報道資料:パイオニアの「Piomatix LBS API」が電脳交通のクラウド型タクシー配車システムに採用

ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

Pioneer
2022年 11月 30日
パイオニア株式会社

パイオニアの「Piomatix LBS API」が
電脳交通のクラウド型タクシー配車システムに採用

パイオニアのモビリティAIプラットフォームの新サービス「Piomatix LBS API」が、株式会社電脳交通(本社:徳島県徳島市、代表取締役:近藤 洋祐、以下「電脳交通」)のクラウド型タクシー配車システムに採用されました。配車システムにおける運行ルートの作成や、距離、所要時間の算出に「Piomatix LBS API」の「ルート探索API」が活用されます。

電脳交通のクラウド型配車システムは、低コストで導入可能で、常に更新された最新機能を利用できます。全国のタクシー事業者向けに本システムを提供することで、タクシー業界のDXを推進しています。今回、信頼性の高いルート探索性能や高精度な到着予定時刻情報が電脳交通に高く評価され、「Piomatix LBS API」の採用に至りました。全国40都道府県を超えるエリアで利用されている電脳交通のクラウド型タクシー配車システムを通じて、実用性が高く正確な運行ルートを提供し、安全で便利なタクシー配車・運行の実現を支援していきます。

Piomatix LBS APIを使用した配車サービスイメージ



【タクシー端末側表示イメージ】

<株式会社電脳交通CTO 坂東 勇気氏のコメント>

従来利用していた経路探索APIでは、最短距離が優先されることでタクシーの運行に適さない狭い道路を選択するなど、ルート品質面での課題を抱えていました。当社のクラウド型配車システムとパイオニアの「ルート探索API」を連携することで、タクシー乗務員の感覚に近いルートが算出され安全に運行できることに加え、利用客に対しても精度の高い迎車/到着時刻を案内できるなど、状況に応じた最適なルート提供が可能になりました。また、運用規模に合わせた柔軟な料金体系も導入メリットとして評価しており、今後予定している自治体向け交通ソリューションやMaaS事業などのプロジェクトでも、「Piomatix LBS API」の適用を検討しています。

Piomatix LBS API概要

2022年11月現在、下図に示す3種類のAPIをラインアップ。(今後、順次拡張予定)
本件では「ルート探索API」が活用されています。

主な特長

  1. 日本の道路環境や利用状況に応じて最適化された独自のルーティングテクノロジー
    経路探索技術に関する80件以上の特許を保有しており、右左折の頻度、Uターン回避、車両の横付けのしやすさ、大型車の交通規制などの走行制約まで考慮した実用性の高いルート探索が可能。
  2. 到着時間予測精度97.2%を誇るシミュレーション能力
    全国の主要道路をカバーするVICS渋滞情報にパイオニア独自のプローブ情報を組み合わせた膨大な道路カバレッジをもとに渋滞回避ルートを提供。さらに、ルート上の信号有無や信号の待ち時間まで考慮し、実際の所要時間や到着時間に近い精度(97.2%)で予測が可能。
    ※ 当社プローブデータ3.8万トリップを用いた社内評価で算出した交通情報考慮オプション利用時の数値。
  3. 豊富なルート最適化パラメータに基づく「プロフェッショナルサービス」の提供
    100項目以上の豊富なパラメータの組み合わせにより、ルート算出条件を細やかに設計する「プロフェッショナルサービス」(オプション)を提供。「車種」「業種」「エリア」を含む業務特有の制約事項までを考慮した最適ルートを当社ルートエンジニアがカスタムチューニングします。

サービスに関するお問い合わせ

サービスに関するお問い合わせはこちら

他の報道資料を探す

キーワードで探す

年月で探す