報道資料：次世代オーディオ技術の発展に向け、「1ビットオーディオコンソーシアム」を設立

早稲田大学とシャープ株式会社（本社：大阪府大阪市、社長町田勝彦）、パイオニア株式会社（本社：東京都目黒区、社長伊藤周男）は、次世代オーディオ技術の発展を目指し「1ビットオーディオコンソーシアム」を本日付けで設立致しました。

早稲田大学　山芳男教授の提唱により研究開発が進められてきた「高速標本化1ビット信号処理」方式は、音源の収録／再生において原音に忠実で極めて音質劣化の少ないクリアなサウンドを実現するとともに、ネットワークによる高効率データ伝送にも適した方式です。
特に、1ビットならではの高い信号変換効率による製品の大幅な省電力化や、極めて少ない発熱量により放熱機構を簡素化できコンパクト化も図れるなどの点が、次世代デジタルオーディオ時代の最適技術として高く評価されています。
この1ビットオーディオ技術を広く認知頂き、関連業界・消費者の利益及びオーディオの発展に寄与することを目的として産学協同によるコンソーシアムを設立し、その活動を開始することと致しました。
本コンソーシアムの事務局はパイオニア本社内に置き、早稲田大学・シャープ・パイオニアが共同で運営にあたります。

上記活動主旨の賛同各社は、1ビットオーディオ商品を製造･販売しようとする法人、同技術を研究･発展･普及させようとする団体・個人等、幅広くメンバー参加を呼びかけると共に、研究開発の成果発表などを目的とした研究会を定期的に開催していく予定です。

<1ビットオーディオコンソーシアムの概要>

■組織

代　表：山芳男（早稲田大学　国際情報通信研究センター　教授）
副代表：新本孫宏（シャープ株式会社　副社長）
副代表：杉本昌穗（パイオニア株式会社　技術戦略最高顧問）

■活動内容

• 互いの交流を通じての活発な相互研鑚、研究活動
• 1ビットオーディオ製品、及び関連商品の普及促進活動
• 1ビットオーディオの技術、製品に関する情報交換

■賛同会社（アルファベット順、2月13日現在23社（2大学含む））

アキュフェーズ株式会社、エー・ディ・エム株式会社、アイホン株式会社、
千葉工業大学、クラリオン株式会社、株式会社エフ・ピー・エス、
株式会社アイ・エイ・ティー、株式会社ケンウッド、日本マランツ株式会社、
新潟精密株式会社、日本コロムビア株式会社、日本電素工業株式会社、
日本プレシジョン･サーキッツ株式会社、パイオニア株式会社、
三洋テクノ・サウンド株式会社、シャープ株式会社、ソニー株式会社、
ティアック株式会社、株式会社タイムロード、株式会社　東芝、
日本ビクター株式会社、早稲田大学、ヤマハ株式会社

（上記のほか本会活動に助言を戴く学識経験者等で、代表が委嘱する「特別会員」に、デジタルオーディオ評論家　麻倉怜士氏、オーディオ評論家　朝沼予史宏氏・菅野沖彦氏他が参加予定。また、団体・個人等、幅広くメンバー参加を呼びかけていく計画です。）

【一般団体・個人からのコンソーシアム活動、加入に関するお問い合わせ先】