報道資料:多彩な機能で新たなリミックス/DJプレイの世界を創る、DJミキサー2機種を新発売

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Pioneer
2003年 8月 26日
パイオニア株式会社

多彩な機能で新たなリミックス/DJプレイの世界を創る、DJミキサー2機種を新発売

  • チャンネルごとに独立した2系統50種類のエフェクトが可能な「DJM−909」
  • クロスフェーダーの操作感を好みに応じて調整できる「DJM−707」
DJM-909 DJM-707
DJM-909 DJM-707
商品名 型番 希望小売
価格(税別)
発売
時期
年間販売予定
台数(全世界)
DJミキサー DJM−909 160,000円 12月中旬 10,000台
(内国内 1,000台)
DJミキサー DJM−707 100,000円 12月下旬 25,000台
(内国内 2,000台)

【企画意図】

 近年、リミックス/DJプレイ※1を楽しむアマチュアDJ※2が増えつつある中、当社のDJ向けCDプレーヤー「CDJ−1000MK2」「CDJ−800」は、アナログプレーヤーと同等のスクラッチ※3機能の実現などが幅広く支持され、この市場でスタンダードとしての地位を確立しております。
 この度当社が発売いたします2モデルは多くのプロDJの意見を取り入れ、多彩なエフェクト(音響効果)の実現をはじめ、音質や信頼性、操作性を向上させるとともに、上記のCDプレーヤーと機能・デザイン面においてもベストマッチさせた2チャンネルDJミキサーです。
 当社は、プロからアマチュアまで幅広いDJのニーズに応え、新しい音楽の楽しみ方を提案することで、DJ市場とオーディオ市場の活性化を図って参ります。

【主な特長】

1 ) 新たなDJパフォーマンスを実現する多彩なエフェクト(音響効果)(DJM−909のみ)

  1. 2系統、50種類のエフェクト(新):チャンネルごとに、50種類のエフェクトの中から3種類を選び、プリセットしておくことが可能です。本体天面上部の液晶タッチパネルに表示されたエフェクト名を指でなぞれば連続的にエフェクトが切り替わるなど、新たなDJパフォーマンスを実現します。
  2. フェーダーエフェクト(新):クロスフェーダーやチャンネルフェーダーのスライドノブで、エフェクトのパラメータを変化させる業界初※4の「フェーダーエフェクト」により、従来の回転式ツマミに比べて操作性を向上するとともにスクラッチ音にエフェクトをかけるなど、多彩なリミックス/DJプレイを可能にしました。
  3. ビートエフェクト:計測したBPM(Beat Per Minute)に連動する「ビートエフェクト」により、タイミングをのがすことなくエコーやディレイなど、様々な音の演出が可能です。
  4. エフェクト周波数セレクト:エフェクトをかける周波数レンジ(HI、MID、LOW)の選択が可能です。もちろん、2つまたは3つの周波数レンジの同時選択も可能です。

2 ) 操作性の向上とともに、ユーザーがカスタマイズできるクロスフェーダー機能

  1. クロスフェーダー・フィーリング・アジャスト(新):DJにとって重要なクロスフェーダーの操作感(重さ)を調整できる業界初※4の「クロスフェーダー・フィーリング・アジャスト」により、DJ各自が最も使いやすい感触で、クロスフェーダーを操作することができます。
  2. クロスフェーダー・カットラグ(新):クロスフェーダー両端の遊び(操作しても機能せず音の出ない範囲)を設定できる「クロスフェーダー・カットラグ」により、スクラッチの際の音の切れも調整可能です。
  3. クロスフェーダー・カーブの独立調整(新):対称形が一般的な従来のクロスフェーダー・カーブに対し、業界初※4の左右独立調整(33段階)を可能にしたので、さらに多彩なDJパフォーマンスが可能です。
  4. 非接触クロスフェーダー:激しいDJパフォーマンスで酷使されるクロスフェーダーに、当社独自開発の非接触光学方式を採用し、耐久性・安定性が格段に向上しました。

3 ) 多彩な情報を表示するタッチパネルディスプレイで、簡単操作を実現(DJM−909のみ)

 本体天面上部に配置した液晶ディスプレイに、DJが設定しているフェーダーの状態(カーブ、リバース、カットラグ)などを確認できる「フェーダー・エディット・モニター」表示など、リミックス/DJプレイに必要な様々な情報を表示します。また、タッチパネルの採用で、触れるだけでエフェクトの選択などが可能です。

4 ) 高音質設計

 細部にわたるパーツの吟味や内部構造を見直し信号の伝送経路を短くすることで、パワーのあるクラブサウンドを実現しました。

5 ) その他

  1. DJ用ミキサーとして業界初※4のフットスイッチ(別売)によるエフェクトのON/OFFが可能。(DJM−909のみ)
  2. エフェクトのかけ具合をコントロールできる「ミックス・レシオ」。(DJM−909のみ)
  3. コントロールケーブルでの接続により、フェーダー操作に連動して当社DJ用CDプレーヤーがスタートする「フェーダー・スタート・プレイ」が可能。
  4. 楽器の音に強弱(−26dB~+6dB)をつけるチャンネルごとに独立した、HIGH、MID、LOWの“3バンド・イコライザー”を装備。
  5. フェーダーの操作方向を逆にすることのできる「フェーダー・リバース」。
  6. 33段階の細かなチャンネル・フェーダー・カーブの調整が可能。
  7. 他のミキサーとシリーズに接続し、ミックスした音声が出力できる「セッション」機能。

【主な仕様】

入力端子 CD×2(RCA)、PHONO×2(RCA)、LINE×2(RCA)、
MIC×1(XLR&1/4 inch PHONE兼用×1)、SESSION IN×1(RCA)
出力端子 MASTER OUT×2(RCA×1、XLR×1)、BOOTH/SESSION OUT×1(RCA)、
HEADPHONE MONITOR OUT×1(天面1/4 inch PHONE×1)

その他端子
SEND×1(1/4 inch PHONE×2)、RETURN×1(1/4 inch PHONE×2)、
FOOT SW×1(1/4 inch PHONE×1)(DJM−909のみ)
周波数特性 20Hz~20kHz
全高調波歪率 0.02%以下(CD、LINE)
S/N比 87dB(CD、LINE)
使用電源 AC 100V(50/60Hz)
消費電力 27W
最大外形寸法 251(W)×381.6(D)×107.9(H) mm
本体質量 DJM−909:6.5kg/DJM−707:6.3kg
※1 リミックス/DJプレイ:ディスコ/クラブのDJが、複数のアナログターンテーブルプレーヤーやCDプレーヤーとミキサーを駆使して、次々と曲をつなぎ、複数の曲をミックスすることで様々な音の演出をすること。このリミックス/DJプレイを実現するには、使用する曲のテンポ(スピード)を変えられ、素早く曲の頭出しができ、頭出しのポイントからタイムラグなくすぐに音が出せること等が必要不可欠です。
※2 DJ:ディスコ/クラブ等で、お客様を踊らせ楽しませるために音楽をかける職業。単なる機器の操作をするオペレーターではなく、エンターテイナーであり音楽を創作するクリエイターでもある。
※3 スクラッチ:アナログターンテーブルプレーヤー使用時に、DJが針を落としたままアナログレコードを、直接手で前後に動かし、擦過音を生み出すリミックス/DJプレイのテクニック。
※4 2003年8月26日現在。パイオニア調べ。

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