報道資料：高級カーオーディオ「カロッツェリアχ（エックス）」シリーズ・ 「カロッツェリア」高音質スピーカーなど７機種を新発売

【企画意図】

　1993年よりパイオニアが市場導入している「カロッツェリアχ（エックス）」シリーズは、独自のODR思想※1に基づく先進のデジタル技術や高音質技術を凝縮した、高級カーオーディオシステムです。
このたび当社は、「カロッツェリアχ」シリーズに、最新の高音質技術を搭載したユニバーサルデジタルプリアンプ「RS-P99χ」とブリッジャブル4チャンネルパワーアンプ「RS-A99χ」および、iPodやUSBデバイスなどに収録された楽曲を光デジタル伝送し、高音質で楽しめるUSB/iPod用トランスポート「CD-7χ」を導入いたします。
また同時に、「過渡応答性」「広帯域化」「無共振化」の追求に加え、中域の忠実な再現により豊かな音楽性を実現する “Open & Smooth”コンセプト※2を採用した、高級ユニバーサルスピーカー「TS-Z172PRS」「TS-Z132PRS」「TS-S062PRS」「TS-W252PRS」の4機種を合わせて発売いたします。
当社はこれらの新製品の導入により、Hi-Fiカーオーディオ市場の活性化を図ってまいります。

【「RS-P99χ」の主な特長】

1 )　バーブラウン※3高性能24bit 192kHzアドバンスドセグメント方式D/Aコンバーターを4基採用

ハイエンドディスクプレーヤー「TAD-D600」※4でも採用されているバーブラウン24bit192kHzアドバンスドセグメント方式D/Aコンバーター「PCM1794A」を新たに搭載。この高性能DACの採用により、THD（全高調波歪み）とSN比を大幅に向上し、圧倒的な情報量と臨場感溢れる音楽再生を実現しました。

2 )　スーパーハイボルテージプリアウト（10V）の採用により、伝送時のノイズを徹底的に低減

RCA出力を従来モデルの2倍以上の電圧にすることで、伝送時のノイズを徹底的に低減し、今までにない高SN比を実現しました。接続されるあらゆるパワーアンプでその効果が得られ、特に「RS-A99x」との組合わせでは、システム全体がスーパーハイボルテージモードとなることで最大の効果を発揮します。

3 )　デジタル回路およびオーディオ回路の徹底的な見直しにより、ジッター成分を大幅に低減

DIR（Digital Interface Receiver） ICの高性能化と、従来よりも高精度化した「サウンドマスタークロック回路」の採用により、ジッター成分を大幅に低減しました。また、マスタークロックに専用の超低ノイズ電源回路を搭載すると共に位相雑音を防ぐ密閉型回路とすることで、内部干渉を排除し、高音質再生を可能にしています。

4 )　その他の特長

• 外層60μm/内層70μm銅箔厚の4層基板採用による、高音質化と小型化の両立
• TVCコンセプト※5に基づき、振動を徹底的に抑制
• 意匠面の加工精度を高め細部にもこだわった高級感あふれるデザイン
• 32bit浮動小数点処理のアナログ・デバイセズ社製高性能DSP「SHARC」を3基搭載
• デジタル回路部/アナログ回路部/電源回路部を独立に配置した、L/R独立シンメトリックレイアウト
• 専用開発のφ25 mm大型フルカスタム音響用電源コンデンサー採用
• 高純度4N OFC 電源ケーブル、銅メッキシャーシ、非磁性体電源端子、削り出し金メッキRCA端子などの高音質パーツ採用

【「RS-A99χ」の主な特長】

1 )　圧倒的な高SN比を実現する、スーパーハイボルテージモード搭載

「RS-P99x」のスーパーハイボルテージプリアウト（10V）への完全対応により、アンプ出力へのノイズの影響が大幅に減少し、高解像・高分解能の音楽再生が可能となりました。

2 )　外層60μm/内層70μm銅箔厚の4層基板採用による高音質化と小型化を実現

パターン銅箔厚を外層60μm /内層70μm（通常35μm）にし低インピーダンス化することで、ノイズの影響を大幅に排除した高音質を実現。また、基板の実装密度を高め、従来比約60 ％という大幅な小型化を実現しています。

3 )　信号の相互干渉を排除し、優れたチャンネルセパレーションを実現した、L/R完全独立「シンメトリックレイアウト＆電源回路」

入力のRCA端子と各種スイッチまでもL/R独立でレイアウト。電源回路も含め信号経路のすべてを左右対称とすることで、各ユニットを完全に分離。L/R信号の相互干渉を徹底排除し、チャンネルセパレーションの向上による高音質化を実現しています。さらに、+/-検出・制御PWM電源回路を採用し、安定した電源供給を可能にしています。

4 )　その他の特長

• TVCコンセプト※5に基づき、振動を徹底的に抑制
• 高スルーレート、ワイドレンジ、低ひずみなどの特長を持つ電流帰還型増幅回路の採用
• 電圧増幅段回路部に、厳選した面実装部品を採用
• 超低域までリアルに再生するため、純銅製バスバーを採用
• φ30mm大型フルカスタム音響用電源コンデンサーを採用
• 精密にチャンネルバランスを調整できるL/R独立レベルアジャスト機能
• 非磁性体ブロックタイプの電源およびスピーカー端子、削り出し金メッキRCA端子などの高音質パーツ採用

【「CD-7χ」の主な特長】

1 )　最大48 kHz/16 bitのデジタルオーディオ信号を光デジタル伝送

iPodやUSBデバイスといったデジタルオーディオデバイスを高音質で楽しむ事が可能。オーディオ信号をデジタルのまま伝送し、音場感溢れる音楽再生を実現。また、メインユニットのディスプレイに、アルバム/アーティスト/曲名の日本語表示が可能な為、ストレスのない検索を行えます。

2 )　その他の特長

• 高精度サウンドマスタークロックを搭載し、時間軸の揺らぎであるジッター成分を徹底的に排除
• バーブラウン高精度DIT（Digital Interface Transmitter）の搭載により微細な音までも精緻に表現
• 電源コンデンサーの大容量化など高音質技術の採用

【「TS-Z172PRS」、「TS-Z132PRS」の主な特長】

1 )　「Open＆Smooth」コンセプトを進化させ、‘リアルな音場空間’‘ライブで実体感のある音’を実現

より車室内の取付環境を意識した開発・設計により、「Open＆Smooth」コンセプトをさらに追求しました。ドア共振とスピーカーの最低共振周波数（fo）の相関関係に着目し、ウーファー部の foを従来モデルより低く設定。これにより、ドアとの共振による中低域のひずみを解消するとともに、低域再生能力の拡大と過渡応答特性の向上を実現しています。

2 )　ウーファー部振動板に3層IMX構造の「IMXファイバーコーン」を採用

アラミド繊維とガラス繊維の間に発泡PP（（ポリプロピレン）とアラミド素材の混抄材を注入して一体成形。これにより、軽量化と高剛性の両立と情報量の多い豊かな中低域再生を実現しています。

3 )　中域の忠実な再生を実現する、大口径2.8cm「ソフトドームトゥイーター」

軽量で大口径なダイアフラムにより、高域再生と低域側の再生帯域の拡大を実現。さらに、ボイスコイル銅線に専用のPCOCC※6線を採用することにより、情報量の向上と高域のクリア感を改善しました。

4 )　磁気回路に内磁型ネオジウムマグネットを採用し、性能の向上とともに取付性を改善

内磁型のネオジウムマグネットの採用により強磁力を獲得。レスポンスに優れた音楽再生を実現しました。また、内磁型を採用することで外形のスリム化を実現し、取付性を大幅に向上しています。

【「TS-S062PRS」の主な特長】

1 )　新開発6.6cm 2層構造振動板の採用により、スピード感と中域の質感に優れた音楽再生を実現

振動板の表面に平織りのアラミド繊維、裏面にはパルプ素材を貼り合わせることで軽量化と高剛性化を獲得。小口径でありながら、広帯域で優れた周波数特性を持ち、低歪みで臨場感溢れる音楽再生を実現しています。

2 )　専用バックチャンバーとスペーサーを付属

【「TS-W252PRS」の主な特長】

1 )　新開発25cm 3層構造振動板の採用により、低域での高い解像度を実現

振動板の表面に平織りのアラミド繊維、中間層に発泡PP（ポリプロピレン）、裏側にガラス繊維を貼り合わせることで、軽量化と高剛性化を両立。さらに、ロングプレート&ショートボイスコイル構造など TAD※7でも採用されている技術を投入することで、レスポンス良く、リニアな低音再生を実現しています。

2 )　高い耐入力と低ｆoを実現するデュアルモードダンパー採用

軽くしなやかなダンパーの外周を硬く丈夫なダンパーで支える独自の構造を新開発。さらに上下に配置することで、高い耐入力と低ｆoを両立しています。

【主な仕様】

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