報道資料:DVDビデオプレーヤー3機種 新発売

ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

Pioneer
1998年 1月 5日
パイオニア株式会社

DVDビデオプレーヤー3機種 新発売

  • 画質・音質・操作性をよりグレードアップしたLDコンパチブルモデル
    DVD/LDプレーヤー 「DVL−909」
  • 高性能でかつ普及価格を実現したスタンダードモデル
    DVD プレーヤー 「DV−505」
  • DVD、LDからビデオCDまで、カラオケも映画もこの一台で対応
    DVD/LDカラオケプレーヤー 「DVL—K88」

当社は、DVD/LDコンパチブルプレーヤー2機種とDVDビデオプレーヤー1機種を、下記要領にて新発売いたします。

DVL-909

DVL-909

DV-505

DV-505

DVL-K88

DVL-K88

商品名 型番 価格(税別) 発売時期 月産予定台数
DVD LDプレーヤー DVL-909 128,000円 1月下旬 6,000台
DVDプレーヤー DV-505 69,800円 1月下旬 3,000台
DVD LDプレーヤー DVL-K88 148,000円 2月初旬 1,000台

【企画意図】

昨年のDVDビデオの出荷台数は、業界全体で20万台にせまる実績を残しました。
DVDソフトも、まもなく1,000タイトルを越えると見られ、今年はDVD本格普及の年になると思われます。
当社はこれまで、第一世代機として業界最多の5機種のDVDビデオプレーヤーを市場導入し、DVD市場を開拓してまいりました。さらに、昨年末には当社独自の最新技術を投入したフラッグシップモデル「DV−S9」を発売。DVDの高性能を余すところなく発揮するプレーヤーとして、すでに多くの方からの支持を頂いています。
今回発売する3機種は、この「DV−S9」に搭載した新開発技術を採用して性能を向上させると共に、機能や操作性の充実を図りました。また、様々なユーザーニーズに対応するため、3機種それぞれに異なる特長を持たせています。「DVL−909」はLDとのコンパチブルモデルで、一昨年の12月に発売し業界トップシェアの地位を築いた「DVL−9」の後継モデルです。「DV−505」は、DVD・ビデオCD・CD対応のスタンダードモデルで、高性能ながら7万円を切る普及価格で発売します。そして「DVL−K88」は、カラオケも映画鑑賞もできるエンタテインメント性に優れたコンパチブルモデルです。
これらをラインアップに加えることで市場拡大を図り、新しいエンタテインメントの世界をマニア層から入門層まで、広く提供してまいります。

【「DVL−909」/「DV−505」/「DVL−K88」に搭載した新開発技術】

◎高画質・高音質を実現する2つのLSI

当社のフラッグシップモデル「DV−S9」に採用している2つの新開発LSIを搭載。高品質な映像とサウンドの再現に当社の培ってきたノウハウ・先進技術をおしみなく投入致しました。

  1. 新開発 「ビタビ復号回路搭載DVDデコーダー」
    ディスクから読み出したRF信号を正確なデジタルデータに変換するためにDVD信号に最適化したビタビ復号回路を搭載し、最大時データエラー率を数百分の一 (当社測定による)にまで低減しています。
  2. 新開発 「AV1チップMPEGデコーダー」
    DVD映像を再現するMPEG2デコーダー及び従来独立していたオーディオ・デコーダー部を1チップに集積化することによりアナログ信号への影響を防ぎ、高画質化、高音質化に貢献。

【「DVL−909」/「DV−505」の主な特長】

1 ) DVD/LD/ビデオCD/CD(LD−G・CD—G)フルコンパチブルプレーヤー(909)

 DVDをはじめ、2万タイトルを越える豊富なソフトを持つLDや、CDなど、様々なメディアをこの1台でお楽しみ頂けます。

2 ) 新開発 10bit精度NTSCエンコーダー&10bit映像D/Aコンバーター(909/505)

NTSCビデオエンコーダーでの演算及びD/A変換部の一貫した高精度10bit処理により、高画質映像を再現します。8bit/13.5MHzで記録された信号を10bit/27MHzまで拡張し、再量子化。 映像のダイナミックレンジの確保、情報の欠落、不要なノイズの極小化を実現し、微少な信号も忠実に再現します。

3 ) 高音質96kHz/20bit D/Aコンバーター搭載 (909/505)

音楽CDを超える音質も実現したDVDビデオのポテンシャルを最大限に引き出す為、96kHz/20bitD/Aコンバーターを搭載。デジタルの高音質を、忠実に再現します。

4 ) ワイドレンジテクノロジー「Hi-bit・レガート・リンク・コンバージョン」を搭載(909/505)

オーディオ分野で高い評価を獲得している当社のオリジナル先進オーディオ技術を惜しまず採用。 周波数及びダイナミックレンジ両方向の拡大により、極めて忠実な原音再生を実現。マスターに匹敵する滑らかな波形を再生し、微細な音楽表現を可能にしました。
音のニュアンスまで艶やかに響かせます。

5 ) DVD/LD映像のフルトリック・プレイ&ジョグ・シャトル付きGUIリモコン採用(909)

付属のジョグ・シャトルリモコンによる、優れた操作性を実現。正逆コマ送り、スロー、スチルなど自在にコントロール可能です。

6 ) LD用8bitデジタルメモリー&デジタルノイズリダクション搭載 (909)

内蔵8bit大容量デジタルメモリーによりCLVディスクでも美しく、きめこまやかな特殊再生が楽しめます。また、フィールド巡回型デジタルNRを搭載。映像を構成するY,Cの信号それぞれに最適なパラメータで映像を処理します。
さらに3ラインデジタルY/C分離回路により信号干渉を低減させ、鮮明なLD再生を実現しました。

7 ) バーチャルドルビーサラウンド対応 (909/505)

従来のドルビープロロジックサラウンドを、Tru Surround 技術の採用により2スピーカー用に変換してリアルなサラウンド再生を可能にしました。スペースに制約のある部屋でも、立体感、迫力のあるサウンド環境を創出できます。

8 ) LD両面再生 (909)

Σ(シグマ)ターンメカを採用し、ディスクを裏返す手間もなく両面再生が可能。スムーズな反転により感動をとぎれることなく味わえます。

9 ) LDフレーム&フィールドステッププレイ (909)

静止、コマ送り、スロー、早送りによる映像を、クリアなフィールド画像で見ることができます。

10 ) コンポーネント映像出力端子装備 (909)

ソフトに記録された輝度(Y)と色差(Cb,Cr)の3つの信号それぞれを、ダイレクトに出力。メディアに記録された映像信号を、信号間の干渉などで損なうことなく、ピュアな信号のまま、映像を再現します。

11 ) 2焦点ピックアップ採用 (505)

ピックアップにはDVDとCD両再生に最適の当社オリジナル1レンズ方式2焦点ピックアップを採用。メディアの変化にも素早いアクセスを実現。しかも可動部品の削減によるメカニズムの簡略化で、高精度と耐久性のアップ、そしてコンパクト化も実現しています。

12 ) 新開発デジタルアキュサーボ (909/505)

メディアにあわせて、サーボ制御を最適化するオートジッタアジャスター対応。ディスク自体の微妙なソリやゆがみに対し、ディスク毎に、フォーカス、トラッキング、サーボゲインなどを最適なパラメータに自動設定することでジッタを最小にし、かつトレーサビリティの向上を実現。

13 ) 転送レート表示 (909/505)

ディスクから転送されているデータ量が、どのように推移しているかがリアルタイムでわかります。

14 ) パーソナルモード機能(映画・アニメモードetc.) (909/505)

映画はくっきり、アニメはメリハリのある映像でソフトに合わせて画質選択可能。この映画・アニメモードをはじめ、ブレのないクリアな静止画を楽しめるフレーム&フィールド切り替えなど、ディスク再生中でもお好みの視聴環境に切り替えが可能です。

15 ) コンディションメモリー、つづき再生機能 (909/505)

コンディションメモリーは音声、字幕、アスペクト比、モードなど視聴条件の各種設定をディスク毎に最大30枚分をメモリーします。(DVDのみ)
また、ディスクの再生途中にラストメモボタンを押すだけで、そのシーンのポイントと視聴条件設定をメモリー。ディスク5枚(LD,ビデオCDは1枚)まで記憶可能です。

16 ) 96kHz/48kHz出力切り替え機能 (909/505)

接続するAVアンプ、コントローラを選ばず、サンプリング周波数の切り替えが可能です。既存のシステム資産を生かせます。

【「DVL−K88」の主な特長】

1 ) DVD/LD/ビデオCD/CD(LD−G・CD—G)フルコンパチブルプレーヤー

新しいカラオケメディアとして注目のDVDの他に、8、300タイトルの豊富なカラオケタイトルをもつLDやビデオCD、CD−Gにも対応。もちろん、映画ソフト、音楽ソフトも高画質・高音質でお楽しみ頂けます。

2 ) DVDならではのHiFiマルチ音多機能(*)

ドルビーデジタル方式を利用したHiFiマルチ音多機能を備えたソフトでは、様々なカラオケ機能を楽しむことが出来ます。

  • デュエット機能−男性/女性ボーカルいずれかの音声を消すことが可能。一人でもデュエット曲の練習ができます。
  • ハモリ機能−ボーカルでないハモリパートの練習も、ワンタッチで可能。
  • プロカラ機能−ガイドメロディを消して演奏。上級者待望の機能です。

3 ) 歌手名で、ジャンルで、フレシキブルな選曲を可能にしたマルチ画面選曲機能(*)

歌手名、ジャンルはもちろん、デュエット曲などお好みの検索が自由自在。曲は50音順で表示そのまま、演奏予約も行えます。また、演奏中も歌いながら次の曲の予約が可能です。

4 ) サビメドレー機能(*)

各曲のサビの部分を連続プレイします。

5 ) ワンコーラス機能(*)

予約した曲の1番だけを再生。聞き慣れない曲のメロディをつかむには、最適の機能です。練習や、曲のレパートリーを増やすにも最適です。

6 ) のどじまん機能

演奏中にはカラオケとボーカルの音ズレをカラオケ鳥(当社のカラオケキャラクター)がチェック。自分の弱点がわかりま す。演奏終了後には100点満点で採点され、最高得点をマークすると拍手(効果音)で場を盛り上げます。

7 ) カラオケバトル機能

持ち点5、000点からスタート。同じ曲を二人で同時に歌って、得点を競うカラオケバトル機能。メロディーラインを基準に、ボーカルを100点単位、リアルタイムに採点します。

* 2~5の機能は、Hi-Fi マルチ音多対応ディスク等、データが記録してあるディスクで動作する機能です。

8 ) ワンタッチカラオケ機能

カラオケソフトでない、歌入りの音楽CDもボタン一つでカラオケCDに早変わり。流行の曲が即、カラオケで楽しめます。

9 ) 割り込みボーカル機能

マイクで歌うと、自動的にお手本ボーカルが小さくなり、歌声がメインになります。不安な旋律はお手本ボーカルがサポートするので、練習に最適です。

10 ) おはこ機能

よく歌う曲の曲名はもちろん、その歌をうたう場合のキー、ガイドボーカル、ガイドメロディーが登録できます。

11 ) ビデオCDノイズリダクション回路搭載

ビデオCDのカラオケディスクなどの画像をワンタッチで改善。よりきれいな画面でカラオケを楽しむことができます。

12 ) パーソナルモード機能(カラオケサラウンド・映画・アニメモードetc.)

歌の場を盛り上げるカラオケサラウンド機能を搭載。ホール、スタジオ、アリーナの3パターンを用意。気分に合わせて楽しめます。

13 ) 10bit映像D/Aコンバーター&96kHz 20bitD/Aコンバーター搭載

14 ) コンディションメモリー、つづき再生機能

他の報道資料を探す

キーワードで探す

年月で探す