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パイオニア(株)と長野県上水内郡飯綱町第11回グリーン購入大賞 "大賞"を共同受賞― パイオニアのカーナビを利用した「デマンドバスシステム」 ―
パイオニアのカーナビを利用した「デマンドバスシステム」は、長野県上水内郡飯綱町の自治体が運営する公共バスの利便性を高めるとともに、導入費用・運用コストを低減、また燃料消費量も削減するなど、環境に配慮したシステムであることが評価され、グリーン購入ネットワーク(GPN)*1が主催する「第11回グリーン購入大賞」において「大賞」を受賞いたしました。
従来、定時・定路運行をしていた飯綱町の公共バスは、バス停まで遠く坂道が多い、また冬季の環境も厳しいなどの条件が重なり、病院などへ通う高齢者の方などには利便性が悪く、利用者も減少していました。
そこで、同町では昼間の運行を予約制にして個人宅まで送迎するデマンドバス運行方式に変更しました。この運行システムに採用されたパイオニアのカーナビゲーション及びCTI システム*2では、利用者が受付センターに「乗車時間」と「行き先」を電話で伝えるだけで自宅住所の地図がPC画面上に表示され、自動的に最短距離の運行ルートを設定します。そのルートはメモリーカードに記録され、運転手はそのカードをリーダーに挿入してカーナビの指示通りに走行すれば個人宅に到着することができるという、誰にでも簡単に使えるシステムです。さらに他社のデマンドバス運行方式に比べて導入費用が半分程度、また、システムの維持費用も低く抑えることができるなどコスト面でも貢献しています。
デマンドバスシステム導入後、乗客数も増加し、利用者アンケートにおいても「便利で助かる」と好評をいただいております。またCO2 のほか消費燃料も削減することで飯綱町の支出の削減にもつながっています。
なお、表彰式及び事例発表会は、「グリーン購入全国フォーラムin北海道」(2009年11月6日札幌プリンスホテル)において開催されます。
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