気持ち
  6. 道化師のギャロップ

第二部

  1. アンコール・イン・ジャズ
  2. 日本のメロディー(浜辺の歌~故郷)
  3. 荒城の月
  4. 雨に歌えば ~タップダンス~
  5. きらきら星変奏曲 ~タップダンス~
  6. マンボNo. 5
  7. ロック・トラップ

ボランティアからひとこと

ピアノ、ティンパニー、マリンバ、ドラムセット、・・・、洗足学園音楽大学から運ばれてきた楽器が次々に正面玄関に降ろされ、出演者の皆さんの手で組み上げられていきます。一方、ボランティアスタッフ達によって、照明、映像、音響機材、そして、集音マイクとボディソニック(体感音響システム)で客席が組み立てられていきます。
そして、リハーサルが始まり、手話や字幕によるナレーションが流れはじめると、いつもはただ通り過ぎるだけだった本館のロビーには、暖かなコンサート会場の雰囲気が漂いはじめます。
さてさて、いよいよ音楽会がはじまりますと、出演者たちは見慣れない民族打楽器を奏で、タップを踏み、おどけて身体を叩きながら踊り、それはもう、放たれるすべての音が音楽であり、音は耳だけで楽しむものではないのだぁっ!と気付かせてくれたのでした。
ホントに今日はステキな一日でした。

10月23日128回定期コンサートレポート

第一部はパイオニア社員の鈴木絵麻さんのソプラノと加藤亜理さんのピアノコンサートでした。「アヴェ・マリア」や手話と一緒の「大きな古時計」などを披露していただきました。その優しく美しい歌声にみんな魅了されていたようです。
また第二部はがらっと雰囲気が変り、高校時代のクラスメイトでいらっしゃる、Yuzz&℃hacoさんの力強いピアノとヴァイオリンをお届けしました。
笑顔で演奏されているお姿から、こちらにも楽しさが伝わってくるようでした。

第一部 "アヴェ・マリア"~祈りと愛の歌~

出演:鈴木絵麻(ソプラノ) 加藤亜理(ピアノ)

私を泣かせて下さい ~歌劇「リナルド」より~ ‹ヘンデル›
アヴェ・マリア ‹サン=サーンス›
☆特別出演: ヴィブラフォン&グロッケンシュピール
"SHIGERU & KAZUHIRO"
アヴェ・マリア -エレンの歌 III- ‹シューベルト›
ヴィリアの歌 ~喜歌劇「メリー・ウィドウ」より~ ‹レハール›
大きな古時計 ‹ワーク› 手話で一緒に♪

第二部 魅惑のデュオプログラム

出演:Yuzz(ヴァイオリン)&℃haco (ピアノ)

魅惑のワルツ~All of me メドレー
愛の挨拶 ‹エルガー›
リベルタンゴ~ラ・クンパルシータ メドレー
星に願いを
情熱大陸
おぼろ月夜
アルマンドルンバ
チャルダーシュ
トルコ石の謎
アニバーサリー

出演者からひとこと

――音楽会で歌いませんか?――
ある日突然、この言葉と共に私の"夢"がはっきりとした輪郭を持って目の前に舞い降りてきました。歌を始めてから胸の奥で密かに願っていた"いつかコンサートができたら"という夢。もう少し遠い未来に叶える予定(?)であった夢。嬉しいけれど、私が歌って、ほんとうにいいのだろうか。
自信もなく、ためらっていた私に、まわりの人々が後押しをしてくれました。「未熟でなくなる境界線なんてないのだから。」「お客様に聴いてもらうことは、何よりも勉強になるんだよ。」
そして、音楽会当日、あのステージには、それまでの不安を忘れさせてくれる、たくさんのあたたかな眼差しがありました。さらに、その心地よさに支えられえて、どうにか歌い終えた後には、多くのお客様からの"ありがとう"の言葉が待っていました。歌わせていただいた上に、幸せな気持ちをいただくなんて!
大好きな歌を、心を込めて歌う…、やはり今の私にはそれが精一杯でしたが、いつの日か、聴いて下さる方々の心にやさしく深く響く、私の理想の歌を歌ってご恩返しができたらと思っています。
もうひとつ、以前からチャレンジしたかった"手話をしながら歌う"ことも叶いました。この音楽会に再度出演する、という新しい夢を叶えるまで、少しずつレパートリーを増やしておこうと思います。
お聴き下さったお客様、大勢のスタッフ、共演者の方々、そして音楽に、あらためて心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。
またお会いできますように。 (ソプラノ 鈴木絵麻)

9月26日127回定期コンサートレポート

今月の音楽会は堀欣美さんによるマリンバ・ライブコンサートでした。
聞いていただくだけのいつものコンサートとは違い、お客様も参加して一緒に作り上げていくコンサートでした。 クイズ形式の楽器紹介、リズムパフォーマンス、会場を真っ暗にして音と香を楽しむリラックスタイムなど盛りだくさん。
堀さんの華麗なマリンバ演奏に、また、第二部では素敵なテノールの歌声とヴァイオリン演奏にお客様も大変楽しんでいらっしゃったようです。

第一部

出演:堀 欣美(ほり よしみ) 八島 優 笠井 亮 古川 玄一郎

「剣の舞」 作曲 ハチャトリアン
「白鳥」 作曲 サン・サーンス
♪リズムパフォーマンス♪
♭楽器紹介♭
☆リラックスタイム☆ 作曲・演奏 堀 欣美
A sign of inflation
大地のコラ-ル
2本の線
極光(オーロラ)
基本構造
あいさつ
Dance of quarks
「世界に一つだけの花」

第二部

出演:マリンバ:堀 欣美(ほり よしみ)
テノール:君島 広昭 ヴァイオリン:藤平 公美

歌曲「三つの恋の物語」
幸せの日曜日 祝電 花束
作曲 延原 正生

源流 ~ソロマリンバのための~
作曲 一柳慧

ボランティアからひとこと

今月は'マリンバ'の演奏会ということです。今回は私自身が聴いてみたくてボランティアの申し込みをしました。もちろんボランティアですから会場の設営や裏方の手伝いのために参加するのですが、最近の'音楽会'はライブ演 奏を多く行うようになり、こういったボランティア参加の動機も有りかな、と勝手に考えています。
さて、演奏ですが、生の演奏はやはりレコードで聴くのとは全く違って、来て良かったと思いました。演奏者の皆さんの気さくな雰囲気の中、お客様も参加しながらプログラムが進み、和やかに会が進んで行きます。第一部の最後に'リラックスタイム'と銘打った15分間の演奏で、会場のライトを落とし、夜空が映し出されたプロジェクションをバックに演奏者のシルエットが浮かび上がる演出には思わず引き込まれました。休憩の後、第2部の声楽・ヴァイオリンとの競演へと続き演奏会も無事終了しました。
今回の音楽会は何時になく私自身が楽しんだ音楽会でしたが、皆さんに楽しんで貰うにはまず自分が楽しまなくては、なんて勝手に納得させて貰って帰路につきました。ありがとうございました。

8月28日126回定期コンサートレポート

今月は夏休みスペシャル~お子様向け~と題して、第一部は手話コーラス、第二部はパイオニア社員による手品をお届けしました。
みんなで手話コーラスを一緒に歌ったり、お子様が手品を覚えてお父さんお母さんに披露したり、親子一緒に夏休み最後のお休みを楽しんでいただけたようです。

第一部

♪手話で歌おう♪ 手話歌詞指導付き
「サザエさん」 「さんぽ」 「翼をください」

第二部

出演:魔法使いのおじさん、タッキー

★マジックタイム★

ボランティアからひとこと

本社での定期コンサートのお手伝いは始めてで戸惑う事も多かったのですが皆さんがいろいろ声を掛けてくださり、指示をしてくださったのでとても嬉しかったです。
今回は夏休みスペシャルという事で、お子さま中心のコンサートでした。台風が接近中の雨が降りそうで降らない不安定な天候の中、続々とお客さまがいらしてくださり一安心。皆さまが本当にこのコンサートを楽しみに来てくださっている気持ちが伝わってきてなんだか"じ~ん♪"としてしまいました。
"手話で歌おう"コーナーで「サザエさん」「さんぽ」「翼をください」をどんどん覚えていく子供達。その覚える後ろ姿もとても一生懸命で楽しそうでした。前に出て覚えたての手話コーラスを披露する子供達を見守る雰囲気は会場全体が大家族になったかのようでした。第二部の手品のコーナーも、子供達が積極的に参加してくださって本当に楽しかったです。
お見送りの時「楽しかったね~♪」という声や「手品、教えてくれてありがとう」という声にまたまた感激。本当にアットホームで手作り感いっぱいのほっこりと暖かな気持ちになれるコンサートでした。"お手伝い"ではなく、私自身が楽しむ為にも今後もどんどん参加させて頂きたいと思っています。

6月26日125回定期コンサートレポート

今月は、ハワイアンコンサートでした。パイオニア社員を含めた、ナイスミドルハワイアンバンド「マウイアイランダース」と、フラダンサーズ、「トロピカルレディース」の方々に出演していただきました。
フラダンスレッスンコーナーでは、みなさんとってもお上手!に踊っていました。 フラダンスは、指先でいろんな言葉を表現しているそうです。
手話と似ているので、みなさんすぐ覚えられたのですね。 ハワイアンムードたっぷりの2時間でした。

出演:マウイアイランダース
トロピカルレディーズ

第一部

テーマ曲 ハワイコールズ
MY TANE (マイ ターネ)
Hanalei Moon(ハナレイムーン)
Keep Your Eyes On The Hand(お手手 見つめて)
南国の夜
SAND
Can’t Help Fall in Love With You( 好きにならずにいられない)
フラダンスレッスンコーナー「月の夜は」

第二部

Koni Koni
ブルー ハワイ
Cotton Fields (コットン フィールズ)
♪みんなで歌おうコーナー♪ 「ふるさと」
エ ワイアナエ
亜麻色の髪の乙女
カイマナ ヒラ

ボランティアからひとこと

ナイスミドルハワイアンバンド「マウイ・アイランダース」の平均年齢はなんと60歳以上。でも、立ちポーズはとってもかっこよく、元気があって、ミドルの魅力をいっぱい振りまいてくれました。とても素敵なバンドでした。フラダンサーズ「トロピカルレディーズ」の皆さんも、音楽に合わせてコスチュームを着替え、会場に南国ムードをいっぱい漂わせてくれました。

今回、初めて司会を務めさせていただいたのですが、一番嬉しかったことは、今まで見ることのできなかった、音楽会中のお客様の表情を見ることができたこと。いつもは、いらした時とお帰りになる時に、お顔を拝見するだけだったのですが、今回は、楽しそうに演奏を聴き、手話で歌い、フラダンスを教わっている姿を拝見することができ、「ああ、参加して良かったなー」と思いました。

この音楽会では、毎回たくさんの笑顔と出会うことができるので、私はいつも楽しみにしています。

5月30日124回定期コンサートレポート

今月は、普段舞台を観に行くことができない方を対象に、病院や老人ホームで ミュージカルを上演しているボランティア団体、キャトル・リーフの方々にオリジナルミュージカルを上演していただきました。
忘れていた優しい心を思い出させてくれる、感動のミュージカルでした。
お芝居の中の歌には手話も取り入れられた歌もあり、第二部ではその歌を全員で歌いました。

出演:キャトル・リーフ

第一部

オリジナルミュージカル 「正太と願い石」

第二部

♪みんなで歌おう♪「守り石」

ボランティアからひとこと

今回の音楽会は、ボランティア団体キャトル・リーフの皆さんによるミュージカルの公演でした。自らも今回の公演を観させて頂いて、来てくださったお客様が涙を流して感動して下さっている顔を見て、音楽をするということは、ハートなのかも知れないと感じました。
とにかく公演してくださっている方々も一生懸命で、表情や、歌声に温かみを感じました。音楽会に来てくださったお客様も一生懸命音楽を聴いて感じて、公演して下さった方も、一生懸命お客様に喜びや感動を提供しようとする。こういったお互いの熱い気持ちが、音や演技を通して感動を生むのだと思います。こういった時間を共有できた事を嬉しく思います。

4月18日123回定期コンサートレポート

今回の音楽会は、昨年に引き続き日フィルメンバーによるクラシックコンサートでした。
普段聞けないような名曲・難曲をヴァイオリン、クラリネット、ピアノの三重奏で披露していただきました。 演奏者の方々による、楽器やストーリーの解説も加わり、とてもアットホームな雰囲気の音楽会になりました。

出演: 日本フィルハーモニー交響楽団メンバーによる
アンサンブル
ヴァイオリン:斉藤 政和 クラリネット:平塚 美保
ピアノ:小川 由希子

第一部

エルガー/愛の挨拶
フィオッコ/アレグロ
マスネ/タイスの瞑想曲
モーツアルト/トルコ行進曲
ヴァイナー・レオ/ハンガリア舞曲
日本の歌(赤とんぼ、宵待草、夕焼け小焼け、浜辺の歌)

第二部

ブラームス/ハンガリア舞曲第6番、5番
ハチャトリアン/クラリネット、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲 ト短調
ストラヴィンスキー/組曲「兵士の物語」(クラリネット、ヴァイオリン、ピアノのための)

ボランティアからひとこと

今回のコンサートはプロの奏者によるヴァイオリン、クラリネット、ピアノの生演奏!普段聴き慣れた曲も、実際に目の前で名手に奏でられると説得力が全然違います。そして、「さすがプロ」と思わせる部分は演奏面だけではありません。
例えば今回のプログラム構成。ポピュラーな曲とあまり聴く機会のない玄人好みの曲を巧みに織り交ぜてあり、さらにその合間には楽器や曲の解説をユーモアを交えて行うなど、お客様を楽しませるアイデアについても見事だなあと感じ入りました。実際、スタッフをしているという意識はあまりなく"一観客" として聴き入ってしまいました。
今後も多くの方にこのようなコンサートに接していただきたいと思います。普段「クラシック音楽はちょっと…」と思われている方も、是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか?