報道資料：ハイビジョン プラズマテレビ4機種を新発売

• 解像度「1920×1080」、約207万画素のフルハイビジョンモデル「PDP-6010HD/5010HD」
• 最上位モデルの様々な技術を踏襲するハイビジョンモデル「PDP-508HX/428HX」
  ◎深淵なる黒の表現を可能にした新開発高画質パネルにより、リアルな映像を実現
  • 暗コントラスト20,000：1※1の実現により、豊かな色彩による映像美を再現
  • 部屋の明るさや映り込みなど、視聴環境の外的影響を低減する新世代「ダイレクトカラーフィルター」
  ◎進化したパネルの性能を余すところ無く発揮させる新開発フルデジタル画像処理回路
  • エラーやノイズを低減した高画質映像を実現する高性能3次元I/P変換、高性能NRシステム
  • 部屋の明るさや絵柄に合わせて輝度や色合いをリアルタイムで最適に調整する「リビングモード」
  • 24コマの映画素材をより滑らかな映像で再現する「フィルム・スムース」機能
  ◎明瞭感のある圧倒的な空間表現を可能にした高音質サウンド
  • 新開発の17W＋17Wデジタルアンプやスピーカーユニットにより、クリアで立体感のある音を再現
  ◎高品位かつ存在を主張しないベゼルにより、映像に集中できるレスエレメントデザイン
  ◎【環境対応】 年間消費電力量※2、定格消費電力ともに業界最小レベル※3を実現
  • 年間消費電力量：「PDP-508HX」351kWh/年、「PDP-428HX」261kWh/年
  • 定格消費電力：「PDP-508HX」368W、「PDP-428HX」296W

PDP-6010HD

PDP-5010HD

PDP-508HX	PDP-428HX

【企画意図】

　パイオニアは1997年末に、世界初の50V型 ハイビジョン プラズマテレビを発売。以来、ハイビジョン時代の本格的な到来に向けて高画質に対するあくなき追求を続け、世界初となる革新的な技術を次々と開発することで、常に業界をリードしてまいりました。
　あれから10年。今日のフラットディスプレイは、「大画面化」と「薄型化」においてはすでにブラウン管をも陵駕しておりますが、当社はさらに高画質映像の基本ともいえる豊かな表現力を備えた「黒」、見る人を引き込む「究極の黒」を追求してまいりました。
　この度当社は、これまでのフラットディスプレイでは実現が困難であった深淵な黒の表現力と、より鮮やかな色の再現性を実現したフルハイビジョンモデル2機種とハイビジョンモデル2機種、計4機種のプラズマテレビを新発売いたします。
　当社は、これらの新世代プラズマテレビに対し、圧倒的な“黒”の表現力という特徴を端的かつ力強く表現する新ブランド名“KURO”を掲げ、「seeing and hearing like never before」のキャンペーンワードのもと、見る人を引き込むようなかつて経験したことのない感動をお客様へお届けしてまいります。
　また、『パイオニアスピーカー誕生70年』を迎える当社は、「プラズマテレビの音」に対してもその技術の粋を結集。様々な新技術を搭載することで、明瞭感のある圧倒的な空間表現を可能にしました。
　さらに、インテリアとの調和はもとより、存在を主張しない高品位なベゼルの採用で映し出された映像により一層集中することができるレスエレメントデザインをさらに進化させました。
　当社は今後も、かつて経験したことのない感動をご提供するとともに、所有することに喜びを感じていただけるような商品を導入してまいります。

【主な特長】

1．新次元の映像美。進化したパネルが豊かな表現力で引き込まれるような映像をリアルに再現

1 ) 深淵な黒の表現力とより鮮やかで豊かな色彩による映像美を実現

　フルハイビジョンモデル「PDP-6010HD/5010HD」は解像度「1920×1080」、約207万画素の新開発高画質パネルの搭載により、見る人を引き込む圧倒的な高精細映像を再現します。
　また、ハイビジョンモデル「PDP-508HX」(解像度1365×768)、「PDP-428HX」(解像度1024×768)は、フルハイビジョンモデルと同様の技術を踏襲した高画質パネルを搭載しています。

1. 圧倒的な黒を実現。20000：1※1の暗コントラストが、さらに奥行き感のある映像を再現
     深淵で引き締まった黒を再現する当社独自の「高純度クリスタル層」に改良を加え、電子を放出するアドレス側に新材料の「電子発生源」を配置した新セル構造を採用。これにより放電速度が速くなったことで、種火を小さくすることが可能となり、黒輝度をさらに低下させることに成功しました。
     加えて高効率かつ高速安定放電との相乗効果により、黒輝度を1/5に抑えることで、暗コントラストはフルハイビジョンモデル「PDP-6010HD/5010HD」では20000：1へ、ハイビジョンモデル「PDP-508HX/428HX」では16000:1へと進化しました。
   　これにより、シネスコサイズの映画の再生時に見られる画面上下の黒帯が、ベゼルと同化するほどの黒を実現し、より一層映像に集中することができます。
2. 暗いシーンにおいても鮮やかさが際立つ「赤」「緑」「青」を再現
     一般に、ディスプレイは暗いシーンになるほど色の表現が困難になりますが、新パネルでは黒の表現力が進化したことにより、低輝度域における色域再現能力がさらに向上。「赤」「緑」「青」がそれぞれ深みのある鮮やかで美しい色合いを再現し、リアリティあふれる映像美を実現しました。
3. 映画の情感をも伝える、暗いシーンの微妙なグラデーションを表現
     高密度でなめらかな黒の階調表現を実現する当社独自の駆動法が、新パネルに合わせてさらに進化。黒の輝度レベルを下げたことに合わせ、低輝度領域の階調ステップをさらに細かく設定することで、暗いシーンにおける滑らかなグラデーションを可能にするなど、より一層表現力を高めています。

2 ) 外光反射を抑え鮮やかな映像を再生する新世代「ダイレクトカラーフィルター」

1. 新世代「ダイレクトカラーフィルター」の採用により、外光反射と映り込みを低減。明るいリビングなどでも、シャープかつ黒の締まった色鮮やかな映像をお楽しみいただけます。
2. フルハイビジョンモデル「PDP-6010HD/5010HD」では、さらに色純度の高いダイレクトカラーフィルターを採用し、色の表現力を高めています。
3. 前面フィルターのガラスを削除することで、前面フィルターとプラズマパネルの間で発生していた多重反射によるフォーカス感の悪化を改善し、すっきりとした見やすい映像を再現します。

2．進化したパネルの性能を余すところ無く発揮させる新開発フルデジタル画像処理回路と多彩な機能

1 ) よりリアリティのある映像を再現する新開発フルデジタル画像処理回路

　高画質パネルの持つ高い発光効率や色の再現能力を余すところなく発揮させるために、エラーの少ない映像を実現するフルデジタル画像処理回路を新開発。

1. ノイズを低減した高画質映像を実現する「高性能3次元I/P(インターレース/プログレッシブ)変換」
   　現在、デジタル放送の多くは1080iをはじめとするインターレース信号が主流ですが、フルハイビジョンパネルに高画質映像を映し出すには、それをプログレッシブ信号に変換するI/P変換回路の性能向上が欠かせません。当社独自の高性能3次元I/P変換では、画面上を流れるテロップなどに見られるくし状のノイズを解消し、さらに斜め線のジャギーを低減し、すっきりした映像を実現しています。
2. ノイズのないすっきりとした映像を実現する｢高性能ノイズリダクションシステム｣
   　動きのある映像で起きやすいブロックノイズ、輪郭の周囲に発生する小さな点状のモスキートノイズ、デジタルソースに含まれる圧縮ノイズやアナログの映像ソースに残るノイズを効果的に低減。さらに、従来のテレビ画像をハイビジョンサイズに変換した際に起こりがちなノイズも、効果的に低減します。
3. ハイビジョンモデルもフルハイジョンに迫るきめの細かさを実現する「高精度リサイズ」
   　フルハイビジョンの映像信号（1920×1080）をハイビジョン(1365×768/1024×768)に変換する際のノイズを徹底的に低減。ハイビジョンモデルでもフルハイジョンモデルに迫る、きめが細かくクリアな高画質を実現しています。

2 ) 視聴環境や絵柄を判別し、リアルタイムで最適な映像をつくりだす「リビングモード」

　照度センサーがプラズマテレビの設置された部屋の明るさを判別するとともに、独自のアルゴリズムにより映画やスポーツ、ライブなどコンテンツの絵柄を判別することで、輝度や色味などをリアルタイムで調整する新機能「リビングモード」を搭載。従来ではコンテンツごとに切り替えが必要だった画質モードの選択を自動で行い、常に最適な画質を楽しむことができます。

3 ) 24コマの映画素材をより滑らかな映像で再現する「フィルム・スムース」機能

　新開発の「フィルム・スムース」機能は、24コマで構成されている映画素材を60コマに変換する(フレームレートコンバート)際に、独自のアルゴリズムによる中間画像を自動的に生成します。これにより従来のぎこちない動きを押さえ、滑らかな映像を再現します。

3．重低音から、セリフ、音楽まで、テレビを超えたリアルな臨場感をもたらす高音質設計

　CD並の高品位な地上デジタル放送のHi-Fi再生に加え、映画のセリフやアナウンサーなど人の声の聞き取りやすさも同時に実現。高画質な映像をさらに際立たせる高音質再生の実現と着脱可能なサイドスピーカーの採用※4による音の定位感の向上により、あたかも映像に映し出されたその場にいるかのような表現力を実現しています。

1 ) 新開発デジタルアンプ搭載により、信号処理のレスポンスを高めS/Nを向上

　音の立体感を表現可能にした新開発17W＋17Wのデジタルアンプと、新開発・低歪率コイルにより、明瞭感を向上。デジタルアンプの搭載により、信号処理のレスポンスを高めるとともに、信号経路の最短化を実現しました。これによりS/Nが飛躍的に向上し、これまで以上に音の空間表現力を高めました。
　さらに、単品コンポーネントにも使用されている粒子の細かい磁性体を採用したカスタムコイルの搭載により、クリアなサウンドを実現しました。

2 ) 振幅のリニアリティを高め、低域における歪を低減させた新開発スピーカーユニット

　歪みを減らした長円型の新開発高音質スピーカーユニットにより、躍動感のある音を再現。長円型特有の歪の発生を防ぐために、コーン長径部に立ち部をつけるとともに短径部と連結させることで強度を上げ、ロールエッジの幅を長手方向から短手方向へと徐々に太くしていくなど、振幅のリニアリティを高めるとともに低域における歪を低減させています。
　また、当社の音響設計技術に基づいたスピーカーユニット位置の最適化や、スピーカーキャビネットにガスアシスト成形を採用し筐体の曲げ剛性を高めることによって、歪を減らしレスポンスを向上させています。

4．可能な限り要素を排除することで、映像を際立たせ、より映像に集中できるレスエレメントデザイン

　黒光沢仕上げによる高品位な外観に加え、可能な限り要素を排除し存在を主張しないベゼルの採用で、より映像に集中できるレスエレメントデザインを実現。インテリア空間に違和感なく溶け込みます。
　特に「PDP6010HD」「PDP-5010HD」では、高品位素材の切削フレームによる外観の平滑性が、さらなる高級感を創出します。電源スイッチやリモコンの受光部、パイオニアのロゴマークさえも存在感を抑えたフルフラットなシンプルデザインを実現しました。

5．快適な操作性の実現やコンテンツを楽しむための環境を整える様々な機能

　コンテンツをより楽しむことができる様々な快適操作をはじめ、当社製のAV機器との連携を高めたHDMI※5コントロール機能を搭載。

1 ) ブルーレィディスクプレーヤーなどの基本操作ができる「HDMIコントロール」機能

　プラズマテレビと当社ブルーレィディスクプレーヤーやAVアンプなどの対応機器※6をHDMIケーブル※7で接続することにより、プラズマテレビのリモコンでこれらの機器の再生や電源オン・オフなどの基本操作が可能になります。リモコン上の「HDMIコントロール」ボタンを押して、表示されたメニューに従うことで、誰でもお手軽に操作することができます。
　例えば「AVシステム連動」を設定すれば、プラズマテレビの電源を入れた時には本体のスピーカーからの音声にはミュートがかかり、自動的にAVアンプ・スピーカーを通した迫力ある音声が楽しめます。また、接続されているHDMIコントロール対応機器のPLAYボタンを押せば、プラズマテレビの電源が自動でオンになり、その機器の映像・音声が出力されます。

2 ) 調整前後の画質を比較しながら設定ができる新機能「画質アジャスト」

　従来の画質調整では調整前後の比較ができず、どのように画質が変化したかを確認することができませんでした。新機能の「画質アジャスト」では、調整前後の画質を比較しながら設定することが可能です。

3 ) 1080p、60Hz/24Hz信号に対応したHDMI端子を3系統搭載

　1080p/60Hzと24Hzの入力信号への対応により、将来的にも高画質映像をお楽しみいただけます。

4 ) 色深度を拡張、 HDMI 1.3a Deep Color 36bit入力に対応

　Deep Colorとは色深度のことで、ビット数で表示されます。従来までのRGB/YCbCr 16bit/20bit/24bit信号処理に加え、RGB/YCbCr 30bit/36bit信号処理が可能になり、Deep Color対応機器を接続することで、より緻密な色再現が可能となります。

6．【環境対応】業界最小レベル※3の年間消費電力量を実現

発光効率を高めた省電力パネルや様々な省電力技術により、業界最小レベルの低消費電力を実現。

　また、当社のプラズマテレビは、環境に配慮した活動をしている取引先から環境に配慮された部品や資材を優先的に調達する「グリーン調達」を積極的に推進しています。

7．その他の特長

• 絵柄に合わせ、リアルタイムで色味、輝度、鮮鋭感などを最適な画質で映し出す「インテリジェントシステム」。
• 大画面プラズマテレビに最適な8チャンネル分の電子番組表｢まるごとテレビ番組表｣及びアナログ放送の電子番組表「Gガイド」※8に対応。
• 見たいジャンルのコンテンツをワンボタンで検索する「快速番組サーチ」。
• DVDレコーダーなどへの裏番組録画も可能な「ダブルデジタルチューナー」を搭載。
• 大画面を活かして2画面やPinPに分割できる「マルチ画面」。
• 「接続している機器をダイレクトに選択できるダイレクトキーや、使用頻度の高さを考慮したキーレイアウトを採用した新ダイレクトリモコン。フルハイビジョンモデル「PDP-6010HD/5010HD」では、本体のデザインにマッチしたより高品位なマット黒を採用し、より一層品位を高めています。
• 「SRS FOCUS」「SRS」「SRS TruBass」など3つのサウンドエフェクトを搭載し、臨場感のある音場再生を楽しめる「SRS WOW」※9。
• デジタルカメラの写真をUSBで接続し、高画質表示が可能な「ホームギャラリー」。
• 動画解像度※10はフルハイビジョンモデルが900本以上、ハイビジョンモデルが720本以上の表現力。
• 映画など毎秒24コマで収録されているDVDソフトの映像を表示する際、72Hzに変換して再生することで、スクリーンで見るような滑らかな動きとフィルム映写の質感を楽しめる「アドバンスド・ピュアシネマ」。
• DVDレコーダーのディスクナビ画面をワンタッチで呼び出せる「レコーダーホットリンク」※11。
• スピーディーなゲームをする際に適した「操作性優先」と、鮮明な画像でゲームを楽しめる「画質優先」の2つの「ゲームモード」を搭載。
• 4:3画面の左右に黒帯や静止画などをつけて16:9画面として放送している一部のデジタルハイビジョン放送のサイドマスクを検出して、自動的にフル画面に映像を引き伸ばす機能を搭載。
• 画面の表示位置を自動的にわずかに動かすことで、画面の焼き付きの発生を軽減する「オービター」機能※12。

●オプション周辺機器●

【主な仕様】