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ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。 ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
アルコールチェックなど9つの業務を行う、企業の「安全運転管理者」の実態を調査~昨年4月に義務化されたアルコールチェックの実施率は、約半数に留まる!~
パイオニアは、企業で車両管理もしくは安全運転管理業務を担当する方150名を対象に、安全運転管理者業務の取り組み状況や課題に関するアンケート調査を実施しました。
事業活動において自動車を活用する使用者(事業主)には、従業員が交通事故を起こさないように安全運転を遵守させる社会的責任があり、そのために果たすべき義務が道路交通法で定められています※1。また、日常的に交通事故防止処置を講ずるために、事業主に代わる安全運転管理者の選任が義務付けられています※2。
その中で、安全運転管理者に義務付けられている9つの業務※3が認知・遂行されていないことに加え、酒気帯び確認・記録(アルコールチェック)業務の追加など安全運転管理者の業務負荷が増大している状況も指摘されています。
本調査においても、昨年4月に義務化された白ナンバー車両使用事業者のアルコールチェックの実施率が55.8%に留まっており、その他の義務化されている管理業務については半数を大きく下回る結果となりました。併せて、「日々の書類作成・管理を伴う業務が大きな負担になっている」「情報管理がアナログな手法で行われている」ことがわかり、それらの要因が安全運転管理者の負荷増大および管理業務遂行の妨げになっていると推測されます。その一方で、それらの課題解決に向けて、多くの企業が管理業務の効率化につながるDX・ITツール、車両管理システムの導入を検討するなど、各企業の改善意識は高いことがわかりました。
※本調査データの引用・転載時には必ず当社クレジット表記「パイオニア株式会社」をご記載ください。
「運転者への法令遵守徹底意識」が47.3%と最多。次いで「車両管理・安全運転管理業務の強化意識」が44.0%と、企業として車両管理業務の徹底・見直し意識が高まっている様子が伺えます。
実際に行っている安全運転管理業務について質問すると、2022年4月に施行された道路交通法の改正に伴い、「アルコールチェック」の実施率が最も高かったものの、55.8%と全体の約半数に留まっていることがわかりました。さらに、実際に行っている業務と負担に感じる業務についての回答を比べると、「運行計画の作成(ルート作成・人員配置)」や「ドライバーとの連絡・指示」といった自動化しづらい業務が負担となりやすいことがわかりました。
業務を行う上での課題は、「情報管理がアナログなので記録や確認が手間」「各種データの管理方法がバラバラで突合が手間」「ドライバーから集める書類に提出・記入漏れがある」といった情報の収集・記録・管理に関する内容が上位となりました。車両運行に関する書類を作成・管理する業務が、安全運転管理者の大きな負担となっていることがわかります。また、車両管理台帳と運転日誌、運転者台帳と運行計画など、別々の書類を突き合わせる際に各種データの管理方法が揃っていないことも、業務を非効率にする要因となっているようです。安全運転管理業務の運用・管理を徹底するために、データ管理の効率化・業務工数の削減・運用の仕組み化が求められています。
情報管理に使用しているツールについては、いずれの項目でも「紙の書類」ないし「Excel」「Word」という回答が6〜7割を占めました。
今後の意向については、「管理者向けシステムの導入・改善」に取り組む予定が78.0%、「運転者向けシステムの導入・改善」に取り組む予定が80.0%と、システム導入に対する関心の高さが伺えます。管理者向けシステム・運転者向けシステム共に「3年以内に導入予定」という回答が60%以上を占めており、中でも車両を51〜300台規模で保有している企業では「今後1年以内にシステム導入予定」の割合が高く、中規模〜大規模の企業を中心に今後ますます車両管理システム等の導入が進むと考えられます。
調査結果の詳細はこちら 詳細資料には、各調査項目の社有車保有台数規模別データも掲載しています。
パイオニアは、車両管理、安全運転管理業務を省力化するクラウド型の運行管理サービス 「ビークルアシスト」を提供しています。
通信型ドライブレコーダーとカーナビゲーションを対応端末にラインアップした1,000社以上への導入実績があるクラウド型運行管理サービス。車両の動態管理や危険運転の通知・分析、安全運転指導の自動化、運行コース・日報・業務レポートの自動作成など、高度な運行管理・支援と業務効率化をシンプルな運用で実現します。オプションサービスとして、さまざまなアルコール検知器に対応し、アルコールチェックを含めた車両管理業務全般を効率化する「スリーゼロforビークルアシスト」も提供しています。
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