報道資料:DJミキサー「DJM-3000」(ラックマウントサイズ) 新発売

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Pioneer
2002年 4月 2日
パイオニア株式会社

《業界初※1》より多彩なリミックス/DJパフォーマンス※2,3を可能にする新機能「EFFECT MIX」搭載DJミキサー「DJM-3000」(ラックマウントサイズ) 新発売

DJM-3000

DJM-3000

商品名型番希望小売価格(税別)発売時期全世界販売予定台数
DJミキサーDJM-3000125,000円4月下旬20,000台/年

【企画意図】

 近年、日本を始め、欧州、北米を中心にDJ人口が増加しており、現在はプロ、アマチュアを合わせて百数十万人にのぼると見られています(当社推定)。一方で、従来DJプレイの主流であったアナログレコードの入手が年々困難になっております。
 このような状況の中、当社は1994年からDJ向けCDプレーヤーやミキサー等を発売し、デジタルならではの高性能・多機能で高い評価を頂いてまいりました。中でも、昨年7月に発売した最新のDJ向けCDプレーヤー「CDJ−1000」では、それまでアナログターンテーブルでしかできなかった「スクラッチ」※4などの多彩なパフォーマンスと、アナログターンテーブルを越える操作性とを実現して、多くの支持を頂いております。
 この度発売するDJミキサー「DJM-3000」は、世界のディスコ/クラブやDJから高い評価を受けている当社のミキサー「DJM−600」(1999年秋発売)と同等の機能・操作性を継承しながら、ラックマウントが可能なコンパクトサイズを実現した高性能モデルです。新たに多くのプロDJの意見を取り入れ、機能性・利便性を大幅に向上させるとともに、新機能「EFFECT MIX」の搭載によって様々な新しい音の演出を可能にし、リミックス/DJパフォーマンスの可能性を大きく広げました。

※1 4月2日現在。パイオニア調べ。
※2 DJ:ディスコ/クラブ等で、お客様を踊らせ楽しませるために音楽を次々とかけていく職業で、単なる機器の操作をするオペレーターではなく、エンターテイナーであり音楽を創作するクリエイターでもある。
※3 リミックス/DJパフォーマンス:ディスコ/クラブのDJが、複数のアナログターンテーブルやCDプレーヤーとミキサーを駆使して、次々と曲をつないだり、複数の曲をミックスしたりすることで、様々な音の演出をすること。
※4 スクラッチ:アナログターンテーブル使用時に、DJが針を落としたままのアナログレコードを直接手で前後に動かし、擦過音を生み出すリミックス/DJプレイのテクニック。

【主な特長】

1 ) より多彩なDJパフォーマンスを可能にする新機能 「EFFECT MIX」 搭載

 クロスフェーダーとエフェクターを連動させた新機能「EFFECT MIX」の搭載により、クロスフェーダーの操作によってエフェクト音を変化させることができます。「ECHO」「ZIP」「ROLL」の3種類のエフェクト音があり、曲と曲をつなぐ際など、これまでにない様々な演出ができ、新たなDJパフォーマンスを可能にしました。

●ECHO指定した拍数分の繰り返し音を、クロスフェーダーで音量を変化させながら好きな長さだけ継続させることが可能です。
●ZIPクロスフェーダーの位置によって音程が変化します。アナログレコードの回転を止めるような演出が可能です。
●ROLLクロスフェーダー位置により繰り返し音のビートが1/1から1/8まで4段階変化します。

また、クロスフェーダーボリウム操作を行うことなく、ボタンを押すだけの簡単操作も可能で、プロからアマチュアまで様々なスキルレベルに対応しています。

2 ) DJシリーズで培った技術とノウハウを、省スペースのラックマウントモデルに結集

1999年秋に発売し、業界のスタンダードミキサーの地位を確立している「DJM−600」の機能と操作性とを継承しながら、クラブやスタジオのラックにマウントできるサイズ(5U/EIA規格準拠)を実現しました。さらに、世界中の多くのプロDJの意見を取り入れ、機能性・利便性の一層の向上を図りました。

  1. 様々なセッティング状況を想定した豊富な入出力端子を装備
    入出力端子を大幅にグレードアップ、豊富なアナログ入出力(LINE:7/PHONO:4/MIC:3)に加えてデジタル出力を2系統装備しました。これにより、大型クラブからスタジオ、ホームユースまで、様々な設置状況に広く対応致します。
  2. 4チャンネル全てでフェーダースタートコントロールが可能
    当社のDJ用CDプレーヤーとコントロールケーブルを使って接続すれば、CDプレーヤーのスタート、キューポイント戻しをミキサー側のフェーダー操作でコントロールできます。
  3. ロングミックスに有効なロータリータイプボリウムへ交換可能
    ロングミックスなど、微妙な音量コントロール操作に適したロータリーボリウムに交換が可能です。(別売 型番「DJC−3000RV」 希望小売価格18,000円)
    * オプション販売です。販売店にて購入後、当社サービスセンターにて交換取付作業(有償)を必要とします。
  4. 曲のテンポを自動計測する「オートBPMカウンター」に加え、自動計測したBEAT(拍)に連動し様々な音の演出を行う「BEAT EFFECTOR」を搭載
    曲のテンポを自動計測しデジタル表示する「オートBPM(Beat Per Minute)カウンター」と、計測したBPMに連動する「BEAT EFFECTOR」の搭載により、タイミングを逃すことなく様々な音の演出が可能です。

3 ) その他の特長

  • 各チャンネル別にHIGH、MID、LOWの"3バンド・イコライザー"を独立装備。楽器の音を弱くしたり強調したりする(−26dB~+12 dB)ことが可能
  • 各チャンネルに入力されているソースの入力レベル状況を瞬時に判断できる"ピークレベルメーター"を全てのチャンネルに装備
  • あらゆるリミックス/DJプレイに対応する"CROSS FADERカーブ切替機能"搭載
  • マスター音を簡単にミュートできる"MIC TALK OVER機能"に加え、ミュートレベルの調整も可能
  • DJがモニターしやすい"HEADPHONE振り分けモニター機能""モニターバランスつまみ"を搭載

【主な仕様】

入力端子LINE×7(RCA)、PHONO×4(RCA)、
MIC×3(天面XLR&1/4 inch PHONE兼用×1、リア1/4 inch PHONE×2)
出力端子MASTER OUT×2(RCA×1、XLR×1)
BOOTH MONITOR OUT×1(RCA)
REC OUT×1(RCA)
DIGITAL OUT×2(COAXIAL)
HEADPHONE MONITOR OUT×1(天面1/4 inch PHONE×1)
その他端子SEND×1(1/4 inch PHONE×2)、RETURN×1(1/4 inch PHONE×2)
周波数特性20Hz~20kHz(LINE)
全高調波歪率0.02%以下(LINE)
S/N比87dB(LINE)
使用電源AC 100V(50/60Hz)
消費電力38W
最大外形寸法482(W)×220(D)×107(H) mm
本体重量6.7kg

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