報道資料：普及価格ステレオプリメインアンプ「A−D1」新発売

A−D1

【企画意図】

新メディアの普及が進むオーディオ市場において、普及価格帯のプリメインアンプは安定的な売上を維持しています。 当社はこの普及価格帯プリメインアンプの新製品として「A−D1」を開発、市場導入いたします。
「A−D1」は“価格の枠を超えた圧倒的な高音質の実現”を目標に、当社が培ってきたオーディオ技術のエッセンスを凝縮したハイコストパフォーマンスモデルです。回路的には、DVDオーディオ再生のために開発した当社製高級パワーアンプ「M−AX10」にも採用して好評を頂いているオリジナルのパワー増幅素子“ダイレクトエナジーMOS-FET”を2万円台のプリメインアンプとして初めて採用いたしました。エネルギーロスを押さえ、俊敏かつ生き生きとした音楽再生を実現しています。また、DVDオーディオ、SACD等の次世代オーディオフォーマットへの対応を考え、再生周波数を100kHz以上まで伸ばしています。更に、筐体構造などの基本性能にこだわった上に、ワイヤレスリモコンを付属するなど快適な操作性をも追求しました。

【主な特長】

1 ) 高性能パワー増幅素子“ダイレクトエナジーMOS-FET”を採用

大電流に強く、原理的にスイッチング歪みが発生しにくい上、リニアな動作曲線を持つ“ダイレクトエナジーMOS-FET”をパワー段に採用しました。それにより、
・音質に悪影響を与えるエネルギーロスを非常に小さくできる
・パワーリニアリティーが良い。
・実使用時のスピーカードライブ能力に影響を与える低負荷駆動能力に優れる。
等のメリットを生み出し、俊敏かつ生き生きとした音楽再生を実現しています。
また、内部の電気的干渉が少ないという特長により、回路のコンパクト化、信号経路の短縮化に役立っています。

2 ) 広帯域にわたり安定したドライブ能力を持つ“ワイドレンジリニアサーキット”搭載

当社独自の技術である“ワイドレンジリニアサーキット”は、通常のアンプよりも大変シンプルな回路構成を実現し、電源リニアリティにも優れています。また、出力特性が広帯域にわたりフラットであるという特長を持っています。これら特長により、音楽の微妙なニュアンスまで正確に再現するとともに、安定したスピーカードライブを実現します。

3 ) 信号劣化を抑え、高剛性化を図った内部構造

音の濁りを押さえ、自然な音質を実現するために、構造設計に様々な工夫を施しています。
・コンピュータ解析により剛性を高めたエアロウイングシャーシを採用。
・振動を押さえ、剛性をアップする手段として、サウンドスタビライザーを新たに装着。
特に高音質化に有効なトランスとシャーシに強固にネジ止めされています。

4 ) その他の特長

• 離れた所から音量、ソースの切替えができる、ワイヤレスリモコンを付属。
• 様々な音質調整を可能にするバストレブル独立トーンコントロールとラウドネススイッチ。
• 当社製のコンポとの連動を可能にするSR端子を装備。
• スピーカーを2組使い分けることができるスピーカーA／B端子。
• 必要な時にのみ動作を行い、実使用時の高SNに貢献するサイレントマイコン。
• バランス回路、トーン回路をパスしてより鮮度の高い音を楽しめるダイレクトスイッチ。
• ダイレクトにつなぐだけでレコード再生を可能にするPhono（MM）端子を装備。
• トータル6系統の充実した入力端子。

【主な仕様】