報道資料：カロッツェリア　HDD［サイバーナビ］4機種を新発売

AVIC-ZH900MD

【企画意図】

　パイオニアは、2003年にカーナビゲーションの新たな方向性として“エージェント”——ドライバーひとりひとりの好みや行動パターンを記憶・学習し、ドライバーに代わって操る——を掲げたHDD［サイバーナビ］を導入し、高い能力による新機能の実現によって、市場から大変高い評価をいただいてまいりました。
　今回の新製品では「渋滞予測機能」や「フィーリングプレイ」など、さらに進化した“エージェント”が、ナビゲーション／オーディオ／ビジュアルを高次元で融合させ、クルマや家の時間的・空間的制約を解消し、新しいカーライフを提案いたします。

【主な特長】

1 ) さらに進化した“エージェント”がナビゲーションはもちろんオーディオ／ビジュアルをも操る

1. 「渋滞予測機能」：過去の膨大な渋滞データを、季節・時刻・曜日などで統計処理し、渋滞予測データとしてHDDに収録^※1。様々な場面でそのデータを活用することができます。
   • 指定した日時の渋滞予測状況を地図上に表示する「渋滞予測MAP」
   • 渋滞予測データに現在の渋滞情報も加味して、より最適なルートを提示する「渋滞予測ルート探索」
   • ルート探索後に、渋滞予測データと現在の渋滞情報を考慮したルートの所要時間を表示する「所要時間予測」
2. 「ドライブプランナー」：ドライバーの嗜好や現況を把握し、きめ細かなドライブプランを作成・管理します。
   • 出かける日時や同行者、目的地を入力すると、その日時の渋滞予測データを活用し、渋滞を考慮したプランを提案
   • 日帰りの気軽なドライブに加え、宿泊プランにも対応
3. 「フィーリングプレイ」（業界初^※2）：ドライバーのフィーリングに合わせてHDDに録音した曲の中から、自動的に選曲・再生することができます。
   • 高性能専用DSPを搭載。CDをHDDへ録音する際にリズムやハーモニーといった楽曲の特徴を抽出し、データ化してHDDに保存
   • 録音時に保存した楽曲の特徴を元に、選択したフィーリング（明るい、ノリがいい、静かな、かなしい、癒される）に合った曲を自動的に選曲して再生
   • 最後まで聴いた曲の特徴がフィーリングに合っていると判断したり、再生している曲がフィーリングと合っていないと意思表示したりすることで、ドライバーの嗜好を学習。使えば使うほどドライバーに合ったフィーリングの楽曲を再生することが可能

2 ) 街並みを3次元立体地図で再現し、ドライブに新しい感動を生み出す「ソリッドシティマップ」

「ソリッドシティマップ」^※3は、収録エリア内の一般道と都市高速で、建物の高さや外壁・看板・信号機・歩道橋・地盤の起伏などを細部までリアルに表現し、街並みを精緻に再現します。一般道走行中には交差点拡大図としても表示可能であり、抜群の位置測位精度を誇る「IQ高精度」によって、エンタテインメント性のみならず、優れた実用性をも兼ね備えました。

3 ) オーディオ・ビジュアルの機能、性能にも徹底的にこだわり、高音質・高品位再生を実現

1. 「オート・インテグラル　サウンド　システム」^※4：「オートタイムアライメント」と「オートイコライザー」の搭載により、わずか数分で全336ステップにおよぶ緻密な自動チューニングを行い、クルマごとに最適な音響空間を実現します。
2. 「ミュージックサーバー4倍速同時録再」：大容量30GBのHDDを搭載し、CD約200枚（約2，000曲）を短時間に録音することが可能（1枚約60分換算）。さらに高性能DSP搭載により、CDの4倍速録音中でも、録音中の楽曲や録音済みの楽曲を再生^※5することができます。
3. 「5．1ch対応・DSPユニットコントロール^※4＆新画面処理IC搭載^※6」：AVIC−ZH900MD／ZH900は別売の5．1ch対応・DSPユニット「DEQ−P9」のダイレクトコントロールが可能となり、理想の音響空間とともに実現する5．1chカーシアターシステムの世界が広がります。また、新開発の画面処理ICを搭載し、画像の解像度と色再現性を向上。音質・音場・映像ともに理想的なAV空間へ発展可能です。

4 ) HDD［サイバーナビ］の多彩な能力を自宅でも活用できる、「リビングキット」を付属

　カーナビゲーションの心臓部であるカーコンピューター部と大容量HDD部を小型ユニット化した「ブレインユニット」は、着脱可能。ホームユース用「リビングキット」に装着し、家庭用TVと接続すると、自宅でも使用することができます。

1. 事前に渋滞予測機能を活用したドライブプランの作成や、ミュージックサーバーに蓄えられた楽曲を自宅で楽しむことなどができます。
2. リビングキットはブロードバンド接続^※7に対応し、インターネット上のGracenote　CDDB^※8の楽曲タイトルなどのダウンロードや、旬のイベント情報をリアルタイムにチェックできる「ライブマガジン」^※9、「ウェザーライブ」などのサービスを活用することが可能です。
3. 将来的には、ブロードバンドによる地図データやプログラムのバージョンアップも予定しています^※10。

5 ) 数々の最先端テクノロジーを搭載

• 1秒間に10回という驚異的なペースで行われるマップマッチング（10ヘルツ測位）により、滑らかで美しい地図走行に加えて、圧倒的な位置測位精度を誇る「IQ高精度」のさらなる向上を実現
• 指定した料金内で有料道を使用するルートが設定できる、業界初^※2「料金考慮ルート探索」。予算までも考慮したドライブを実現
• ミュージックサーバーには、録音時に自動的に抽出した曲のサビ部分を15秒間再生する「ダイジェストスキャン^※11機能」を搭載。まるでTVやラジオのカウントダウン番組のように音楽を楽しむことが可能
• データ通信やハンズフリーを可能にする携帯電話の接続は、NTT　DoCoMoのFOMA、auのCDMA　1X^※12などの次世代携帯電話にも対応。また、CF型データ通信カードにも対応^※13
• AVIC−ZH900MD／ZH900／XH900に抵抗感圧式タッチパネルを装備。新開発ユニバーサルパッドを採用したリモコンも標準搭載し、直感的で的確な操作が可能
• DVDビデオ、DVD−R、DVD−RW（ビデオモード）、音楽CD、CD−R／RW（WMA^※14・MP3対応）を車で楽しむことが可能。後席モニター増設用にリアモニター出力も装備^※6
• 高性能で評価の高いバー・ブラウン「ΔΣ（デルタシグマ）方式1bitD／Aコンバーター」^※4採用により、ノイズの低減と高いダイナミックレンジを実現
• AVIC−ZH900MD／ZH900には「PURE　BLUE」の有機ELディスプレイを搭載。オーディオ利用時の操作性および視認性の向上と、高品位なエンタテインメントを実現
• AVIC−ZH900MD／ZH900／XH900に、ブースターアンプ搭載の新開発ダイバーシティTV・FM多重用フィルムアンテナを付属。車の外観を損なわずに高い受信感度性能を実現

【同時発売の関連製品】

【オプション】

■ 昼間でも夜間でも高い視認性を実現する、薄型設計の小型カメラユニット「ND−BC1」

　対応照度約1．5～10万ルクスの感度自動補正機能を搭載。約25万画素高性能CCD、広視野角レンズ、防水性に優れたアルミカメラ筐体を採用。

【データ更新版関連】

内蔵ハードディスクを当社にてお預かりして、有償にて最新データベースに更新することが可能です。

■「CNVU−400」の対象機種：AVIC−H09／H07／XH09V／XH07V／H99／XH99／XH77
■「CNVU−400Z」の対象機種：AVIC−ZH77MD
■「CNVU−2200」の対象機種：AVIC−H9／XH9
■「CNVU−2200Z」の対象機種：AVIC−ZH9MD

【主な仕様】