報道資料：業務向けDVD［楽ナビ］　「AVIC-DR2020ZZ」新発売

　パイオニアナビコム株式会社はこの度、業務向けDVD-ROMカーナビゲーション1機種を下記要領にて新発売いたします。

AVIC-DR2020ZZ

【企画意図】

　2001年度の日本国内におけるカーナビ市場は、市販品と純正品を合わせて221万台（前年比：116％）にまで達する見込みです（パイオニア予測）。
　一方、運輸、警備、商用などの「業務向け」といわれる分野におけるカーナビの利用は、まだ一部の企業や団体の利用のみに止まっております。
　この度新発売いたします「AVIC-DR2020ZZ」は、抜群のナビゲーション性能と使い易さを兼ね揃えた10月下旬発売予定のパイオニア製市販DVD[楽ナビ]をベースモデルに、拡張通信機能を搭載した業務向けモデルとして開発されました。
　カーナビに通信機能を搭載することによって、ユーザーとなる企業や団体※は、無線機や携帯電話を介して所有する各車両の所在地を把握することはもちろん、様々な情報の送受信が可能となります。さらに、目的地、文字情報メッセージ、登録地、等々の情報を遠隔操作により車両別に送信してカーナビ地図画面上に表示することなどが可能です。
　なお、このような拡張通信機能を搭載しつつ、価格面においてはパイオニアナビコム社従来製品に比べ、約40％の低価格化を実現しております。
　パイオニアナビコム株式会社は、今後とも各ユーザーとなる企業や団体の円滑な車両管理業務遂行を目指して製品開発に取り組んで参ります。

【パイオニアナビコム株式会社について】

【「AVIC-DR2020ZZ」の主な特長】

1 ) 拡張通信機能を搭載

「RS−232C端子」を搭載する事で、ユーザー企業・団体は無線システム等の通信媒体を接続することにより、基地局と各車両との間で様々な情報の送受信が可能となります。

1. 車両位置情報取得
   各車両の位置（緯度・経度）、高度、速度、進行方向、時刻の情報を取得することが可能で、高精度な車両の所在地を確認することができます。
2. メッセージ送信、既読確認
   基地局から各車両向けにメッセージを送信し、カーナビ画面上に表示させることができる上、ドライバーのメッセージの未読、既読を基地局で確認することが可能です。また、最新の履歴を3件まで保存することが可能です。
3. 目的地送信、ルート設定
   基地局側から各車両に目的地を送信することが可能です。目的地を受信したカーナビは自動的にルート探索を開始し、音声ガイダンスによるルート誘導が開始されます。
4. 目的地取得
   ドライバーによって設定された目的地を基地局側で取得することができます。
5. 車両位置表示
   基地局より他の車両の位置情報を各車両に送ることにより、カーナビ画面上で自車以外の車両位置を確認することが可能です。
6. 登録地送信
   基地局より各車両に向けて立ち寄り先などを登録地を送信することが可能です。漢字の名称やボイスコントロールで使用する「読みがなの登録」ができる上、「文字表示用」マークを選択すれば地図上に名称を重ねて表示することができます。
7. 音声合成データ送信
   基地局より全角カタカナデータにてメッセージを送信すれば、音声合成にてメッセージを読み上げることができます。
8. 動態データの取得
   ナビゲーションの車速／ジャイロの各センサーで取得できる進行方向や横方向の加速度や、トリップメータ（距離積算値）から情報を基地局から出力することができます。

2 ) ボタン1つでやりたい操作がすぐできる「Do リモコン」を装備

　AVIC-DR2020ZZには、民生DVD[楽ナビ]でご好評いただいている「Do リモコン」を搭載いたしました。「お出かけボタン」「周辺ボタン」「渋滞ボタン」「お帰りボタン」の4つのダイレクトボタンを設定することで、ドライブシーンで想定される最も必要とされる操作が簡単にできます。業務向けながら、使い易さは民生用DVD［楽ナビ］と同等です。

3 ) 業界最高水準のナビゲーション機能を搭載

　カロッツェリアHDD［サイバーナビ］で新たに採用されたマルチフィールドマップマッチングの搭載など「IQ高精度」により、抜群の自車位置精度の高さを継承しています。
　また、全国約1,406都市の詳細市街地図、全国約2,800万件のピンポイント住所（番地、号）検索、全国約3,000万件のピンポイント訪問宅電話番号検索、全国約1,100万件のピンポイントタウンページ電話番号検索など抜群の情報量を搭載しています。

【主な仕様】