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パイオニア株式会社 モーバイルエンタテインメントカンパニー
2002年度 「日本経営品質賞」を受賞
パイオニア株式会社(社長:伊藤周男 本社:東京都目黒区目黒1−4−1)の社内カンパニーであるモーバイルエンタテインメントカンパニー(プレジデント:須藤民彦)はこの度、2002年度の「日本経営品質賞」(大規模部門)を受賞いたしました。
同賞は、「お客様本位」「独自能力」「社員重視」「社会との調和」の四つを基本理念として経営革新を進め、「お客様価値創造」の経営を推進し、卓越した業績を生み出す仕組み、すなわちパフォーマンス・エクセレンスを追求している企業を表彰することを目的に(財)社会経済生産性本部が1995年12月に創設した表彰制度です。
当社は1998年より「より多くの人と、感動を」の経営理念のもと、「エンタテインメント創造企業」をグループビジョンに掲げて、「お客様の満足を第一に考える経営」をグループ全社で推進しております。
このような中、この度「日本経営品質賞」を受賞したモーバイルエンタテインメントカンパニーは、「パイオニア発、世界初への挑戦」をカンパニービジョンに掲げ、徹底して「お客様価値」の創造に取り組んでまいりました。
具体的には、車室内という過酷な環境下におけるハイファイサウンドを目指した世界初の「コンポーネントカーステレオ」の開発に始まり「CDカーステレオ」、GPSを活用した民生用「DVDカーナビゲーション」や「HDD搭載型ナビゲーション」、「通信ナビゲーション」など、常に「お客様価値の創造」に取り組んでまいりました。
また、メーカーとしてお客様からの信頼を大切にし、徹底した品質の維持向上とサービス体制の確立など「お客様本位の経営」を進めてまいりました。
さらに、継続した経営革新を行うため、2000年8月にパイオニア株式会社内に設置された「全社経営品質向上委員会」を基盤に、モーバイルエンタテインメントカンパニー内に「経営改革プロジェクト」を設置し、理念およびビジョンの追求と「お客様本位の経営」を貫くために飽くなき改革ができる体制の強化に努めてまいりました。この結果、継続した「お客様満足」に支えられ、順調に業績を向上させることができました。
以上のように理念とビジョンに基づくグループ全社を挙げた経営品質向上の取り組みの中で、モーバイルエンタテインメントカンパニー社員が一丸となって取り組んできた独自の経営品質向上活動が評価され、「2002年度日本経営品質賞」の受賞につながりました。
パイオニア株式会社モーバイルエンタテインメントカンパニーは、カーオーディオ・カーナビゲーションの分野において、徹底した顧客本位により業界トップの地位を築いている。その根底には「パイオニア発、世界初への挑戦」という、独創的な商品と新たな市場の創造に挑戦し続ける創業以来の精神のもと、顧客を含めカンパニー内外の関係者全てとオープンな対話のできる環境をつくり、一丸となって世界初の技術追求を通じて高い顧客価値を創造する活動が経営全般にわたって広く実施されている。こうした取り組みの結果、カーオーディオ・カーナビゲーション分野において、他社の追従を許さない新たな価値をもつ製品・サービスを継続的に創造、提案し、業界トップレベルのお客様満足度と業績を獲得している。以下が、今回の審査で高く評価された点である。
「モーバイルエンタテインメントカンパニー」の概要
モーバイルエンタテインメントカンパニーはパイオニア(株)の社内カンパニー組織で、カーオーディオとカーナビゲーションの企画、設計、生産、販売を統括している組織である。全世界へ向けて販売しており、パイオニアの単独売上の約50%を売り上げている。
「日本経営品質賞(Japan Quality Award)」の概要
日本経営品質賞は、わが国企業が国際的に競争力のある経営構造へ質的転換を図るため、顧客視点から経営全体を運営し、自己革新を通じて新しい価値を創出し続けることのできる「卓越した経営品質の仕組み」を有する企業の表彰を目的として、(財)社会経済生産性本部が1995年12月に創設した表彰制度で、80年代の米国経済復活に寄与したとされる米国マルコム・ボルドリッジ国家品質賞(MB賞)に基づいている。
この賞の創設を契機に世界50か国以上で展開され、わが国でも「体質強化の最強経営ツール」として民間有力企業が採用していると同時に、岩手・高知・三重県等自治体で活用する組織も増えている。また新潟・福井・千葉・栃木・岩手県では地域の「県版経営品質賞」が発足するなど地域企業の競争力強化を目的に表彰制度を設けており、今後は非営利組織への広がりも期待される。
( 過去の受賞企業 )
年度 | 大規模部門 | 中小規模部門 |
1996年度 | NEC半導体事業グループ | − |
1997年度 | アサヒビール | 千葉夷隅ゴルフクラブ |
1998年度 | 日本総合研究所 | 吉田オリジナル |
1999年度 | リコー、富士ゼロックス第一中央販売本部 | − |
2000年度 | 日本IBMゼネラルビジネス事業部 | 武蔵野 |
2001年度 | 第一生命、セイコーエプソン情報画像事業本部 | − |
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