報道資料:DVD±R 8倍速、DVD±RW 4倍速記録 Windowsパソコン用ATAPI接続の内蔵型DVD/CDライター 新発売

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Pioneer
2004年 1月 21日
パイオニア株式会社

業界No.1の高速記録※1と静音化を同時に実現DVD±R 8倍速、DVD±RW 4倍速記録 Windowsパソコン用
ATAPI接続の内蔵型DVD/CDライター 新発売

DVR-A07-J DVR-A07-J-BK
DVR-A07-J DVR-A07-J-BK
商品名 型番 価格 発売
予定日
月産
予定台数
DVD/CDライター DVR−A07−J オープン 2月下旬 10,000台
DVD/CDライター DVR−A07−J−BK オープン 2月下旬 10,000台

【企画意図】

 近年発売されるパソコンの多くは、DVD−R、DVD−RWをはじめとする記録型DVDドライブを標準で搭載しております。
 ユーザーの間ではこれらの記録型DVDドライブに対し、さらなる高速記録の実現とともに、記録品質や信頼性の向上、動作音の低減を求める声が高まっております。特に、高速記録と相反する静音化は、深夜のパソコン使用やパソコンでDVDビデオを鑑賞するユーザーにとっては、重要な要素になってまいりました。
 当社はこの度、この様なニーズに応え、DVD±R 8倍速、DVD±RW 4倍速の高速記録に対応したDVD/CDライター2機種を発売いたします。
新製品は、現行製品で信頼をいただいております「液晶チルト機構」「スマートレーザードライバ」「UltraDRA」(Dynamic Resonance Absorber)など、当社独自の技術を継続して採用しております。加えて、ディスクの高速回転時に本体内部に発生する気流(空気の流れ)を整える構造により、記録品質と信頼性をさらに向上させています。また、防塵・防音パッドに加え、筐体に当社オーディオコンポーネント製品で実績のあるハニカム構造を採用するなど徹底した静音設計により、ディスクの高速回転時に発生する耳障りな高音ノイズを大幅に削減しています。
 さらに「アドバンスド静音ファームウェア」※2によるディスク回転数の制御の結果、当社従来製品に比べ動作音が最大で75%低減※3し、高速記録と静音化を同時に実現しました。
 また、DVD−RAMの再生をサポートすることで、全てのDVDフォーマットの再生を可能にし、様々なニーズにお応えいたします。

※1 2003年12月に当社が実施した、DVD±R 8倍速記録対応ディスクを使用した、他社製品を含む記録速度調査において。
※2 特許出願中。
※3 DVR−A06−JとのオーディオCD デジタル再生時の比較による。

【「DVR−A07−J」「DVR−A07−J−BK」の主な特長】

1 ) DVD±R 8倍速、DVD±RW 4倍速の高速記録を実現※4

 DVD±R 8倍速、DVD±RW 4倍速の高速記録が可能です。特にDVD±Rの8倍速記録では内周部の記録高速化により、業界No.1の高速記録を実現しました。また、CD−R、CD−RWも24倍速※5で記録が可能です。データサイズや用途に合わせて、記録ディスクを使い分けることができます。

※4 DVD−Rへの8倍速書き込み(DVD−R for General Version 2.0/8x−speed DVD−R Revision 3.0)およびDVD−RWディスクへの4倍速書き込み(DVD−RW Version 1.2/4x−2xspeed DVD−RW Revision 2.0)は、2003年12月にDVDフォーラムで承認された規格です。DVD±Rの8倍速記録には、当社で対応済みの8倍速記録ディスクをお使いください。(未対応のディスクでは、十分な記録速度が得られません。)DVD−Rの4倍速記録には4倍速記録用ディスクまたは8倍速記録用ディスクをお使いください。また、DVD+R、DVD+RWの高速記録には高速記録用のディスクをお使いください。
※5 高速記録用のディスクをお使いください。

2 ) 全てのDVDフォーマットの再生に対応

ユーザーからの要望に応え、DVD−RAMの再生に対応※6しました。これにより、DVD−RAMユーザーとのデータのやり取りが可能になり、DVDの再生互換性がさらに広がりました。

※6 カートリッジなしのDVD-RAM Version2.0-2.1のみ対応。

3 ) 徹底した設計の見直しにより、高速記録と静音化を同時に実現

 DVD/CDライターではディスクの回転速度が高速化するにつれて、動作時の風切り音は大きくなります。本製品は、当社オーディオコンポーネント製品で実績のある独自のハニカム構造を採用するとともに、筐体内部に防塵・防音パッドを追加するなど、徹底した静音設計でディスクの高速回転時に発生する耳障りな高音ノイズを大幅に削減しました。また、「UltraDRA」(Dynamic Resonance Absorber)と合わせて不要な振動伝達による動作音を抑え、高速記録と静音化を同時に実現しました。
 加えて、「アドバンスド静音ファームウェア」の標準搭載により、用途に応じてディスクの回転速度を自動的に制御し、必要最小限の回転速度でディスクを駆動、記録・再生時の動作音も最小限に抑えています。また、アプリケーションソフトの「アドバンスド静音ユーティリティ」※7で、ユーザーが3つのモードを用途に応じてマニュアルで切り換え、メディアの読み込み速度を調節することが可能です。

※7 「アドバンスド静音ファームウェア」による回転数の自動切り換えに加え、「アドバンスド静音ユーティリティ」により低回転で読み取りを開始する「静音モード」(出荷時設定)と、高回転で読み取りを開始する「パフォーマンスモード」、および回転数の自動切り換えを行わない「標準モード」(従来機と同じ動作)を、用途に応じてマニュアルで自由に切り替えることができます。「アドバンスド静音ユーティリティ」は、パイオニアウェブサイトからダウンロードしてお使いください。

4 ) 記録品質と信頼性を向上させる様々な独自技術

 従来製品において高い評価をいただいております液晶チルト機構(液晶収差補正機構)、スマートレーザードライバ技術、UltraDRA(Dynamic Resonance Absorber)を採用することで、DVD−R 8倍速などの高速記録において、より一層求められている高い記録品質、信頼性および静音化を実現しています。さらに、DVD±R、DVD±RW、CD−R、CD−RWの書き込みに対し、バッファーアンダーラン防止機能を搭載しています。

  1. 液晶チルト機構(液晶収差補正機構):当社の車載用製品で実績のある液晶収差補正素子を記録用に採用したもので、ディスクの反りによる信号面の傾斜やディスクの基板厚みのバラツキに対して発生する収差(光の歪み)を液晶によって補正し、精度の高い記録・再生を実現します。
  2. スマートレーザードライバ技術:従来は本体基板上に搭載されていた記録回路を光ピックアップ上に搭載することで、記録時の信号精度を大幅に向上させました。
  3. UltraDRA(Dynamic Resonance Absorber):高速ディスク回転時の機械振動を大幅に低減する技術です。

5 ) プレシジョン・レコーディング・テクノロジー(Precision Recording Technology)を採用

 各メーカーのDVD−RWディスクに対するオーバーライト特性を徹底的に調査し、常に最適な条件で記録ができるシーケンスを適用しました。これにより、初期記録特性の品質を向上させるとともに、繰り返し記録による特性劣化を最小限に抑えることに成功し、ディスクの品質バラツキによる記録エラーの防止と書き換え回数が多いディスクでの安定した書き込みを実現。DVD−RWの繰り返し記録特性を約10倍※8向上させました。
 さらに、ディストリビューテッド・リアルタイム・ディフェクト・マネージメント(DRT−DM)※9をサポートし、付属のライティングソフト※10と組み合わせることで、DVD−RW記録の信頼性を一層向上させています。

※8 当社従来製品(DVR−A05−J以前に発売した製品)との比較において。DVD−RWの記録特性は使用ディスク、使用環境により結果が異なる場合があります。
※9 DVD−RWディスクにおいて再生互換性を保ちながら記録速度を犠牲にすることなく、ディスクの汚れ、傷などにかかわらず安定した記録を実現させる技術。
※10 ディストリビューテッド・リアルタイム・ディフェクト・マネージメントには対応ソフト(同梱のSAI社製WriteDVD!)が必要になります。

6 ) ホワイトとブラックのカラーバリエーションを採用した先進的なオリジナルデザイン

 フロントパネルにはスタイリッシュな新デザインを採用し、ホワイト(DVR−A07−J)とブラック(DVR−A07−J−BK)の2色をラインアップしました。また、サイズは5.25インチ1ベイで、横置きに加え縦置きにも対応しているため、スリムタイプのパソコンへも搭載可能です。

7 ) 用途に応じた多彩なソフトウェアと簡単作成用ガイドブックを付属。

 DVD/CDの作成に対応した豊富なソフトウェアを、付属のCD−ROM一枚に収録。また、ソフトウェアの使用方法をより実践的に紹介したガイドブック「DVD活用ハンドブック」も付属しました。

《「DVR−A07−J」「DVR−A07−J−BK」の付属ソフトウェア》

  • DVD MovieWriter Advance SE(ユーリードシステムズ社製)
    簡単・気軽にDVDの作成が行えるパーソナルオーサリングソフトウェアです。シンプル操作と多彩なテンプレートで本格的なDVDタイトル作成ができます。
    VRインポート機能の搭載により、DVDレコーダーで記録したVR記録ディスクのデータをパソコン上で編集し、DVDビデオフォーマットで新たなディスクに記録することができます。この機能を利用して、DVDレコーダーで録画したディスクを編集し、簡単にライブラリーを作成することができます。また従来はプロ用のシステムで採用されていたDolby Digital(AC−3)での音声記録が可能となり、標準のリニアPCMに比べ音声のためのディスク容量を大幅に削減、映像に割り振るディスク容量が増え、高画質で長時間の録画が可能になります。さらに、スライドショー機能を使用することによって、デジタルカメラで撮影した静止画像をお手持ちのDVD−Videoプレーヤーで再生できる電子アルバムディスクを作成できます。
  • VideoStudio 7 SE(ユーリードシステムズ社製)
    スピードと使いやすさを追求した映像編集ソフトウェアです。多彩な編集ツールを搭載、編集後のプレビュー機能はリアルタイムレンダリングにより、待ち時間なしで内容の確認ができるため、作業時間を大幅に短縮できます。
  • RecordNow(ソニック・ソルーションズ社製)
    初心者からパワーユーザーまでお楽しみいただけるDVD/CD用ライティングソフトウェアです。“クイックフォーマット”や“マルチボーダー”をサポートしたデータ記録機能を含む統合型のライティングソフトウェアで、データバックアップや少量配布ディスク製作に最適です。
  • WriteDVD!(SAI社製)
    好評の「クイックフォーマット」をサポートしドラッグ・アンド・ドロップで、フロッピー感覚の手軽な書き込み操作を実現したパケットライトソフトウェア。複雑なインターフェースが存在せず、ドラッグ・アンド・ドロップによるドライブレターアクセスにてファイルをすばやくアクセスすることができます。また、ディフェクト・マネージメント(DRT‐DM)により、再生互換性を保ちながらDVD−RWメディアをフロッピーディスクの様に簡単に取り扱うことができます。
  • Simple Backup(ソニック・ソルーションズ社製)
    面倒なバックアップ作業を簡単に行え、大切なデータやシステムデータもバックアップできるソフトウェア。
  • WinDVD 5(Intervideo社製)
    市販のDVD‐Videoはもちろん個人で作成したオリジナルDVD‐Videoにも対応したDVD‐Video再生ソフトウェア。ビデオデスクトップ機能でデスクトップをスクリーンとしてムービー再生のほか、DVDレコーダーのVRモードで録画したディスクも再生可能です。
この資料に記載されている製品名、およびシステム名は各社の商標、または登録商標です。

【「DVR−A07−J」「DVR−A07−J−BK」の主な仕様】

対応ディスク 書き込み 4.7GB DVD−R for General Version 2.0
/4x−speed DVD−R Revision 1.0 (for Video、for Data)
  6x−speed DVD−R Revision 2.0 (for Video、for Data)
  8x−speed DVD−R Revision 3.0 (for Video、for Data)
4.7GB DVD−RW Version 1.1 
/2x−speed DVD−RW Revision 1.0 (for Video、for Data)
4.7GB DVD−RW Version 1.2 
/2x−speed DVD−RW Revision 1.0 (for Video、for Data)
/4x−speed DVD−RW Revision 2.0 (for Video、for Data)
DVD+R  Version 1.2
DVD+RW  Version 1.2
CD−R、CD−RW
読み取り DVD−R (for Video、for Data)
DVD−RW (for Video、for Data)
DVD+R  Version 1.2
DVD+RW Version 1.2
DVD−RAM Version 2.0&2.1
DVD−ROM(1層、2層)
Audio CD、CD−TEXT、Photo−CD、CD−EXTRA、Video CD、CD−ROM、CD−R、CD−RW
ローディング方式 パワーオープン・クローズ
連続データ転送速度 記録時 DVD−R
8倍速(ZoneCLV) 6倍速 4倍速 2倍速 1倍速
DVD−RW
4倍速 2倍速 1倍速
DVD+R
8倍速(ZoneCLV) 6倍速 4倍速 2.4倍速
DVD+RW
4倍速 2.4倍速
CD−R
24倍速(ZoneCLV) 16倍速 8倍速 4倍速
CD−RW
24倍速(ZoneCLV)※11 16倍速※11 10倍速※12 4倍速
再生時 DVD−ROM(1層ディスク)
静音モード使用時       最大5倍速
パフォーマンスモード使用時  最大12倍速
DVD−ROM(2層ディスク)
静音モード使用時       最大5倍速
パフォーマンスモード使用時  最大8倍速
DVD−R    最大8倍速
DVD−RW   最大8倍速
DVD+R    最大8倍速
DVD+RW   最大8倍速
DVD−RAM 2倍速(CLV)
DVD−Video(1層ディスク)
静音モード使用時       最大5倍速
パフォーマンスモード使用時  最大12倍速
DVD−Video(2層ディスク)
静音モード使用時       最大5倍速
パフォーマンスモード使用時  最大8倍速
CD−ROM    最大40倍速
Video CD  最大9.3倍速
Audio CD(Data extraction)
静音モード使用時       最大9.3倍速
パフォーマンスモード使用時  最大40倍速
CD−R    最大40倍速
CD−RW   最大32倍速
デ−タバッファー容量 2MB
インターフェース ATAPI(PIO Mode4/Multi Word DMA Mode2/Ultra DMA Mode2)
外形寸法 148(W)×42.3(D)×198(H) mm
本体質量 1.1kg
※11 Ultraspeed  CD-RW ディスク使用時となります。
※12 High Speed  CD-RW ディスク使用時となります。

【動作環境】

対応OS Windows XP※13、Windows 2000
※13 本機を接続する前に「Windows XP ServicePack1以降」をインストールして頂きます様お願いします。
CPU Pentium III 800MHz以上を推奨
メモリ 128MB以上(256MB推奨)
ハードディスク空き容量 10GB以上推奨
モニター解像 1024x768  32ビットカラーを推奨
設置姿勢 横置き・縦置き
機器 ビデオ入力機器(ビデオデッキやカムコーダなど)およびキャプチャカードを別途ご用意ください。
※ 本製品は民生用機器であり、業務用扱いには保証対象外となります。

【「DVR−A07−J」「DVR−A07−J−BK」の付属品】

ソフトウェアCD−ROM 1、
「DVD活用ハンドブック」(発行/インプレス) 1、
短絡ソケット 1、取り付けネジ 4、取扱説明書、保証書

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