報道資料：ハイビジョン対応業務用市場向けビデオプレーヤー 2機種を新発売

• RS-232C業務用コマンドによる外部制御、プレイリストによる自動運転に対応したシステムインテグレーション用ブルーレイディスクプレーヤー　「BDP-V6000」。
• メディアにSD/SDHCカードを採用し高信頼性、高耐久性を実現するとともに、RS-232Cによる制御、同期再生、フレーム制御等の業務用フル機能を搭載し、さらにハイビットレートによる高画質ビデオ再生に対応した業務用HDビデオ対応プレーヤー「HD-V9000」。

BDP-V6000

HD-V9000

【企画意図】

　当社は、業務用レーザーディスクプレーヤー、DVDビデオプレーヤーにて高耐久性・高信頼性と業務用ならではの付加価値の高い機能を提供し、様々なシーンで業界標準機器として採用され、長期にわたり業務用映像再生機器市場を開拓・リードしてまいりました。
　近年この市場ではディスプレイの大型化、HD化、低価格化が進み、またハイビジョン放送や次世代DVDへの対応によるHDコンテンツ制作環境の拡大により、SD映像からHD映像※1への移行が進んでいます。　また同時にデジタルサイネージと呼ばれる公共施設、商業施設での映像情報送出システムの市場規模も拡大しております。これらの映像送出システムでは、DVDといった光ディスク以外に、HDD、半導体メモリー、ネットワークといった媒体でMPEG2、H.264等のビデオファイルを扱うなどメディア、フォーマットの多様化が進んでいます。
　一方、一昨年末の次世代DVDのブルーレイへの統一により、光ディスクに対する互換性、低価格を期待するお客様より、業務用ブルーレイディスクプレーヤーの導入を要望する声も高まっています。
　この様な市場ニーズに対応し、2機種のハイビジョン対応業務用市場向けビデオプレーヤーを本年8月より順次導入いたします。
　当社はこれら2機種の新規プレーヤーの導入により業務用市場向けビデオプレーヤーのラインアップを充実させHD化と多様化する市場ニーズに対応し、さらなる市場の活性化を図ってまいります。

尚、6月17日～19日まで北米（Orlando）で開催される業務用AV機器の総合展「InfoComm2009」に「BDP-V6000」、「HD-V9000」の両モデルを出品いたします。（当社ブースNo．5078）

■ブルーレイディスク プレーヤー　「BDP-V6000」
【主な特長】

1 ) 業界最高レベルの高画質、高音質機能を搭載

　当社製最新ブルーレイディスクプレーヤーの高画質機能（48ビット対応ディープカラー出力、1080/24p出力トリプルHDノイズリダクション等）と高音質機能（ドルビーTrue-HD、DTS-HDマスターオーディオ対応）を継承し、ブルーレイディスクの高画質、高音質のハイビジョン映像システムを可能にします。

2 ) RS-232C 外部コントロール機能搭載

　パソコン等によるコントロールが可能なRS-232C端子を搭載。　コマンド体系は業務用LD、DVDプレーヤーで業界標準となったRS-232Cパイオニアコマンドを継承※2し、DVDからブルーレイへの映像システムの移行を容易にしています。
　またリモコンコードコマンド搭載によるリモコン機能のフル対応により、会議室等の集中コントロールシステムなどの新たな用途提案も可能です。

3 ) パワーオンスタート、プレイリスト再生機能搭載

　外部電源ONで自動再生スタートを可能にする、「パワーオンスタート機能」を搭載。さらに「プレイリスト再生機能」の搭載により、現場での再生タイトル、チャプタ—の編集が容易に行えます。

4 ) ラックマウント対応金具同梱

　EIA規格2U対応のラックマウント金具を同梱しました。　これによりシステムでの機器設置が容易にできます。

■HDビデオシステムプレーヤー「HD-V9000」
【主な特長】

1 ) 高度な信頼性、耐久性システムを実現するメディア

　メディアとしてSD/SDHCカードを採用したメカレス設計により、業務用として高度な信頼性、耐久性を実現しました。　そのため長時間稼働、長期間メンテナンスフリーで安定したシステム運用が可能となります。

2 ) 高画質・高信頼性を実現するビデオデコーダー搭載

　業務用ビデオデコーダー搭載により高信頼性を実現するとともに MPEG2およびH.264/AVCの4:2:2ハイプロファイル 高ビットレートの映像ファイルに対応しました。

3 ) 業務用ビデオプレーヤーのフル機能を搭載

　業界標準となったRS-232Cパイオニアコマンドコントロール、外部制御端子、外部同期再生、フレーム制御といった業務用ビデオプレーヤーのフル機能を搭載しました。
　これにより、従来の業務用映像システムからの移行が最小限で行え、一部システムの流用も可能となります。
　また業務用DVDプレーヤーで対応していたマルチスクリーン、3D映像などの同期再生システムがHD映像でも実現可能となります。

4 ) システム運用の効率化と運用コスト低減のためのネットワーク機能を搭載

　ビデオシステム運用の効率化とコスト低減を図るため、ネットワーク経由での遠隔制御、診断、コンテンツの入替、スケジュール変更等が可能です。※3
　ネットワーク経由で複数台のプレーヤー管理が行え、ビデオシステム運用の効率化とコスト低減が図れます。

5 ) 多彩な演出が可能となる動画オーバーレイ表示機能

　テキストテロップや静止画を、HD動画コンテンツにオーバーレイする機能を搭載しました。この機能によりHD動画にリアルタイム情報やユーザーに必要な情報を適宜組み合わせることが可能となります。

【主な仕様】