報道資料:高音質&ハイコストパフォーマンスAVアンプ「VSX−D811S」を新発売

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Pioneer
2002年 4月 23日
パイオニア株式会社

高音質&ハイコストパフォーマンスAVアンプ「VSX−D811S」を新発売

  • ドルビーデジタルEX、DTS−ESなど、最新の6.1chフォーマットに対応
  • 全6チャンネルが同一特性のイコールコンディション高音質パワーアンプを搭載
VSX−D811S

VSX−D811S

商品名 型番 希望小売価格(税別) 発売時期 販売予定台数
AVアンプ VSX−D811S 62,000円 5月下旬 2,000台/月

【企画意図】

 近年、DVDプレーヤーの普及に伴い、DTSやドルビーデジタル等の5.1ch音声を収録したDVDビデオソフトも充実し、ご家庭で映画や音楽を臨場感豊かに楽しめる「ホームシアター」の市場が拡大しつつあります。
 パイオニア株式会社がこの度発売いたしますAVアンプ「VSX−D811S」は、「DTS/ドルビーデジタル」の5.1ch音声はもちろん、BSデジタル放送で採用されている高音質5.1chサラウンドフォーマット「MPEG−2 AAC」、さらに最新の6.1chフォーマット(ドルビーデジタルEX、DTS−ES)のそれぞれに対応するデコーダーの搭載と、全6チャンネルが同一特性の高音質パワーアンプにより、これらの高音質サラウンドがお楽しみいただけます。さらに、デュアルサラウンドバックスピーカーターミナルを搭載することでより高度な7.1ch再生を可能にしています。
 また、これまで煩雑で分かりにくかった、ホームシアター環境に最適なサラウンドセットアップをすばやく、簡単に行なえる「クイックセットアップ」機能を搭載するなど、直感的で分かりやすいユーザーインターフェイスを実現しています。

【主な特長】

1 ) 最新の6.1chフォーマットに対応するドルビーデジタルEX、DTS−ESデコーダー搭載

 最新の6.1chフォーマットであるドルビーデジタルEX、DTS−ESのデコーダーを搭載。しかも、通常のサラウンドバックスピーカーを1本用いた6.1ch再生に加え、デュアルサラウンドバックスピーカーターミナルの搭載により、サラウンドバックスピーカーを2本用いた7.1ch再生や、5.1ch環境(5本のスピーカーとサブウーファーを設置した状態)のもとでも6.1chソースが楽しめるバーチャルサラウンドバックモードを用意し、様々な視聴環境において最適な6.1ch再生をお楽しみいただけます。

2 ) 全チャンネルが同一特性の6チャンネルイコールコンディション高音質パワーアンプ

 全6チャンネルが同一設計のイコールコンデション高音質ハイパワーアンプ(100W×6)を搭載。パワーアンプ部分には当社独自開発の高効率、高音質ハイブリッドパワーアンプモジュールPHA(Pioneer Hybrid Amplification)を採用しました。

3 ) MPEG−2 AAC、ドルビープロロジックII&DTS NEO:6デコーダー搭載

 BSデジタル放送の音声フォーマットに採用されている「MPEG−2 AAC」対応デコーダーを搭載。加えて、従来のビデオカセットで採用されているドルビーサラウンドソースや、CD等の2チャンネル音楽ソースをより高音質なマルチチャンネル環境で再生できる「ドルビープロロジックIIデコーダー」と「DTS NEO:6 デコーダー」を搭載。各々映画用には「ドルビープロロジックII MOVIE」、「DTS NEO:6 CINEMA」、音楽用には「ドルビープロロジックII MUSIC」、「DTS NEO:6 MUSIC」の専用モードがあり、ソースに合わせた最適なサラウンド環境を実現できます。
 これらの最新技術により、ご家庭で様々なマルチチャンネルソースを高音質でお楽しみいただけます。

4 ) DVDオーディオやSACDに対応する高音質設計

  • 高音質・高精度96kHz/24Bit DAコンバーターを全チャンネルに採用。
  • 独自のワイドレンジ設計により、全チャンネルで5Hz~100KHz(+0/−3dB)の広帯域を実現。
  • 音質に影響を与える筐体構造自体を見直し、大電流回路と小信号回路の分離や、信号ラインを最短化することで、ノイズの混入や回路間の信号の干渉を抑える「ダイレクトコンストラクション」を採用することで一層の高音質化を実現。
  • 全チャンネル同一形状の大型スピーカーターミナルを採用。バナナプラグによる接続も可能で、スピーカーへ確実な信号伝送を行います。

5 ) 臨場感溢れるオリジナルDSP機能

 主要ソース毎に対応した、より充実した「Advanced Surroundモード」(全5モード)を搭載。中でも「Expanded Theaterモード」では、レンタルビデオやTV放送、ゲームなどで使用されているドルビーサラウンドの音声でも、ドルビーデジタルに匹敵する臨場感あふれる立体音場がお楽しみいただけます。また、ドルビーデジタルやDTSソースにお使いいただく場合は、拡がり感が増大し、よりダイナミックな立体音場を作り出します。
 また、通常のラウドネス機能に加え、小音量で映画や音楽を聞く際に、「迫力」や「響き」の減少やセリフの聞き取り難さを補正し、大音量時の臨場感を味わえる「ミッドナイトリスニングモード」機能を搭載。

6 ) コンポーネント映像端子を始めとする豊富な入出力端子により、多様なAV機器に対応

 現在、BSデジタル放送やDVDで採用され、最も高品位な映像伝送方式として定着しているコンポーネント映像入出力端子(入力2系統/出力1系統)を装備しました。このコンポーネント映像端子は、DVDの最高画質であるプログレッシブ信号(480P)にも対応していますので、DVDの高画質映像をありのままにディスプレイへ伝送します。
 また、DVDオーディオやSACDなどのマルチチャンネルオーディオとの接続が可能な「7.1ch入力端子」や、ビデオカメラやゲーム機の接続に便利な「フロントデジタル&AV入力端子」(光デジタル端子/S端子付きA/V入力1系統)等、豊富な音声・映像入出力端子を装備しています。

7 ) シンプルで直感的な操作環境を実現するユーザーインターフェイス

  • 複雑なサラウンド設定を簡単にした「クイックセットアップ」
    とかく煩雑で分かりにくいサラウンドのセットアップを、すばやく簡単に行なえる「クイックセットアップ」機能を搭載。スピーカーシステムや部屋のサイズを選択することで、簡単かつ確実にその場で最適のサラウンド設定のセットアップが出来ます。もちろん、従来通りの本格的なサラウンド設定も可能です。
  • プリセット機能・学習機能を備え、操作性に優れた大型多機能リモコン
  • 前回設定したサラウンドモードを自動的に選択する「ファンクション・サラウンド・メモリー」

8 ) その他の特長

  • 30局までプリセット可能なFM/AMチューナー内蔵
  • 映画鑑賞の雰囲気を損なわない4段階ディマー機能付きFLディスプレイ
  • フロントドアパネル方式の採用により、シンプルかつ高品位な外観を実現した新デザイン
  • 環境に配慮した、スタンバイ時省電力1.0W以下を実現

【用語解説】

DTS
米国DTS(Digital Theater Systems)社が開発した映画用音声記録方式「DTSサウンドシステム」の家庭用デジタルサラウンドフォーマットのことで、音声信号の圧縮比率が低く転送レートも高いため、より高音質のサラウンド音声が再生可能とされています。

ドルビーデジタル
米国ドルビーラボラトリーズ社が開発した「ドルビーデジタル」の家庭用デジタルサラウンドフォーマットで、現在もっとも普及している映画音声方式。DVDビデオ規格の標準音声として採用されており、デジタル時代の標準フォーマットとして普及が進んでいます。

MPEG−2 AAC(Advanced Audio Coding)
MPEG−2オーディオの標準方式の一つで、BSデジタル放送等、今後、日本のデジタル放送のほとんどで採用されることになっている最新の音声符号化規格。低ビットレートで高音質を確保できる点が特長で、番組内容によりマルチチャンネル設定が可能なフォーマットです。

ドルビープロロジックII
CD等の2chステレオソフトやビデオソフトなどのドルビーサラウンド方式で録音されたソースを5.1chに拡大し再生する方式です。映画用のMOVIEモードと音楽用のMUSICモードが選択できます。ステアリングロジック回路により、メイン5chを作り出すため、単に包囲感(アンビエンス)を作り出すだけでなく、明確な定位、ディスクリート5.1chに近似する移動感を実現することができます。

ドルビーデジタルEX
米国ドルビーラボラトリーズ社とルーカスフィルム社が共同で開発した6.1chデジタルサラウンド方式です。従来のドルビーデジタル5.1chにサラウンドバックチャンネルが加わり、明快な後方定位やより細かな音の移動感、密度の高いサラウンド空間が表現できるようになりました。

DTS−ES
DTSの特長をそのままに6.1chサラウンドを実現するフォーマット。完全に独立したサラウンドバックチャンネルを持つ「Discrete6.1」と、チャンネル数はこれまで通りの5.1chに保ったままマトリクス技術によってサラウンドバックチャンネルを収録・再生する「Matrix6.1」の2つのモードがあります。どちらも従来のDTS 5.1chフォーマットとの互換性を持ち、サラウンドバックチャンネルを加えた6.1ch再生により、かつてないレベルの音像定位感をもたらします。

DTS NEO:6
音楽CDやビデオソフトをはじめ、すべての2chソースを信号のクオリティーを保ったまま、高度なマトリックス信号処理により6ch化。極めて自然なサラウンド空間を作り出します。サラウンドエンコーディングされた映画のサウンドトラック用
の「CINEMAモード」と、従来のステレオ音楽を再生するための「MUSICモード」があり、ソフトに合わせて選択できます。

* Dolby、ドルビー、Pro Logic、ダブルD記号、及びAACロゴは、ドルビーラボラトリーズの商標です。
* DTS、DTS−ES Extended Surround及びNeo:6はDigital Theater Systems,Inc.の商標です。

【主な仕様】

・オーディオ特性 実用最大出力 フロント:100W+100W(EIAJ、6Ω、サラウンド時)
センター:100W(EIAJ、6Ω、サラウンド時)
サラウンド:100W+100W(EIAJ、6Ω、サラウンド時)
サラウンドバック:100W(EIAJ、6Ω、サラウンド時)
定格出力 80W+80W(20Hz~20KHz、0.09%、6Ω)
周波数特性 5Hz~100KHz(+0/−3dB)
全高調波歪率 0.09%(20Hz~20KHz、80W、6Ω)
ライン入力S/N比 98dB(IHF-A)
・チューナー部 受信周波数 76.0MHz~90.0MHz(FM)、 522kHz~1,629kHz(AM)
実用感度 モノ 15.2dBf (1.6μV/75Ω) (FM)、350μV/m(AM)
・入力端子 デジタル 同軸2系統、光3系統(内1系統フロント入力用)
(アサイン可能)
AUDIO 3系統(CD、CD−R/TAPE/MD,AUX)
VIDEO 4系統(DVD/LD,TV/SAT,VCR/DVR,VIDEO)
S−VIDEO 4系統(DVD/LD,TV/SAT,VCR/DVR,VIDEO)
コンポーネント 2系統(アサイン可能)
・出力端子 プリアウト: フロントL,R、センター、サラウンドL,R、サラウンドバック、サブウーファー出力(1系統)
デジタル 光1系統
AUDIO 1系統(CD−R/TAPE/MD)
VIDEO 2系統(VCR/DVR、MONITOR)
S−VIDEO  2系統(VCR/DVR、MONITOR)
スピーカー 1系統
・その他 SR出力: 1系統
外形寸法: 420(W)×401(D)×158(H)mm
製品質量: 10.0kg
消費電力: 280W

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