報道資料:パイオニアと豊田通商、協業でラストワンマイル配送の物流DXを推進

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Pioneer
2023年 2月 8日
パイオニア株式会社

パイオニアと豊田通商、
協業でラストワンマイル配送の物流DXを推進~「Piomatix LBS API」を活用した「最適配送計画サービス」の提供を開始~

パイオニア株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役 兼 社長執行役員 矢原 史朗、以下「パイオニア」)は、豊田通商株式会社(本社:愛知県名古屋市、取締役社長 貸谷 伊知郎、以下「豊田通商」)との協業を通じて、ラストワンマイル配送における物流DXを推進します。

両社の技術基盤を連携させた物流DXソリューションの第一弾が、物流業務における配送プロセスの効率化や省人化を実現するクラウド型の「最適配送計画サービス」です。当社は、独自のモビリティAIプラットフォーム「Piomatix(パイオマティクス)」から商用車の運行ルートを最適化する「Piomatix LBS API」を提供しており、「最適配送計画サービス」における配送ルートの作成や走行距離、所要時間の算出に、当社の「ルート探索API」「ルートマトリクスAPI」が活用されています。拡張性の高いルートエンジンや広カバレッジのリアルタイム渋滞情報、正確性の高い運行時間予測技術から生成されたルート情報によって、受取指定時間の遵守と輸送効率を両立したラストワンマイル配送サービスを実現します。

本サービスは、ウィルポート株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 藤原 康則、以下「ウィルポート」)が全国展開を目指す配送管理システム(Polaris Navi)を主軸とした“オープン型ラストワンマイル配送プラットフォーム(OLP)”に対して、豊田通商から2022年11月より提供を開始しており、さまざまな規模の配送業者と荷主企業の狭商圏共配送を通じて、ラストワンマイル物流における配送サービス向上と業務効率化に貢献しています。豊田通商の調査によると、OLPを利用した配送サービスの11月実績において、配達指定時間に対し94%以上の正確性、総配送時間約12%短縮、総配送距離約20%削減を実現したことが確認されています。

今後も当社は、豊田通商との協業を通じ、日本ならびにグローバルへ向けて「最適配送計画サービス」から提供されるサービスを拡充していくことで、「物流2024年問題」「物流分野のCO2排出量削減」などの社会課題を解決し、持続可能なラストワンマイル配送をサポートしていきます。

「Piomatix LBS API」を使用した
「最適配送計画サービス」イメージ

Piomatix LBS API概要

2023年2月現在、下図に示す3種類のAPIをラインアップ。(今後、順次拡張予定)
本件では「ルート探索API」「ルートマトリクスAPI」が活用されています。

主な特長

  1. 日本の道路環境や利用状況に応じて最適化された独自のルーティングテクノロジー
    経路探索技術に関する80件以上の特許を保有しており、右左折の頻度、Uターン回避、車両の横付けのしやすさ、大型車の交通規制などの走行制約まで考慮した実用性の高いルート探索が可能。
  2. 到着時間予測精度97.2%を誇るシミュレーション能力
    全国の主要道路をカバーするVICS渋滞情報にパイオニア独自のプローブ情報を組み合わせた、膨大な道路カバレッジをもとに渋滞回避ルートを提供。さらに、ルート上の信号有無や信号の待ち時間まで考慮し、実際の所要時間や到着時間に近い精度(97.2%)で予測が可能。
    ※ 当社プローブデータ3.8万トリップを用いた社内評価で算出した交通情報考慮オプション利用時の数値。
  3. 豊富なルート最適化パラメータに基づく「プロフェッショナルサービス」の提供
    100項目以上の豊富なパラメータの組み合わせにより、ルート算出条件を細やかに設計する「プロフェッショナルサービス」(オプション)を提供。「車種」「業種」「エリア」を含む業務特有の制約事項まで考慮した最適ルートを、当社ルートエンジニアがカスタムチューニングします。

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